前回記事「気海丹田」の続きで、今回は「裏転子」についてです。
(一記事に入りきりませんでした。)
ピラティスを学ぶ過程で培ってきた知識と、このごろ少し学んでいる東洋医学がシンクロする瞬間がとても楽しいのですが、この「裏転子」も!
「裏転子」は「ゆる体操」を開発された高岡英夫先生がよく使われるワードだそうです。
浅学で高岡英夫先生のことも存じ上げなかったので、これから著作を読んでみたいと思います。
「裏転子」はハムストリングス上部から坐骨を経て大臀筋にかかる部位です。
↓画像はお借りしました。
出典:https://pt-shiba.amebaownd.com/posts/2940398/
ハムが弱くなると地面を蹴り出す力が減少し、とぼとぼとした悲しい歩き方になります。
しっかり地面を蹴って颯爽と歩き、素早く走れるようにもなりましょう〜♪
「筋肉の強化」というと中腹辺り、「ハムの強化」というと太もも裏側の真ん中辺りに意識が向きがちですが、「裏転子」の秀逸な点はハムストリングス上部にしっかりと意識を向かせるところ。
坐骨からハムを使えるようになるととても力強くなります。
「裏転子」は身体を下支えする箇所である、と。
ピラティスでこの「裏転子」を使いこなせるように
強烈に効かせるには「The Bridging Press Out on the Reformer」
リフォーマー(マシン)を使ったブリッジング・プレスアウト
初めの一歩はShoulder Bridge on the Matから。
足裏でしっかり床を押すことでハムに効かせ、股関節前面がストレッチされます!
↓12:46〜ベーシックブリッジ「最初の瞑想パート」動画
初心者の頃、このショルダーブリッジを行っている時に「坐骨に近い方のハムを使って」と私に教えてくださったのはthe Royal Academy of Dancingのバレエ講師、Dawnna Wayburne先生です。
「そんな部位、意識したことない!」
驚きと感動でした。
それまでは全く知らない、考えたこともない場所。
まずは意識に上げ、指で坐骨に触れ、徐々に筋収縮の感覚が分かるようになってきて…。
「身体の眠っているところを起こしていく」のは少し時間がかかる作業ではあると思います。
でも、ここを使えると本当に身体が下支えされ、強くしなやかになってきますから。
ぜひ裏転子を発見していただきたいので、セッションで一緒にやりましょう
颯爽とした美しいウォーキングには脚力トレーニング。
— マシンピラティス metamorphose (@metamorphose72) May 22, 2021
腿の裏側(ハムストリングス)を鍛え、地面を蹴り出す力をつけていきましょう!
アライメント(骨の配列)への意識も高まり、背骨も柔らかく動くようになります♪https://t.co/J8Z1aVfOVu#ピラティス pic.twitter.com/O1DtrLPX9a
長座からバック宙するジムナスト。
坐骨って、床を押して跳べるとこなんだああ
裏転子を極めるとこうなる?!
インスタ動画は1分に収めるため少し早送りになっています。
【楽曲】
【参考】