男子のグラチャンも終了いたしました。
結果は0勝5敗と厳しいものとなりましたが、対戦相手は各大陸の王者です。つまり、ワールドリーグでは日本よりも上のグループ1で戦っているチームです。ひょっとしたら勝てる相手ではなく、相手が若手育成の大会として臨んできた、著しく調子が悪い等の条件があって、初めて希望が見えてくるようなレベルの違いがあります。


出場メンバーはこちら。
セッター 藤井直伸 深津英臣
ウィングスパイカー 柳田将洋 山本将平 石川祐希 山田修造 小野寺太志
オポジット 出耒田敬 大竹壱青
ミドルブロッカー 李博 山内晶大 高橋健太郎
リベロ 井手智 浅野博亮


世界と日本には、大きな差がありました。どのプレーが特にそうとか、そういうことはありません。全てのプレーにおいて、です。


まずは、ワールドリーグのグループ2や、世界選手権のアジア最終予選で無双し、世界レベルだと思われていた柳田選手のサーブ。威力やスピードは世界にも通用するという場面は見られましたが、精度が違いました。

世界には、柳田選手よりも高さはもちろん、パワーのあるサーバー、スピードの出るサーバーはいます。しかしトップレベルの国の選手は、それに加えコースを狙う制度が高いのです。今大会も、柳田選手のサーブが相手選手の正面にいき、軽々とレセプションされてしまうシーンが多く見られました。ボール1個か2個の精度なのでしょうが、その違いが相手を崩せるか崩せないかに繋がってきます。

また、日本には安定して勝負できるサーバーは現時点で柳田選手だけですが、トップチームには何人もいます。そして、速くて強いジャンプサーブだけでなく、ジャンプフローターでも(格下相手ならば)確実に崩せるサーブを仕掛けてきます。日本の李選手や山内選手は、ワールドリーグやアジア最終予選では相手を崩す場面が多く見られましたが、今大会では簡単に返されるケースの方が多かったと思われます。


次に気になったのは、これもまた日本の武器と言われていた繋ぎです。未だに日本の繋ぎは素晴らしいとメディアや諸外国の関係者(こちらはリップサービスかイメージだと思いますが)は言いますが、諸外国のチームの方がこちらも圧倒的に上です。

レセプションやディグでは、セッターがセットできる位置に余裕のあるパスを返します(それだけでなくレシーブした選手も含め全員で、当たり前のように攻撃に入ります)。また、フェイントボールやワンタッチで浮いたボールは確実にセッターの所に返し、日本のようにネットを超えてしまいダイレクトを打たれるシーンは少ないです。

さらに、セッター以外の選手がハイセットを上げる場面でも、リベロの選手はもちろん、他のスパイカーがあげても、きちんとスパイカーが打ち切れるボールを供給します。日本のハイセットはネットに近すぎたり高さが足らなかったりで打ちきれないことが多いです。小さなことですが、ハイセットのシーンを(ブロックにワンタッチを取られることを含めて)チャンスボールで返してしまうか、決められるかがブレイクできるかに直結してますので、試合の勝敗を大きく左右します。


ブロックで世界と差があることについては言うまでもありません。
世界がリードブロック主体で、なおかつ1対1となってしまっても勝負できるぐらい形のしっかりしたブロックで、きちんとコースを塞ぎに来られる諸外国のブロッカーに対し、日本のブロッカーはリードとは言いつつも跳び遅れてしまうことが多く、結果的にゲスブロックをしてしまい簡単に振られてしまい、形もコース塞ぎも良くないブロッカー1人になってしまうという構図です。また、世界が常に4枚以上で攻撃して来るのに対しても、パスが乱れたからないだろうと見切りをつけたところから打たれてノーマークというシーンも見られましたね。



これらの現象は、選手の技量不足だけが問題でしょうか?今シーズンは、他ポジションからコンバートした選手が多く見られました。

大竹選手、出耒田選手は共に、ミドルブロッカーからオポジットに転向した選手です。大竹選手は現在大学でもオポジットですが、出耒田選手は大学時代以来のオポジットとなりました。

