こんにちは、ポテルカです。
久しぶりに本屋をのぞいて、ふたつほど気になった本があり、うち一冊を購入。
色んなコールセンターを渡り歩いた体験談。
携帯電話のコールセンターでは、電話を止められた顧客の抗議と恫喝の嵐。
お客っていっても大概滞納してるんですけどね。
センターの対応のミスを誘って、謝罪を求める人。
何を言っても「すぐつなげ!」を延々連呼して、好条件を勝ち取る人。
クレーマーとわかっていても担当者は自分から電話を切ることはできず、暴言に耐えて丁寧にお願いせざるを得ない。
大変です。精神病むのわかる。
いまや銀行もタダでは預金者にサービスしない時代なんだから、
お客様は神様ですという考え方はやめて、
悪質でコストのかかるお客は出入り禁止にしてもいいと思うけど、そうはしないんですね。
さらに本社はセンターの仕事に通じてない60歳を定年延長させて管理者に据えたりするから、派遣のコールセンター担当はいつまで経ってもキャリアアップできない。
これは年寄りに厚く、若者に厳しい日本の縮図じゃないの?
センターに勤めている人は我慢せずにさっさと辞めれば、人手不足になって待遇が変わってくるんじゃないかとは思うけど、そんな簡単な話ではないか…。
アメリカみたいに業種の組合作ってストライキするとか、できないのかなあ。
著者も耐えて苦しい生活をしながら養育費を払い続ける。
人間ドラマもあって、ひとつ別の人生を体験した気になる。
シリーズ化されてるので読んでいこう。