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※本記事は、深刻なハラスメントや犯罪被害とは区別して考える必要があります。そうした状況にある方は、まず専門家や信頼できる機関への相談を優先なさってください。
鏡としての他者-嫌な人が現れる仕組みと心の旋律
もしかすると、あなたにも「どうしても苦手な人」「思い出すと心がざわつく人」がいるかもしれません。その存在は、ただ嫌なだけのものではなく、実はあなたの内側を映す鏡かもしれないのです。
秋の1ヶ月プログラム(伴走)にご参加くださっているお客様から、こんなお声をいただきました。
「過去にそんな行動をした記憶なんてない」
「嫌な人と愛の方向へなんて無理」
確かに「心を傷つけられた経験」や、「嫌な人との関係性」に「ありがとう」と思うことは簡単ではありません。しかしとても大切なテーマでもありますので、可能な範囲で「嫌な人が現れる仕組み」を、私自身の体験を交え共有させていただきます。
嫌がらせを受けた経験と、潜在意識の投影
わかりやすい例で書かせていただきます。
私が外資系企業で働いていた頃は、正社員であっても明日の自席が保証されているわけではなく、必然的に「勝負の世界」で生きていました。今日笑ってランチを共にした同僚が、翌日にはまるで別人のように攻撃性を向けてくる。理不尽に全体会議で叱責される。そんなことは珍しいことではありませんでした。
(私の能力不足もあり)ロッカー室から「日本語も英語もスピードが遅い」と大きな声で私の悪口が聞こえてくることも日常的。その声を聞くたびに胸がざわつき、居場所のなさや不安を募らせていました。
誰のことも信用できない。
勝たなければ生き抜けない。
私は役に立たない人間なんだ。
純粋な気持ちは通用しない。捨てるべき。
そう信じ込んで生きていた私の潜在意識には、恐れや不安が日々積もっていきます。今振り返ると、その思考のパターンが、周囲の攻撃性をより強く浮かび上がらせていた可能性がある、と感じています。
嫌な人が目の前に現れるのは、ただの偶然ではありません。自分の内側にある「信念」「思い込み」「恐れ」が投影され、現実という舞台に表れていた
─少なくとも私の場合は、そう捉え直し内観を深めることで心が軽くなったのです。
潜在意識は「過去のデータ」を現象化する
私たちの潜在意識には、これまで生きてきた中で繰り返してきた「心の癖」「思考の癖」がすべて蓄積されています。
たとえば「どうせ信じても裏切られる」「勝たなければ居場所はない」という思い込みを持っていると、その"データ"が潜在意識に刻まれます。
そして潜在意識はそのデータに沿って現実を創り出していく、と言われています。
つまり、「もう過去のことだから関係ない」と思っていても、未消化の思考パターンは別の場面や別の人を通して再現されてしまうことがあるのです。
大切なのは、「過去こうだったな」と気づいたタイミングで手放すこと。
ワークを通じて「ありがとう」と受け止められるようになると、潜在意識のデータは更新され現実の受け取り方も現象そのものも変わっていきます。
※心理学では、こうした「過去の経験が無意識に現実の解釈に影響を与える」ことをスキーマや認知バイアスと呼びます。
潜在意識には主語がない
さらに理解しておきたいのは、潜在意識には主語がないという考え方です。
皆様もきっと、お聞きになったことがあるでしょう。
「なんでこんなことするの」
「どうして私ばかり」
「目の前から消えてほしい」
こう思えば思うほど、その言葉のエネルギーは相手だけでなく自分自身にも向けられている、という考え方です。
怒りや拒絶の言葉を心の中で繰り返すほど、自分自身がそのエネルギーを浴び続けることになる。
私自身も、「嫌な人に向けていた矢印が、実は自分に突き刺さっていた」と気づいたとき、視点が大きく変わりました。
矢印の向きを変え、「潜在意識、気づきをありがとう」と言葉を置き換えるだけで、心が軽くなる瞬間が訪れたのです。
※脳科学の観点でも、人は「否定形」を処理するのが苦手だとされています。たとえば「考えないで」と言われても、かえってそのイメージが浮かんでしまう。つまり「消えてほしい」と心で繰り返すほど、その思考は自分自身の内側にも刷り込まれてしまうのです。
「それぞれ尊いよね」という境地
私たちはつい、他人様を「優劣」や「正しい/間違い」「ポジティブ/ネガティブ」といった2元性で見てしまいがちです。
そして、こうしたラベルづけをすればするほど心は疲弊し、同じようなパターンを繰り返してしまう。
あなたにも、思い当たることがあるのではないでしょうか?
逆に、その視点を手放していくときに初めて心の奥に静けさが広がります。
「この人も、あの人も、私の学びを映してくれる存在だったのかもしれない」
「違っていても、それぞれ尊い」
そう感じられるようになったとき、嫌な人に見えた相手も"魂の一部"を映す存在へと変わっていきます。
そして自分の内側から、同じパターンの現象はすっと消えていく─私はそう体験してきました。
※心理学的にも、未処理のテーマを繰り返すことは「反復強迫」と呼ばれています。無意識は学び終えていない課題を再現しようとする傾向がある、とも言われます。
あなたへの問いかけ
あなたが最近「嫌だな」と感じたお相手は、どんな思考のパターンを映してくれていたのでしょうか。
もしその人を「間違い」と切り捨てるのではなく、「それぞれ尊いよね」という視点で見直したら─どんな気づきが生まれるでしょうか。
是非、その問いかけを心に持ちながら過ごしてみてくださいませ。
きっと、あなたの現実に新しい透明さ・優しい波紋が広がり始めます。
今日も心の調律を奏でながら!凛と立っていきましょう。
※記事でご紹介しました内容は、あくまで「考え方の枠組み」です。
実際に潜在意識のパターンを見つけ手放していくには、あなた自身の過去の体験や感情に丁寧に向き合う個別のワークが必要になります。秋のプログラムでは、お一人お一人のペースに合わせ、安全な環境の中深い気づきへと進んでいきます。
本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!
素敵な1日をお過ごしくださいませ![]()
a.Michell🌈


