5月中旬に健康診断を受けました。
ふだんは大して見もしない健康診断結果。
今回、「腎機能異常を認めます、1-2か月以内に再検査を」とのこと。
予約して再検査に行くことにした。
ひっかかったのは、クレアチニンとeGFRの値。
なんですか、それ?
というか、まず腎臓って何よ。
そこからスタートだ。
お腹の高さ、背中側に左右ひとつづつあるらしい。
知らなかった。
ふたつあるって珍しい。肺もそうか。
入試の共通一次は生物で受けたけど、もうすっかり忘れてる。
Try Itの動画で、腎臓から尿生成のことろを見て見る。
糸球体とか、ぼうまんのうという遥か昔に聞き覚えのある単語が出てきた。
便利だねー。
なんとなく理解した。
腎臓の働きは、いろいろあるみたいだけど、ごくわかり易く言うと血液中の老廃物とか余分な水分をろ過して、排泄すべき尿を作る臓器ということか。
ふむふむ。
じゃあ、この臓器が働かなくなったらどうなるのかな。
「排出されない老廃物が体に悪い影響を与え、さまざまな病気の原因になる可能性があります」だって。
さまざまな病気って、ちょっと歯切れ悪いけどね。
まあ毒がそのまま血中に残ってめぐり続けるのは体に悪いでしょ、ってことか。
先に進もう。
腎臓疾患には成り上がっていくステップがある。
まずは「慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)」。
それが進行すると「腎不全(Kidney failure)」になり、
さらに悪化すると「末期腎不全」になる…でいいのかな。
「末期腎不全」になると生存するための透析とか腎移植が必要になるらしい。
腎臓は通常2-3割しか使ってなくて、のこりは予備として持ってるらしいけど、機能が衰えるとその部分はもう戻らないというから怖いと言えば怖い。
さて、入り口は自覚症状のない「慢性腎臓病 (CKD) 」。
国内で1500万人近くいるらしい。うち約7割が健康診断をきっかけにして発見されるとの説あり。
ポイントは血液検査。血液中にふたつの老廃物の存在をチェックする。
まず血液尿素窒素(Blood urea nitrogen;BUN)。
BUNは肝臓で合成される老廃物。腎臓でろ過されて尿として排出されないといけないのに血液に大量に残ってるのは、腎臓の働きが悪くなってるからだという。
血液1デシリットル、つまり100mlあたりのミリグラムで表す。
基準値は8-20mg。私の場合は17.5g。高めだけどまだ大丈夫なレベル。
次にクレアチニン。
これは筋肉で作られて血中に入る老廃物。これも血液100mlあたりのミリグラム数で表され、基準値以上に血中に残ってるとよくないという。
筋肉で作られるから筋肉率の多い男性の方が生産量も多い。
つまり正常値も女性より男性が高く、Wikipediaでは男性で0.6~1.2mg/dlとある。
自分は1.15mg。受けた健診での基準値は1ミリグラム以下なんで、0.01mgオーバー。これが引っかかった原因みたい。
次に「推算糸球体濾過量(estimated glomerular filtration rate:eGFR)」というのがある。
ちょっと疲れたよ。ここまでたどり着くのにけっこう勉強した…。
もう息切れしてるんだけど。
eGFRの単位はmL/分/1.73m2で、1分あたりに腎臓のすべての糸球体により濾過される血漿量、とのこと。
また後でこのeGFRについて調べよう。
あと、再検査で家で採尿するよう指示されたクレアチニン・クリアランス(CCr)の検査のしくみとか、
食事で塩分多いと腎臓が悪くなるらしいけど、そのメカニズムも知りたいな。
味噌とか醤油とか塩とか多量に摂取してる日本人もそうだけど、キムチ食ってる韓国人もやばいよね。
あとサーディンとかもめちゃ塩入ってるし。