痛いなあ。

 

歯も痛いし、財布も痛い。

 

今日治療に行ってまいりました。

 

約1時間強の処置です。

 

しっかり麻酔も二回にわけてやるし、手術並み。

 

再根幹治療ってなんですか、ですよね。

 

まず根幹治療ってなんだ。

 

どのくらの人がやってるのかな。

 

俗に言う「神経を抜く」治療ですね。「歯の根の治療」とかも言うかな。

 

虫歯が奥へ奥へ、歯髄に達したために神経を除去するってやつ。

 

大概はかかりつけの歯医者さんで保険診療でやってもらう。

 

患者としては普通の虫歯治療とさして変わらない。

 

でも歯の根っこは血管とか神経とか入り組んでて、なかなか難易度の高い処置らしい。

 

保険治療だと、完璧に細菌封じ込めるのが困難で、上記の治療を無事終えて痛みがなくなっても、半数の人は徐々に膿がたまってきたりする。

 

レントゲンでは膿の存在はわかるんですが、セラミック製の高いかぶせもの入れてると、おいそれとそれを壊して治療というわけにはいかず、神経も抜いているので痛みも感じず放置してしまう。

 

はい、私がそうでした。

 

あれは25年前くらいかな、仕事場に近い代官山の歯医者さん。

 

それが今になって、急に激痛になって襲ってくる。

 

神経をとってるのに痛い?

 

免疫力が衰えた時にはぐきに炎症が…とか書いてますけど、よくわかりません。

 

突然やってきて、市販の鎮痛剤がほとんど効かない。

 

土日だと悲惨です。食べ物を噛めないし。

 

片方でしか噛めないと、美味しくない。

 

頭痛薬が効かないといっても、とにかく痛いのでのみまくるわけですよ。

 

これ、腎臓にもよくないんだよね。

 

で、週明けに歯科に行って抗生物質を処方してもらい、やっと落ち着く。

 

これを根本的に直そうとすると、再根幹治療が必要とのことで専門医を勧められた。

 

どうやら歯医者さんは保険医療でやりたがらないみたいなんですよね。

 

最初の根幹治療よりさらに難易度がたかくなる。

 

ラバーダムというゴムのマスクで口を覆ったり、マイクロスコープというでかい顕微鏡を操作して丹念に処置するので保険の対象を超える。

 

ちなみにラバーダムは、2008年に保険適用外となったんだって。

 

ということで今回見積38万円。

 

ざっくり20万円が根幹治療で、18万円がセラミックのかぶせものですね。

 

お医者さんはネットでいろいろ検索して、この人ならと連絡してやってもらいました。

 

結果すごく良い先生です。話しやすいし。

 

さて、教訓。

 

若い時に根の治療が必要になったら、できれば今回のように自費でやってもらった方がいい。

 

初回の治療をちゃんとやるという意味で。

 

でもね、38万と聞くとやっぱり踏み切れない。

 

とりあえず保険でやってもらって、また痛くなったら抗生物質で抑えたり保険治療でのりきる。

 

そういった選択をするのは自然なことです。

 

でも経済的に余裕がある若者だったら自費治療やった方がいいかな。

 

ご両親も遺産相続とか贈与とかできそうなら、お子様には自費の根幹治療を援助してあげるのがいいと思います。

 

根幹治療、侮るなかれ。