それよりも大変なコンバートだったのが、リベロの浅野選手とウィングスパイカーの小野寺選手です。浅野選手は直近の大会までウィングスパイカーで、リベロの経験がありませんでした。また、小野寺選手も直近のU23での活動までミドルブロッカーで、レセプションすらしたことがない状況でした。

選手の適正を見てポジションを変更することは悪いとは思いませんが、その変更を全日本での活動中に、しかもやったことのないポジションをいきなり(グラチャンとはいえ)注目の集まる国際大会でというのは本人達にとってかなり酷なことですね。

ただ、各選手の所属チームにもそれぞれ事情があります。幼い頃から背が高かった選手は、スパイクやブロックの練習を多くさせられ、レシーブの練習はしても少しで、試合では必要ないと言われることがあります。また、大学時代まで攻撃専門のオポジットを務めていた選手も、Vリーグに進めばオポジットには攻撃能力の高い外国人の選手がいますので、試合に出るためにはミドルブロッカーやレセプションをするウィングスパイカーにコンバートする必要が出てきます。その時にミドルブロッカーに転向すると、リベロと交代するそのポジションでは、いよいよレシーブ不要となるのです。こうして(世界と比べて圧倒的に)繋ぎのできない日本のミドルブロッカーが出来上がるのです。

諸外国の選手は、ミドルブロッカーでもバックアタックを打つなど、基本的なプレーはできますが、日本のミドルブロッカーはクイックしか打てない選手もいて、基本的なプレーがままならないこともあります。今回ウィングスパイカーとして出場した小野寺選手は、元々ミドルブロッカーなので、その被害者と言えるでしょう。初挑戦(の割には何とか堪えていた印象)のレセプションに加え、普段は打たないハイセットまできてしまい、難しいプレーが続いたと思われます。ですが、転向して1ヶ月で世界トップレベルのブラジル戦にスタメン出場できたことは、非常によい経験をしたと思いますので、次に繋げて欲しいです。


世界トップレベルのチームに勝つために、日本の選手も当たり前のプレーを全員が当たり前にできるようにする。その為には、バレーを始めた頃から全てのプレーを経験することが大切になっていくのだ、と改めて感じたグラチャンでした。

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お久しぶりです。

新生全日本が発足どころか、女子はグラチャンが終わり、今年度の大会は全て終了してしまいました。

グラチャンは2勝3敗の5位。アメリカにフルセットとなったりブラジルに勝ったりと、国名に萎縮してストレートで負けることはなくなったですね。

メンバーは
セッター 冨永こよみ・佐藤美弥
リベロ 井上琴絵・小幡真子
ウィングスパイカー 新鍋理沙・内瀬戸真実・鍋谷友理枝・石井優希・野本梨佳・堀川真理
ミドルブロッカー 荒木絵里香・島村春世・奥村麻依・岩坂名奈

世界との差は何だったのか、簡単に思ったことを綴ります。


1番感じたのは、攻撃枚数の差です。今大会は長岡望悠選手・古賀紗理那選手を怪我で欠いた状態で大会に臨みました…が、そこが原因ではないようです。

セッターが冨永・佐藤選手に代わり、今年はMBを使うケースが増えました。その結果、元々攻撃力の高い荒木・島村・奥村選手が得点を量産する試合が増えたのです。

ただ、レセプションを重視するあまり、新鍋・内瀬戸選手を外すことが厳しく、オポジットの新鍋選手が後衛時に、少しでもレセプションやディグ乱れるとバックアタックがなくなり、レフト1枚の攻撃しかなくなってしまうケースが多くありました。もっといえば、前衛のレフトがディグ、特にフェイントボールを上げた際には攻撃が0枚のケースもありました。

新鍋選手や内瀬戸選手がリーグでも本数が少ないながら見せるバックアタックを使えば解決!と思うかもしれませんが、そうではありません。リーグでもたまにしか見せないということは、それほど効果のある攻撃ではないのです。

