Audibleで「運動の神話(上下)」聞きました。






面倒だからメモは取らない…(多少調べるけど)


ブログは論文でもないし、私はフォロワーさんも幸い少ないし、何の影響もなかろう…


ということで、


印象に残ったところだけ書く。


超個人的に、自分の人生に役立ちそうな部分だけ。その他の膨大な記述は、たとえ一般的に有用なことでも、今の私にとってそうでなければ、すっぽり抜け落ちる…


…という自己中読書のただの感想。



本の概要コピペ(Amazonより)

上巻




下巻




まず、


長い


しつこい


ユーモア部分はまあ許容…(いわゆるアメリカンジョーク的な…あまり得意ではありません)


…という、西欧の本特有の特徴はあります。普通に読んだら挫折していたと思う。耳読書は勝手に進んで行くからよい…


が、全体的には以下2つを得られたから聞いてよかったニコニコ



この本でわたしが得たこと2つ


1.やっぱり(適度な)運動って身体にいいのね


2.ばあちゃん(じいちゃんも可)は大いに若い人を手伝えばいいのね


です。



1.やっぱり(適度な)運動って身体にいいのね


進化生物学的に「人はじっとしているようには進化していない」そうです。つまり「動いている状態がデフォルト」に作られている。


狩猟採集民の生活スタイルをフィールドワークした結果得られた多くの知見が紹介されていますが(面白かった^^)、


狩猟採集民が必要に迫られて動く程度に体を動かすのが最も健康に良い…ということだ。


ヒトはわざわざジムに行ったり、ランニングしなければならない、というようには進化していないけど、デスクワークメインの極端に動かない生活では不具合が起こりやすい。


運動には抗炎症作用がある。(アンチエイジング…)


では、どのくらい運動すれば良いか?というのは、「中強度の有酸素運動をメインに多少筋トレやHIT(という新しいエクササイズ)を組み合わせて1週間に150分」だそうです。


結局そこか…と思いましたが、今科学的に判明しているのは、結局そうなんだろう…。


若者だけでなく、中高年も一生を通して動いた方がいいと作者は述べていた。中年から始めても同じくらい良い効果が得られることもデータを元に示されていた。


子どもが小さい時は余裕がなかったけど、夫も私も30代後半から運動をはじめた。20年くらいブランクがあったけど、全体的に調子がよい。私は有酸素運動がほとんどだから、少しだけ筋トレやHITを組み込めばいいとわかったのも収穫。


スパルタ部活のような「結果を求める」運動でなく「過程を愉しむ」運動をこれからも続けられたらいいな。


……


作者は今はランニングを日課としているそうだが、子供のころはどちらかと言うと運動が苦手でみじめな思いも多く経験してきたそうだ。


作者は、「運動のことを好んで自慢し、運動は薬だ老化と死期を遅らせる魔法の薬だと繰り返し吹聴する人」を「エクサシスト」と呼んでいる。^^;


エクサシストにならないように気をつけないと…と思った…。



2.ばあちゃん(じいちゃんも可)は大いに若い人を手伝えばいいのね


運動とは少し話題が逸れるけれど、狩猟採集民と暮らしを共にして作者が観察したことによると、


「高齢者がめちゃ元気」ということだった。


例えば、ハッザ族の女性は毎日約13Kmくらい歩くそうですが、子どもが小さい時はその距離が減る。女性達は集団で担当する採集地へ(お喋りしながら^^)歩くのだけど、子ども連れだパフォーマンスは落ちる。自分と子どもの1日に必要なカロリーを手に入れることができない。そこで登場する強力な助っ人が、ばあちゃん達だそうです。


ばあちゃん達は若い頃から継続して動いているから若い人と変わらぬ身体的強度を保っているそう。若いお母さん達の不足分をばあちゃん達が補うそうです。


👀参考になる


若い共働き子育て世代は、大いにジジババ世代を頼ればいいんだな。元気だし時間的余裕のあるジジババたち。狩猟採集民でさえそうなのだから…。堂々と元気なシニアの力を使えばいいんだな。


