11月8日_プリスクールの先生と面談 | アメリカ研究留学日記 in メリーランド

アメリカ研究留学日記 in メリーランド

夫の研究留学のため、夫婦と子供一人で渡米しました。
東海岸、ワシントンD.C.近郊のメリーランド州に住んでいます。
英語が苦手な夫、できない妻、知らない子供のアメリカ奮闘記です。

今日は娘のプリスクールで先生との面談がありました。

9月に新学期が始まって2カ月、今の時点で、娘が学校でどんな生活態度で過ごしているか、英語や数学(数字の理解など)の力がどれくらいあるかといった事について、先生から教えてもらえます。

また、親から見て娘はどんな性格か、1学年が終わるまでに何ができるようになってほしいかなど、事前にアンケートがあり、それを元にこれからの生活面、学習面での目標を話し合いました。

担任の先生は当然英語で話すので、面談には日本人の先生が通訳についてくれました。

 

まず、娘のクラスでの様子を先生が教えてくれました。

「彼女はとても物静かだ。」と言われました。予想はしていましたが、ほとんど全く喋っていないそうです。何かを聞かれた時も"Yes."、"No."さえも言わず、うなづくか首を振るだけのようです。改めて言われると、がっかり。

ただ、先生と娘の1対1、周りに誰もいない状況で、果物が描いてある紙を見せて「どれが好き?」と先生が質問した時、娘は最初は黙ってリンゴの絵を指さし、先生が続けて「これは何?」と促すと、英語で"I like apple."と答えたそうです!

驚きました。確かに、家でこどもちゃれんじEnglishのDVDや本を見たり、英語のアニメのDVDやyoutubeを見たり、たまに英語を教えたりしてゆるーく勉強はしてました。

娘は単語や簡単な文章を覚えているのは分かっていましたが、家の外でそんなにしっかりした文章(正確には"I like apples."ですが)を言うとは思ってもいませんでした。

やっぱり、娘は話そうと思えば話せるんです。勇気がなくて話さないだけなんです。

 

先生がこの2カ月で感じたことは、

・娘は全く英語が分からないわけではない

・先生や友達が言っていることは、完全に理解はできないが何となく推測出来ているのではないかと思う

・ただ、内向的な性格のせいで自ら発言するようなことはない

・クラスに馴染んでいないわけではなく、小グループでの活動や、言葉を必要としない外遊びなどでは、楽しそうにしている

・男の子より速く走るなど、体力的には全く引けを取らない

・"Show and Tell"は好きで、とても楽しそうに持ってきたものを見せて発言している

ということでした。

 

このプリスクールは校長先生が日本人で、通常の英語クラスの他に、週に数回日本語クラスや中国語クラス、スペイン語クラスなど様々な言語のクラスを設けていて、その為母語が英語でない子供がたくさんいます。

先生達は英語が分からない子供をたくさん見てきていて、そういう先生の目から見て、娘は英語が全くできないわけではないと感じられるという事は、少し救われた気がしました。

 

私からは、

・娘の性格は、人見知りが強くとても慎重、周りの事をよく見ている

・決められたルールはしっかり守る

・自分が間違える事やできない事をとても嫌う

・家で少し英語の練習をしていて、少しの単語や簡単な文は覚えており、家では話す

・家の外では、よく使う"Good morning."や"Hello."、"Bye."、"Thank you."は言うが、その他家で話しているような単語、文章を言う事はない

・相手に自分の英語を理解してもらえるか自信がないので言わないのではないかと思う

・この1年間で、少なくとも2、3語の文や、自分の気持ちなどを言えるようになってほしい

という事を伝えました。

 

先生もこのような娘の性格をよく理解してくれていて、

今は言葉の問題でとても内向的になっているので、少しでも自分の気持ちを伝えられるようになると、先生や友達とのかかわり方が変わってくると思う。娘の英語が少しでも上達するように、日常生活で練習して自信をつけることが大事だとアドバイスをくれました。

 

その他、生活態度や学習能力、運動能力などを3段階で評価した表を見せてもらいました。

英語が分からないので、社会性(他人とのコミュニケーションや協調性など)・学習面のほとんどの項目は「要習得」や「習得中」。ただし、「クラスの物を丁寧に扱う」という項目だけは「習熟」でした。うんうん、納得。

ピカイチだったのは運動・健康面。「習熟」「習得中」のみで「要習得」はありませんでした!

 

娘がプリスクールで全く喋っていない現実にがっかりし、その改善策が見えてきたことにかすかな希望を持てた日でした。

 

最初は、英語で面談なんて気が重いし、スルーしてしまおうかと考えたりもしましたが、私にとっても英語を聞く・話す絶好のチャンスだ、私が英語から逃げてどうするんだ、と自分を奮い立たせ(大袈裟!)面談に臨みました。

やっぱり、日本人の先生の通訳がないとなかなか理解できませんでした。ですが、先生が娘をしっかり見てくれていること、このプリスクールが子供の成長をどのように観察・記録しているかなどが分かり、とても有意義な時間でした。

 

今までは、娘が英語嫌いになってはいけないと思いゆるーく勉強していましたが、まずは娘と先生が話しできるように、これからはもう少ししっかりと勉強し、娘に自信をつけてもらおうと思いました。

頑張ろうね!