レシーバーまでの距離があるバックアタックは、(身長でなく打点の)高さがあってコートの様々なコースに打ち分けられ、レシーバーがいたとしても弾けるほどのパワーが必要となるのです。それがどちらもない選手のバックアタックは、ブロックにかかったり、チャンスボールとして処理されたりしてしまいます。

では、バックアタックを打てる選手を入れればいいのではないか!という話に変わります。ただそうすると、日本でバックアタックを打てる選手はレセプションが免除され、ディグが苦手な選手が多い為、ディグが上がらないというケースが増えるのです。レセプションをする人を決められますが、ディグはそうはいきません。また、今大会の内瀬戸選手の対角に入る選手は、前に新鍋・内瀬戸選手が揃った状態でもディグに臨まなけねばならなくなりますので、ブロックの上から打たれるケースも増え、通常よりも負担が大きくなります。

本来ならば石井選手が入っていくところですが、今シーズンは、ワールドグランプリから不調の為に固定できません。攻撃でブレイクした野本選手も、ディグが苦手なことに加え、韓国のように自分が高さで優位に立てる相手以外にはブロックに捕まるケースが多いため、ブロックのしっかりした相手には出場が増やせませんでした。

とすると解決策は、高さのあるウィングスパイカーを複数入れる(理想は対角を組み、オポジットにも攻撃力の高い選手を入れる)ことです。ディグの分を直接得点を挙げれるブロックで補うのです。スパイカーに高さが出てくれば、ハイセットでもある程度は打ち切ることができます。そういう選手が入れば、レセプションが多少乱れても攻撃枚数は減りません。世界は今はこのような対角を組む国がほとんどです。さらに、レセプションやパスは高くしてスパイカーがしっかり開けるようにするのも世界の動きです。

ただ問題は、先ほども述べたように、日本にはレセプションに参加する大型ウィングスパイカーが少ないのです。ただし、今は古賀・石井選手の他にも、井上愛里沙選手や黒後愛選手等、レセプションに参加している攻撃力のある大型ウィングスパイカーはいます。この選手達に、世界のサーブでのレセプションや、ブロックの高さ等を体験しておいて貰いたかったですね。


ただ、新鍋選手や内瀬戸選手は素晴らしい活躍でした。低いAパスにこだわるバレーならば、この先も外せない選手となるでしょうが、攻撃枚数のことを考えると彼女達がサブにいるようなチームの方が希望がありそうですね。

男子も苦戦中ですが…

頑張れ全日本!!



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東レのホームページにて、迫田さおり選手の引退が発表されました。

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迫田選手は鹿児島西高校出身で、高校時代に全国大会の経験がありません。下北沢成徳や九州文化といった、全国常連の名門校出身の東レとしては、非常に珍しい選手です。

そんな中でもレギュラーをつかんだのは、2009/10シーズンのVプレミアリーグです。当時東レは2連覇中で、3連覇のかかるシーズンでした。そのシーズンの東レは、外国人バルボッサの不調、大山加奈さんの怪我で、ドミニカのエース・デラクルス選手、アテネオリンピック金メダリストの張越紅と続いてきた、木村沙織さんの対角が定まらずにいました。

そこで抜擢されたのが迫田さおり選手です。持ち前の跳躍力から放たれるバックアタックは切れ味抜群です。そんな迫田選手がスタメンに定着したのは、09年末に行われた皇后杯です。キムヨンギョン選手や竹下佳江さん、大友愛さんらを擁し当時リーグ開幕から負けなしだったJTマーヴェラスへの勝利の立役者となったのです。

しかし、スタメンに定着したものの、まだ波のあった為、皇后杯は準決勝にて敗退。その後のリーグでもセット毎に波がある等安定はしていませんでした。それでも木村沙織さんの他に荒木絵里香さん、中道瞳さん、濱口華菜里さんら黄金期を支えた完成されたチームの中で、迫田選手は伸び伸びとプレーさせてもらっていました。止められても、まるできちんと決めてこいと言っているような中道さんのトスで、試合中に立て直すことも多くありました。