私の姉はフルタイムワーママでそれなりに結果を出し続けているのですが、家事や子育ては実家の母の手伝いなしにはやってこられなかった。それをどこか後ろめたい気持ちで申し訳なく思っているみたいです。


また私のバリバリ働いて結果を出し出世している女友達の多くもジジババの手を借りていますが、こちらも本人達がチートしているような後ろめたい感覚を持っている感じ…(謙遜しているだけかもしれないけど)。「自分1人だとここまで来られなかった」「私は子育てやってないし…」「家事もやってないから…」出世できたと自分をやや責めています。


自分を責めることないよ!

と思う…し、


それでいいんだよ!

と思った。


ジジババに手伝ってもらっても、寝不足…で体調崩したら家もぐちゃぐちゃになったりする…くらい、正面から向き合えば家事と育児は負担の大きいものだと思う。


仕事に加えてどちらも完成度の高いものを求められたら病む…し、そんなの求めてあげないでと思う。全部完璧にするのは無理だし、1人でやろうとしたら文字通り「死んじゃう」と思う。若い頃はなんとかなっても、歳をとってから大病につながるかもしれない…


家事も育児も自分が主として(手伝いでなく)やってみないと理解できないかも。大人になるまで家事などろくにやったことない私は結婚してから引き受けたけど「こんなにがんじがらめなんだ」と驚きました。そこに子どもが加わると…常に3食先まで考えるのが常態化するというような…。24時間「待機中」といった精神状態。


これまで家事育児を一度も主としてやってこなかった人は、ご自身の言動が偏ったものでないか、よほど注意深く観察しないと間違ったことになるよなあ…


と思います。家の中でスムーズに動けるのは、誰かがその人の命である時間を使って整えてくれているからです。


話はだいぶそれたけど、


若い人たちは、自分たちのキャリアを積むために、ジジババの手を借りることを後ろめたく思うのでなく、その能力を自らのキャリアパスにセットで組み込むことをデフォルトにしていけばいい。それが人間として自然なことなのだから。


と、この本を読んで強く思いました。

(ジジババがいないなら、代替の手伝ってくれる何かを取り入れる…ここまで考えが及ばずすみません…)


娘が憧れる親友Pちゃんのママは医師としてのキャリアを着々と積んでいるすごい人。親友Pちゃんも医師を目指していますが、ママさん、将来Pちゃんが出産したあとはスッパリ第一線を引退すると決めているそうです(その後バイト医師になるそう)。Pママも実母に支えられてここまで来られた。同じことをPにもやってあげたいとのこと。「でないと医師としてキャリア積むの無理よ〜。夫もやってくれるけど、その頃は夫も忙しいもの〜」(P家は夫婦で医師)


Pママほどの人が自分のキャリアを捨てると覚悟を決めるくらい、1人の人間が仕事と家事育児を両立させることがいかに難しいということを表していると思う…


家事育児をなめてはいけない…


特に育児はより時間と手間がかかる(←個人差特大)。手がかからなかった人は超ラッキーなだけ…。そのエネルギーはお金を稼ぐ仕事と変わらないくらい負荷のかかるものだと思う。 


将来、うちの子達は子供を持つかわからないけど、もしそうなったら私は大いに手伝いたいなぁ。もともと手伝うつもりだったけど、この本聴いて堂々と手伝おうと思えた。「狩猟採集民だってやってるんだからさ」と…


未来のことは誰にもわからないけど、今のところ健康を維持するのに運動が有効だとわかっているのなら、引き続き適度に運動していこう〜。「エクサシスト」にならない程度にインドア派の子供たちにも運動を進めていこう〜


と思いました。


2つ目は運動とあまり関係ないし、ちょっと飛躍しすぎた気がする…けど、この本で自分が新た得られたことがあったから書いておいた^^

 


当たり前だけど、個人の見解です。

特定の誰かの考えを否定するつもりはないです。


さらに、いろいろ思いつきだから、今後も考えが変わる可能性大です。