家庭的ではなかった父を、許した日 | やさしいカウンセリング 心屋*東京都

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東京で活動している、心屋認定カウンセラーです。
元・保育士、元ひきこもり。

現在、親子(父・子)でカウンセラーとして活躍中♪

 
 
心屋認定カウンセラーの、
 
夏河和弘です。
 
 
大学で講師をやっている父の
 
アシスタントをしてきました。
 
 
 
まさかこんな日が来るとはね(^∇^;)
 
 
 
 
※ この投稿は、再投稿だよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
父のアシスタントとして、付くことで
 
初めて父の授業を
 
見ることになったんだけど
 
 
 
父の授業は面白い。
 
 
今まで見てきた人の中で、一番です。
 
 
 
身内だから、そんなことを言っている訳じゃないよほっこり
 
 
くやしいけど
 
自分が今まで見てきた人の中で、
 
父が、1番面白い講義をする人だった。
 
 
 
本人には伝えてませんが。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
父は、家庭的な人ではなかった。
 
 
だけど、
 
〝父親とはこうあるべき〟みたいな思い込みを持っていたので(父がね)
 
 
当時の父は、家庭で頑張り
 
仕事で頑張り…
 
気の休む日がなかったと思う。
 
 
 
そんな父は、家庭では常に情緒不安定で
 
ささいなことをキッカケに起爆する、爆弾のような人だった。
 
 
 
だから私はそんな父を、当時は憎んでいた。
 
 
自分の心がオカシクなったのも、父が原因だと考えていた時期もあった。
 
 
 
 
 
 
だけど、今日
 
父が働いているところを目の当たりにして
 
 
父の居場所は、家庭ではなかったのだと
 
知った。
 
 
 
こんなに楽しそうに働く人を
 
〝理想的な父親になってほしい〟と
 
ダダをこねていたのだ。
 
自分は。
 
 
 
仕事の場で、こんなに輝く人を
 
家庭的になってほしいと
 
思っていたのだ。
 
 
 
 
 
父親に対して、家庭を大切にしてほしいと願うのは
 
子どもにとっては、当たり前だったかも知れない。
 
 
 
だけど
 
 
今日、父の楽しそうに働いている姿を目の当たりにした時
 
若い子からお年寄りまで、たくさんの生徒から、あまりにも親しまれている父を見て…
 
 
この人は、家庭で輝く人ではないことを知った。
 
 
 
 
無理があるのだ。
 
 
こんな人に、家庭的になれ、というのは。
 
 
 
そして父のような人が、自分の持つ能力を最大限に発揮して輝くには
 
家庭的には、ならない方が良かったのである。
 
 
 
 
 
私は、この日
 
家庭的ではなかった父のことを
 
心から、許すことになった。
 
 
少しだけ、切ない気持ちになった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
父のモットーは、
 
〝いいかげん〟
 
で生きること。
 
 
 
心屋では
 
〝ま、いっかぁ〟
 
とか
 
〝大丈夫〟
 
という言葉を使っているね。
 
 
 
 
くしくも、自分と同じようなことを
 
信条にしていたのだ。
 
 
 
 
 
 
父と(笑)
 
 
 
すごくない?
 
実の父と、こんなことが出来るようになるなんてね。
 
 
 
 
さて、今日は
 
90分×5 コマの授業のアシスタントをしたから、疲れた。
 
 
明日も、今日と同じ
 
90分×5 コマを回してきます。
 
 
 
そして父は、いま
 
明日返却する、生徒たちのレポートを採点しています。
 
 
いったい何時に終わるやら…
 
明日もあるというのに。
 
 
マジで、この人には頭が上がりません。