そのシーズンのファイナル。相手はJTマーヴェラスでした。レギュラーラウンド1位、セミファイナルも1位で通過したJTが有利に試合を進めるといった予想が多くありました。序盤こそJTのサーブでリードを広げたものの、バルボッサに代えて当時キャプテンの芝田安希さんが投入されると流れが変わります。次々に決まる木村・迫田選手の両レフトは、互いに20得点を超える大活躍で、JTマーヴェラスをセットカウント3-0で降しました。迫田選手は木村・荒木選手とともにベスト6入りを果たしました。

その功績が評価され、迫田選手は2010年に初めて全日本に選出されます。全日本でも木村さんの対角かと思われましたが、江畑幸子選手が大ブレイクし、スタメンになりました。迫田選手は控えからチームの流れを変える働きを担いましたが、世界選手権初戦、ポーランド戦にてその役割を果たします。「攻撃の数字だけがポーランドに劣っていた」ということで第3セットから投入された迫田選手は、前から後ろから大活躍し、チームの勝利に貢献しました。チームは躍進を果たし、銅メダルを獲得しています。

その後2011.12と続けて選出され、すっかり全日本選手としておなじみとなった迫田選手は、ロンドンOQTに出場を果たします。江畑選手が既にスタメンとして活躍していた為、なかなか出場のチャンスはありませんでしたが、大事な場面で出場機会が訪れます。絶対に負けられない状況のキューバ戦に途中出場すると、バックアタックで10点以上叩き出す大活躍でチームを勝利に導きます。更に、ロンドンオリンピック3位決定戦の韓国戦では、スタメン出場を果たします。OQTで負けていた嫌な相手でしたが、23得点を挙げる大活躍で、チームを勝利に導き、ブロンズメダルポイントを灯しました。「最後は迫田〜!!やったーー!!」のシーンですね。

2013年以降は肩の怪我に悩まされ、また、スコーピオンやMB1、ハイブリッド6といった新戦術の中心とされた迫田選手は、慣れない動きにも悩まされました。リーグでも、荒木選手の退団や木村さんのトルコ移籍などもあり、攻撃の負担が増加しました。

2016年のリオOQTでは、長岡望悠選手の控えとして出場。ピンチサーバー等として活躍していました。メダリストとして本領を発揮したのは、タイ戦です。絶対絶命の場面から出場し、第4セット終盤では、気迫のこもったプレーでチームを引っ張りました。最終セットは、運にも味方されましたが、最後の得点を決めるなどチームの勝利に貢献しました。本大会でも、迫田選手は要所で出場。存在感を示しました。

最終シーズンとなったVプレミア16/17は、引退を決めていた木村沙織さんを連れ戻し、一時は入替戦も見えたものの、ファイナル6進出を果たしました。木村さんが引退した後に行われた黒鷲旗でも、(10/11シーズン以来)レセプションに参加するといった最後まで新たな挑戦をしてくれました。


代名詞となったバックアタックはもちろん、多くのプレーで感動を与えてくれた迫田選手ですが、人柄もファンを増やす大きな要因でしたね。

ロンドンオリンピックでは、サポートメンバーとして帯同し、直前に帰国した石田瑞穂選手のユニフォームを下に重ねて3位決定戦に出場。「ミホ(石田選手)がいてくれたから…」と石田選手を労う言葉をかけました。

プレーでも決して器用ではない迫田選手が直向きにスパイクを打ち続ける姿に、応援したくなると思った人が多いのではないでしょうか。


長い間お疲れ様でした。ゆっくり休んでください!


