こんにちは
がん告知から相続後まで。
がんと向きあうFP 辻本由香です。
庭に植えたチューリップの芽が出てきました。
まだまだ寒い日が続いいていますが、
ちょっとずつ春が近づいてますね!
最近、もやもやする出来事が。
高額療養費制度があるから
民間の保険加入は必要ない。
そのお金を投資にまわそう!
若い人は特に、「がん」になる確率も低いから
「保険に入る必要は全くない」
と、言われ、がん保険を解約した20代男性
半年後に、精巣がんが見つかりました。
泣くよね
現在は専業主婦だった奥さんが、
仕事を探して家計を支えています。
日本全国で1年間にがんと診断されるのは、
人口10万人あたり
・ 15~19歳で 14.2人
・ 20歳代で 31.1人
・ 30歳代で 91.1人です。(2009年~2011年)
*出典:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス
「AYA世代のがんの患者数(がん統計)」
確かに少ない。
ただ、精巣がんや子宮頸がんなど、
20代でも「がん」になることってあるんです。
そもそも保険って、
めったにないことが起きたときに
自分や家族が
経済面で困らないために加入するもの!
だから、
がんになる確率が高くなると言われている年齢
男性は60代以上、
女性は婦人科系のがんになりやすい、30代後半~50代でも
どこまで治療を望むかによるけれど
・ 1年分の生活費は確保してある
・ 200~300万円程度は余裕資金がある
・ 病気になっても経済的に困らずに済みそう
なら、保険に加入せず、
そのお金を貯蓄や投資にしてもいいんじゃないかな!
保険加入するかしないかは
確率で決めちゃダメ! なんです。
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私の身内に、30代で白血病になった人がいて
もう50代になっていますが、
毎月治療費の自己負担が5万円ほどかかってる。
年間 60万円!
病院以外でかかる費用もあって
主治医以外の医師に病状や治療法について意見をもらう
セカンドオピニオンは治療行為ではないので、全額自己負担。
病院によりますが、1万円程度はかかります。
消耗品の購入費用も、ばかになりません。
ウイッグや、ケア帽子とか
私は下着の購入費用が予想外にかかりました。
乳がん全摘で傷が大きく
ブラジャーのレースや縫い目があたって
痛い痛い・・・
しばらくは、手術部を保護する「胸帯」を使っていたけれど
襟ぐりから見えてカッコ悪く、
ずっと着けていると暑い・・・
そこで、ワイヤーのない下着
ユニクロや、ワコールの 製品を購入しました。
体調によっては会社を休んだり、辞めちゃって
毎月の生活費や治療費に困ることもある。
ほんまに保険、いりませんか?
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ファイナンシャルプランナーですが、
保険の販売はしていないので
何が何でも保険に入ろう!とは言いません。
特に、がんになっても加入できる保険は
保険料が高いわりに、
私たち患者が必要な保障が少ないものもあるので、
よーく考えて加入しましょう!
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このコラムが少しでも、皆さまのお役にたてましたら幸いです。
今日も1日、良い日になりますように
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