ここしばらく、いいねもできませんでした。

今週初めに、大切な仕事が終わり、

ようやく人生の春を迎えた心境でおります(笑)

 

とは言っても、ピアノの練習をしていなかったというわけではない。

仕事の息抜きにピアノ、ということでもない。

むしろ、ピアノや音楽は、精神の支えですね。

 

仕事というのは、

どんな仕事でもそうだと思いますが、

責任と信頼。

 

私が仕事において怠け心が出ないようにするのが音楽であり、

演奏できる楽器でいえばピアノです。

 

仕事は、成果が求められますが、

どんなに頑張っても相手の望むような結果を出せないことも

ままあります。

医者がすべての患者を救えるわけはないように。

 

そのとき大切なのは、説明です。

説明には責任と信頼が必須です。

それと誠実さかな。

 

すぐれた音楽は、私の精神を鍛え抜いてくれます。

 

 

 

さてさて。

前回のブログで、

ワルトシュタイン伯爵の「モーツアルトの精神をハイドンから受け取りたまえ」

という言葉について、書きました。

その「続き」があると。

 

続きを書く前に、ふと思いました。

 

書くのはいいが、

私、これまでにどの程度、ハイドンやモーツアルトに向き合ってきたでしょうか。

 

 

そこで、昔昔、子どものころに弾いたピアノソナタアルバムの楽譜

を引っ張り出してきて、ハイドンのピアノソナタをめくってみました。

 

いやあいやあ!

レッスンで弾いてましたね。

 

多分、小学生後半だと思います。

 

そのときの楽譜です。

 

 

そのときの先生は、終わると大きな○をつけます。

○の大きさと上手かどうかはあまり関係ないです。

 

「プレスト」、「ハイドン」という汚い書き込みがありますが、

これは、子どもの私が書いた文字。

初めて聞く言葉だったんですね。

 

 

 

先生の字で、「あ」「3/9」と書いてあります。

3月9日からこの曲を始めたんです。

「あ」というのは暗譜のことです。

 

レッスンなのに暗譜してたんですねえ。まめですねえ。

 

 

もっと驚いたのが、

この曲の2楽章。

 

 

3月23日と書いてあります。

終わっていないのに次の楽章に行くことはなかったので、

そうすると、2週間で1楽章の譜読みと暗譜をして

○をもらったということだったのでしょう。

 

 

 

その前のソナタの終楽章は、ここには載せていませんが、

3/2って書いてあったので、

1週間で終わったってことです。

 

 

子どもですからね。

暗譜なんて、全く平気ですよね。

弾いてれば片っ端から覚えていたというか。

だから子どもって嫌ですねえ!

 

 

この他にもチェルニーと、バッハとハノンみたいな指の練習の本は

やっていたと思います。

先生が、甘かったということもなく、いえいえ、厳しかったです。

 

 

でも、逆に言うと、このくらいのスピードでこなしていたから、

ピアノが嫌にならずに面白く続けていたんだと思います。

 

 

モーツアルトのソナタもやりましたが、

こちらは、日付けはありませんでした。

 

 

いやはや。どんな演奏だったことやら。

 

 

でも、子どものころでもピアノソナタは全く億劫ではなかったです。

そのころは、

ベートーヴェンの交響曲を聞きまくっていましたので、

ソナタ形式というものには全く抵抗がなかったですね。

 

 

もちろん、大切なのは、

譜読みが速いことではなく、いい演奏です。

 

 

今は、長い時間をかけていいから、

少しでも納得のいく演奏を目指しております。

 

 

改めて、ハイドンとモーツアルトのソナタを弾いてみました。

 

 

実は、ここに楽譜を載せた2曲を、さわりの部分だけでも

動画で初アップしてみようと思って、録音したのですが、

どうしてもアップロードがうまくいきませんでした。

YouTubeではありません。

 

 

録音を撮ったものの自分の演奏が、あまりにも酷いので、

何十回も撮り直し、ようやく下手なりにアップしようと思ったのですが、

もう少し、アメーバのやり方、学んでみます(笑)

 

 

改めて、二人のピアノソナタを弾いてみて(軽く)、

ハイドンのソナタは、ソナタの父というだけあって、

堅実で、面白いですね。

モーツアルトは、ソナタ形式がどうのこうのというより、

素晴らしさは音使いや進行です。

 

 

ベートーヴェンの前にいた先人賢人天才たち。

この恩恵を受けながら、

ベートーヴェンという楽聖が生まれていったのですね。

 

 

ではこの辺で。

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