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先日、木村沙織選手が引退をしました。
木村選手が日本代表として大きな大会に初めて出場したのは、2003年のワールドカップ。そこから、2016年のリオデジャネイロオリンピックまで14年間、たくさんの選手とプレーをしてきました。

03〜16まで、その年の最終の大会まで名前が残った選手だけでも(私が調べて)61人。このことがどれだけ凄いかは、文章にするよりも、名前を見ていただいた方がわかるかと思います。
今回対象はオリンピック、OQT、グラチャン、世界選手権、ワールドカップです。WGPは登録人数が多かったり出場しなかったりするので、省きました。グラチャンは大会の規模が違いますが、WGPを省いているので、その年のみの選手の名前が消えてしまうので入れました。また、木村選手が代表入りする2003年より前は、この年数には入っておりません。

61人もいるので、コメントの多い少ないはありますが、ご了承ください。


吉原知子 MB 03〜04
現JTマーヴェラス監督であり、木村選手初代表時のキャプテンです。「お母さんみたい」と発言したこともあり、本当に頼りになるキャプテンだったようですね。先日のオールスター戦では、アテネオリンピック以来、同じコートに立ちました。

辻知恵 S 03〜04
アテネオリンピックに共に出場した、頼りになるお母さん的存在です。

佐々木みき WS 03〜04
アテネオリンピックまでの期間、木村選手がスタメンで出場しても堂々とプレーできたのは、控えに絶好調の佐々木さんがいたからでは?と言っても過言ではない選手でした。

成田郁久美 L 04
アトランタオリンピックにも、スパイカーとして出場した彼女は、木村選手と同じまさにオールラウンダー。たくさん盗めるプレーがあったのではないでしょうか。

大沼綾子 OH/MB 05
ミドルやオポジットに入る機動力のあるサウスポーでした。

板橋恵 S 05
気合いの入ったロングサーブが武器のセッターでした。

吉澤智恵 WS 05
スペイン等でも活躍した名プレイヤー。09〜10年にも、WGP等に出場しています。

宝来麻紀子 MB/OH 03・05〜06
長身を生かしたブロックでチームに貢献しました。

菅山かおる L/WS 05〜06
木村選手不在の05WGPでスパイカーとしてブレイク。木村選手復帰後は、リベロとして活躍しました。

高橋翠 S/WS 06
木村選手がセッターとして練習をしていた頃、ツーセッターの一角として期待された、サウスポープレイヤーです。

小山修加 OH 06
中国からの帰化選手。走り高跳びで培ったジャンプ力を武器に、得点を量産しました。

落合真理 WS 06
木村選手にとって成徳学園高校の先輩にあたる選手です。

石川友紀 MB 06
木村選手にとって初めて、全日本で年下のプレイヤーが大きな大会に出場しました。

大山加奈 OH 03〜05・07
アテネオリンピックにも出場した大山さんは、木村選手の高校・東レでの先輩です。アテネでは同部屋で生活していたそうです。

大村加奈子 MB/OH 03〜04・07〜08
ピンチブロッカーとして、アテネ・北京オリンピックに出場しました。全日本では、相手チームのエースになりきってプレーしていました。

高橋みゆき WS 03〜04・06〜08
03〜04までは、木村選手がおそらく日本では唯一、「この人の控え」という使われ方をしていた選手です。05にスタメンを獲得してからは、互いに控えのいない選手として頑張りました。木村選手の天井に向かって打つブロックアウトは、まさに高橋さんのブロックアウトそのもので、お手本にしていたことがわかります。05はWGPに木村選手が不在、グラチャンに高橋さんが不在ですれ違いました。

杉山祥子 MB 03〜08
木村選手と同じく怪我の少ない鉄人バレーボーラーでした。スピードと高さを武器に、アテネ・北京と2大会オリンピックに出場しました。

櫻井由香 L 05・08
北京オリンピックにはレシーバーとして出場。貴重なピンチサーバーとしての出場もありました。

多治見麻子 MB 07〜08
現トヨタ車体クインシーズ監督。バルセロナオリンピックに出場した大ベテランは、チームを支えるバックアッパーとして07に合流。北京オリンピックでは、流れを変える役割を果たしました。

