10/27(金)昼公演。

4回目の観劇にしてついに私的パラダイス最終日。

なんか4回の内で一番ぎこちなかった印象…

なんかあった?と思ったくらい。

八嶋さんのツイートで劇団(カムカムミニキーナ)の方たちが観劇されてたと知ったけど、そのせい…?真顔

(追記:10/25,26の2日間連続休演だったのでそのせいかもしれませんね)

私の感覚の問題だったのかも知れないけど。

なんか、ドラマで平野紫耀くんのクロサギが始まってハッとしたけど、私はきっと「詐欺グループのリーダー」と「詐欺師」を勘違いしてたんだな。

「詐欺師」は頭がキレてスマートなイメージ。

でも、「詐欺グループのリーダー」って、全然スマートでもかっこよくもないんだよね。

「めちゃくちゃカッコイイ、クールなマルちゃんが見られる!!」は幻想だった。

出で立ちはワルっぽくてかっこよかったけど、表情はあんまりかっこよくなかった。

いつもなんとなく半笑いでヘラっとして。

そういう男の役なんだと思った。

小川家の'噛み合わない会話'、優しさがちゃんとあるのもわかるし一般的な家庭ではありふれた光景かもしれないけど私はすごく嫌いだった。

どうして「返事」をしないんだろうってモヤモヤした。

だから、会話を投げかけても返ってこないような家族に、一方的に暴言を吐く父親に、その父親を毛嫌いする母親に、薄っぺらい会話しかしない姉に嫌悪感があったし、浩一が'普通'に見えて共感できたのは浩一にだった。

もちろん詐欺をやってることに同情はしないし共感もしないけど。

浩一の詐欺に対しての「社会への復讐なんだ」とかいう考え方もちょっとズレてて、真面目さ故のズレが可笑しさだったりするのかな。それとも単に上からそう刷り込むように教育されてるのか。わからない。


とにかくよくわからない、が正直なところなんだけど、赤堀さんが世の中に対してしょうもねえと思ってんだろな、ってものは察しがつく。YouTuberとかさ。偉いやつって全っ然偉くねえな!とか。皮肉がたくさん。

…とか、いろいろ思い返しながら書いてるけど、ぜーんぜんまとまんないしわからん。

不条理とか狂気とかしか頭に浮かばない。

狂気に関しては青木(水澤紳吾さん)と中年男(赤堀さん)がぶっちぎりでしたね。

辺見役の八嶋智人さんは、さすがとしか言いようのない見事な演技だったな。

『日本サイコー!パラダイス!』

パラダイス=絶望 の言い方がその回毎に違ってて、でもどれも皮肉で良きでした。

あと赤堀さんもそうだけど、発声がケタ違いでマジで怖い不安(でもその怖さが心地良かった)

青木は本気で、本気だからこそヤバいし笑っちゃうんだよな。コストコのとこは心の中では爆笑でした。

…あー!コストコね!これも赤堀さん嫌いでしょ。


パンフレットはザッと目を通した程度だけど、じっくり読む前に感想を書いてみました。

もう一度じっくり読もうと思います。

気付いたこと、思い直したところは追記します。

それから誰かの納得いく考察を探したいな。

(まだしてない泣き笑い)

残りあと数公演。

これからハロウィンも挟んで渋谷は人間でごった返すんだろうけど、マジで夜公演じゃなくてよかったなって思ってるし、27日最終日でよかったなって思ってる。


日本サイコー!

渋谷はパラダイス!!