私も、たまには、近場のホールで行われるコンサートを
聞きに行っております。
私は、身元がばれることを極端に避けておりますので、
コンサート情報を詳しく述べることはできないのが残念ですが。
仕事柄、音楽に夢中になっている姿はばらしたくはない。
さて。
先日、行ったピアノコンサート。
若いピアニストさんが複数、参加されるタイプのものです。
ピアニストさんにとっては、同窓会というか、
発表会というか、という感じだったのではないでしょうか。
私は、前の方でピアニストのお顔が見える席に座りました。
顔が見える席に座ったのは初めてです。
その中でお一人、
女性のピアニストさん。
とても美しい方ですが(他もみんな、綺麗な方でしたよ。)
曲に合わせて、
かなり大きな口をパクパクさせながら弾いていて、
しかも、私はその曲をよく知っていたので、
ラ~ソファミレミファ~
と歌っているのがはっきりとわかりました。
(声は出ていません。)
全然、嫌な印象は受けていません。
ああ、歌ってるんだ。
美人さんだけに、微笑ましいです。
しかし、かなりのパクパクで、
そっちに注目してしまい、音に集中できないので、
見ないようにして演奏を聞いておりました
もしかしたら、
その曲を本格的な舞台で弾くのは初めてではないか、
テンポのゆったり感と、
かなりわかりやすい、「こういう曲だ」、「こう弾いています」
的なものがあり、明瞭な演奏でした。
日本人の話す英語は聞き取りやすいけれど、
ネイティブの話す英語はさっぱりわからない。
みたいな(ちょっと違うかな?)
しかし、明瞭ゆえにとても勉強になりました。
実際、プロフィールを見ると、まだ、大学に籍を置き、
先生の師事を受けている方です。
師事者には有名ピアニストの名前もありました。
驚いたことに、
自分が弾いていたのとはリズムが1箇所、
違っていることに気づきました。
とても速い部分で聞き逃してしまうところですが、
あれっと思いました。
後から家に帰って楽譜を見ると、
やはり、私が間違って弾いておりました。
今までに誰からも指摘されたことはありませんし、
演奏も何回も聞いているのに気がつきませんでした。
ピアニストさんの演奏が、
大変に、慎重で、わかりやすい演奏だったから
気づくことができたんでしょうね。
若手の演奏家のコンサートでしたが、
とても充実したもので、多くの収穫がありました。
若手の、ひたむきな演奏だからこそ、伝わってくるものがあります。
どのくらい、その曲に向き合ってこられたことでしょうか、
実力は十分あるにも関わらず、ものすごく慎重に弾いておられ、
実力不十分の私が、これまで、あんなに慎重に弾いたことが
あっただろうかと振り返ってみたり。
話しは全く変わりますが、
1年前くらいに、膝がポキポキ鳴っていて、
階段上ったりするときはポキポキ過ぎて痛いし、
誰かと一緒だと恥ずかしかったのですが、
いつの間にか全く鳴らなくなっていました
いつから鳴らなくなったのかもわからないくらいです。
治るものなんですね。
体って不思議ですね
ではまた。
ありがとう