河合由貴 S 07〜08
高校3年生でワールドカップに出場した河合選手は、前回大会の「スーパー女子高生」というキャッチコピーを木村選手から受け継ぎました。

狩野美雪 WS 08
守備の安定感が抜群の狩野さんの活躍で、木村選手の北京オリンピックチームNo.1の得点が生み出されました。

庄司夕起 MB 07・09
06WGPで衝撃デビュー。スパイク・ブロックと献身的にチームに貢献しました。

冨永こよみ S 09
下北沢成徳出身の冨永選手。高校時代はスパイカーでした。

坂下麻衣子 OH 09
09WGPで、狩野舞子選手とダブルマイコとしてブレイク。コート後方からのロングサーブで世界を苦しめました。

濱口華菜里 L 09〜10
全日本ではレシーバーとしても活躍。10世界選手権では、出場はなかったものの影からチームを支えました。また、木村選手とは、東レで木村選手入団の04〜12/13シーズンまで共にプレーをしました。

栗原恵 WS 03〜04・07〜10
03ワールドカップで木村選手と共にデビューし、栗原選手は大山加奈さんとメグカナとして大ブレイクしました。07〜09は対角を組み、全日本の苦しい時代を、共に成長しながら支えました。アテネオリンピックメンバーでは、唯一の現役選手です。

井野亜季子 L 06・10
代表では数少ない木村選手と同世代プレイヤーでした。ジュニア時代から同じ東京で、何度も対戦のあった仲良しのプレイヤーです。

森和代 MB 11
相次ぐミドルの怪我で急遽招集された、ベテランミドルです。少ない出場機会でも、いぶし銀のプレーを見せてくれました。

竹下佳江 S 03〜12
木村選手の初代表からロンドンオリンピックまで、苦楽を共にした名セッターです。高校生だった木村選手を世界トッププレイヤーに育てたといっても過言ではありません。木村選手が納得いくまで練習に付き合ってくれた竹下さんからは、精神面、技術面でたくさん学ぶことがあったはずです。言うまでもなく、代表でプレーした年数が最も長い選手であり、ほとんどコートを離れることのない2人は、最も多くの国際試合で共にコートに立ちました。

大友愛 MB/OH 04〜05・10・12
アテネオリンピックに出場後、木村選手不在のWGPでは、OPを務めました。出産・怪我後復帰したロンドンオリンピックでも、イタリア戦をはじめ得点を量産、木村選手の攻撃面での負担を軽くしてくれました。

井上香織 MB 09〜10・12
銅メダルを獲得した世界選手権では、ブロックで大貢献しました。ロンドンオリンピックでもチームNo.1のブロック力を示し、まさにブロック女王でした。

狩野舞子 WS 11〜12
04アテネオリンピック直前に初招集されるも、度重なる怪我に悩まされました。09WGPでブレイクするも、再び怪我。しかしそれを乗り越え、ロンドンオリンピックに出場しました。

岩坂名奈 MB 11〜13
11ワールドカップで大ブレイク。4位に大きく貢献しました。しかし、その後は怪我や、全日本のMB1やハイブリッド6に悩まされました。

平井香菜子 MB 12〜13
ミドルの度重なる怪我で緊急招集。オリンピック出場こそなりませんでしたが、ロンドンオリンピック出場権獲得に大きく貢献しました。

永松幸乃 S 13
13グラチャンで、控えセッターとして活躍しました。

近江あかり WS 13
身長が低いながらもスパイク・ブロックに大活躍の近江選手。全日本は辞退したりとあまり縁がありませんが、常にレベルの高いレシーブ等のプレーを見せてくれます。

佐野優子 L 03・07〜12・14
木村選手と共に、世界の攻撃から長年コートを守り続けた選手です。木村選手がパスヒッターでありながら、エースとして攻撃に専念できたのは、佐野さんのおかげです。全日本のコートで、木村選手と共に最も多くのレセプションをしてきた選手です。また、ブロックの得意ではない木村選手の真後ろ、ライトからのストレートコースのディグを上げまくっていた佐野さんは、まさに地球No.1リベロです。

石田瑞穂 WS 09〜11・14
09グラチャンにて、怪我の栗原選手に代わって出場しブレイク。10世界選手権3位決定戦では、江畑選手に代わり木村選手の対角でプレー。銅メダル獲得に大きく貢献しました。ロンドンオリンピックでは、メンバーには入れませんでしたが、サポートメンバーとして一時チームに帯同しました。

中道瞳 S 10〜14
10世界選手権直前に、セカンドセッターとして急遽招集されました。とはいっても、優勝セッターであり、木村選手や迫田選手、さらには荒木選手(当時)ともチームメイトだった為に、難なく竹下さんのバックアップを務め、銅メダル獲得に貢献しました。ロンドンオリンピックでも、準々決勝中国戦で試合を決めるサービスエースを決め、メダルに大きく貢献しました。選出されてから引退の14まで、毎年ベスト4以上の成績を収める大会のあったセッターです。また、代表選出以前は、代表で出た課題をチームで試してみる役割を果たしていました。

江畑幸子 OH 10〜14
全日本で木村選手の対角を、最も長く務めた選手かもしれません。広角で力強いスパイクで、チームを世界選手権やロンドンオリンピックで銅メダルに導いた選手です。「頑張りあい」を合言葉にプレーしていたそうです。15にはアキレス腱断裂で離脱。16WGPには出場しましたが、OQTやオリンピックには出場なりませんでした。

新鍋理沙 WS 11〜14
10世界選手権で銅メダルを獲得しましたが、レセプションスパイカーが不足しているということで11に招集されました。当初は波もありましたが、ワールドカップ後半から安定感のあるプレーを発揮。12のOQTやオリンピックでは、木村選手佐野さんと共に、レセプションの中心として試合に出場しました。特に中国戦では、新鍋選手が守備にいてくれたからこそ、木村選手は攻撃に専念できたのだと思います。3位決定戦の韓国戦では、逆に新鍋選手が迫田選手とともに攻撃面を引っ張りました。

高田ありさ WS 14
世界選手権に「アジアンビューティー」というキャッチコピーとともに出場しました。代表では1年だけですが、木村選手とは春高決勝で戦った仲であり、東レの同期でもあり、高校卒業後は木村選手がトルコにいた期間を除く全てのシーズンで同じチームでプレーしました。東レの仲で、最も木村選手と共にレセプションをしていたパスヒッターだと思われますので、試合数はNo.1かもしれませんね!

大野果奈 MB 14
MB1という厳しい条件の中でしたが、多くの試合で出場機会を得ていました。クイックやオープントスに加え、最近では移動攻撃もものにした大野選手は、これからの活躍にも期待です!

筒井さやか L 14
献身的なプレーでチームを支えました。海外チームでプレーする等、意識の高い選手です。

古藤千鶴 S 15
初選出された年にいきなりオリンピック出場権のかかるワールドカップ。ベテランらしい落ち着いたプレーも見せてくれました。

佐藤澪 L 15
小柄ながら、正確な読みで海外選手のスパイクをディグし、チームの守備を盛り立ててくれました。

内瀬戸真実 WS 15
パスヒッターとして、木村選手と共にというよりは、木村選手が不調の際に交代して、流れを変えてくれる存在でした。リオオリンピックは直前でメンバーから外れましたが、今後全日本での活躍にも期待です。

荒木絵里香 MB 05〜12・16
高校時代からの先輩で、東レや全日本でも共にプレーした、辛いことから楽しいことまで、全てを共有した選手だと思います。北京オリンピックでは強烈なスパイクと粘り強いブロックを武器に、ブロック賞も獲得しました。東レでも木村選手とチームを引っ張り3連覇。キャプテンとして出場したロンドンオリンピックでは銅メダル獲得に貢献。出産のため一時コートから離れますが、木村選手がキャプテンとして苦しんでいた16に復帰。リオオリンピックには3度目の同時出場を果たしました。木村選手は引退しましたが、まだまだ現役です!

山口舞 MB/WS 09〜12・14〜16
09グラチャンで狩野舞子選手の怪我で緊急招集され、大活躍。不動のメンバーとなりました。10世界選手権では機動力を生かし銅メダルに大きく貢献。11以降はレセプションの関係で新鍋選手の出場も増えましたが、ここぞという時に流れを変えてくれる存在でした。

迫田さおり OH 10〜16
長年に渡り東レや全日本で、木村選手と共にプレーをしました。ロンドンオリンピック3位決定戦では、木村選手の対角に入りブロンズポイントを決める活躍。リーグ戦含めると、全選手の中で、最も木村選手の対角に入る試合が多かった選手かもしれませんね。バックアタックで木村選手の攻撃の負担を減らしたりして、まさにWサオリの活躍で支えられて最近の東レアローズがあると思います。

座安琴希 L 11・13・15〜16
声でもチームを盛り立てる選手です。キャプテンという立場が苦手な木村選手にとって、座安選手がリオオリンピックのメンバーにいたことは、とても助かることだったかもしれませんね!

長岡望悠 OH 13〜16
15ワールドカップから、世界と戦う力を急激につけてきました。木村選手よりも得点を多く重ねる試合は多く、まさに新時代のエースという感じでしたね。今は怪我で離脱中ですが、これからの活躍にも期待です。

佐藤あり紗 L 13〜14・16
類まれな運動神経で守備範囲の広い佐藤選手は、木村選手の守備の負担を減らしました。リオオリンピックでは、石井選手や鍋谷選手が入る選手に攻撃に専念できるよう、木村選手とともにコートの大部分のレセプションを請け負いました。

石井優希 WS 13〜16
憧れの選手は木村選手ということで、久光入団の頃は、スパイクフォームも木村選手そっくりでした。苦手だったレセプションも改善されつつあるので、オリンピック経験者のパスヒッターとして、この先チームの中心として引っ張っていって欲しいですね。

大竹里歩 MB 13・15
下北沢成徳出身で、木村選手の後輩にあたります。先日の黒鷲旗での怪我が心配ですが、将来に期待のミドルですね。

宮下遥 S 14〜16
13WGPから本格的に代表デビューしました。大型セッターながら、レシーブやサーブにも定評のある宮下選手は、コミュニケーションを取るのが苦手でしたが、木村選手が気にかけてくれたことで、全日本でも打ち解けることができました。

古賀紗理那 WS 15〜16
サオリン2世と期待される選手です。憧れは木村選手ということらしいので、そのように言われる機会はますます増えると思いますが、古賀選手は古賀選手らしく頑張って欲しいですね。武器は、バランスの取れたプレーもですが、ダイナミックなフォームから放たれるスパイクだと思いますので、木村選手以上に相手を吹き飛ばすパワー等を身につけてくれるといいですね。

島村春世 MB 15〜16
常に攻撃に参加しようとする意識の高いミドルです。ワールドカップからスタメンを獲得し、攻撃力の低いと言われてきたミドルでしたが、しっかりと攻撃でチームに貢献しました。

鍋谷友理枝 WS 15〜16
流れを変えるムードと、ブレイクチャンスを作るサーブでチームに貢献しました。リオオリンピックでは、木村選手の対角に入る機会も多くありました。

丸山亜季 L 16
リオオリンピック出場こそ叶いませんでしたが、正確な読みと反射神経で、OQTではオリンピック出場に大きく貢献しました。

田代佳奈美 S 16
代表1年目からOQTやオリンピックといった大舞台でした。それでも木村選手とは東レでチームメイトなので、しっかりと合わせていけました。オリンピックでは出場機会も多く、劣勢の場面を落ち着かせたり、最終アメリカ戦でも終盤木村選手にボールを集め、見せ場を作ったりしました。オリンピック後のリーグでも、木村選手最後のシーズンで正セッターとして共にプレーしました。



以上、61選手でした。この他にも、ワールドグランプリ等を含めれば、谷口雅美さんや橋本直子選手、東レでもチームメイトだった森万里子さんら多くの選手とプレーをしています。



木村沙織さん、今までお疲れ様でした。そして、たくさんの感動をありがとうございました!


最後におまけです。
封筒を同封すると貰えたステッカー。


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インスタに乗せたら、いいね!も貰えました。笑
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