「もう一度『TABLEAU』①」の続きです。
自分の頼りない記憶と観た後に書いたメモを基本にし、SNSでの情報も参考に書いていますが、間違い等いろいろあると思います。
わたし自身の覚え書きのようなものですので、どうかご容赦ください。
れいちゃんのMCタイム
「踊」が終わって、れいちゃん(柚香光さん)MCタイム
「みなさま~あらためまして、柚香光です。
本日は、ようこそタブローへお越し下さいました」
はははっ、はははっ・・・
大千秋楽のれいちゃん、うれしくてたまらないご様子でした。
公演が始まった頃から、笑顔あふれるご様子だったのですが、公演が進み、客席の歓声などが増えてくるにつれ、ますます笑顔と笑い声が止まらない感じに
公演毎に「最初からあたたかい拍手と歓声をありがとうございます」とか「今日(の盛り上がりは)はすごいですね)とか、すごくうれしそうに話しかけて下さっていました。
「TABLEAUというコンサートのタイトルですが、TABLEAUには“動く絵という意味がございます。
その名の通り、みなさまの眼(まなこ)に焼き付いて離れないような、そんな瞬間瞬間を次から次へとお届けしてまいりたいと思いますので、皆様お楽しみになさって下さい。」
大千秋楽には、ライブ配信とライブビューイングについてのお話も
実は、わたし、もしかしたら、ブルーレイ発売のお話が出ないかなあ、と儚い望みを持っていたのですが・・・残念でした。
「皆様、さっそくリングライトをはめていただいてありがとうございます。どの場面でどの色を使って欲しいなどということは、一切ございませんので、のぞくもよし、たたくもよし、かかげるもよし(すべてアクション付き)、好きなときに好きなようにお使い下さい。他の方の視界の邪魔にならないようにだけお気をつけ下さい。」
『BE SHINING!!』のときのペンライトはハートが可愛くて、ライトも綺麗でしたが、振って、手拍子して、拍手して、オペラものぞきたいとなると、あと手が2,3本必要かも、と思いました。
他にもそういう方はお見えになったようで、れいちゃんが、そういうお手紙のことを話されていたように思います。そのときも、ペンライトを振らなきゃと思わず、手拍子でもオペラでもどうぞご自由に、と言って下さったような。
優しいれいちゃんのことですから、ファンのことを考えて、ペンライトもいろいろ工夫され、リングライトという形になったのかなと思いました。
開演が近づくと、会場のあちこちでリングライトが灯り出してウキウキするのですが、リングライトの数も、公演が進むにつれ、増えてきたように思います。
中には、10本の指全部につけたという強者もいらっしゃったとか
わたしは、最初1個だけだったのですが、大阪公演の途中、もう一つ追加しました。
次の曲の紹介もれいちゃんから
「次は、ストーリー仕立ての一曲です。
1番では、幼なじみの二人がピストルを撃ち合うまねをしてじゃれ合っています。
2番では、その二人が成長して結婚の約束をするまでの恋人同士になります。(毎回、くっ、とか、タメが入ってたような)
3番になりますと、その二人の関係にどんな変化が訪れるのか・・・
そのあたりお芝居も楽しんでいただければと思います。
シンガーの直さんとお届けします。
Bang Bang」
「Bang Bang」(シェール)
お衣装は、1・2曲目と変更なし
だけど、雰囲気はガラッと変わって、映画を観ているような感じ
原曲によると、物語の始まりは、塚本直さんは5歳、れいちゃんは6歳ということになるのでしょうか。
物陰にかくれているようなところの写真が、えんぶ記事(前にリンク済み)に載っていました。
劇場で観ているときは、直さんのすばらしい歌声を聞きながら、れいちゃんの顔ばかり観ていたような気がします。
原曲と違って、れいちゃんと直さんでは、直さんの方が年上な感じに見えるのですけれど、それも、魅力的な年下男に翻弄される女感があって、よかった。
衣装も化粧も替えず、宝塚の娘役さんではない生身の女性(おかしな言い方かもしれませんが)に対して、恋人を演じてまったく違和感のないれいちゃんは、本当にすごいと思います。
2番で、恋人を後ろから抱きしめるところなど、ちょっと甘えてる感じもあって、キュン
3番では、彼女を振り切って出て行くのですが、そのときの冷たさまですてきでした。
大千秋楽のとき、ライブ配信を観て、れいちゃん、こんなに踊っていたんだ~となりました(どんだけお顔だけ観ていたのかっていう)
そして、時折見せていただいた、アップの表情
彼女を抱きしめながら、冷め始めている男の感じとか
出て行く前の、一瞬のためらいとか
やっぱり、れいちゃんのお芝居大好きです。
直さんは、ドラマチックな歌唱もすばらしかったのですが、演者としての表情などもすてきでした。
「Bang Bang」について
原曲は、シェール
わたしは、この歌も知らなくて、ネットで検索して聞いてみました。何人かの方がカバーしているようです。
音楽にはまったく詳しくなくて、シェールと、映画『キル・ビル』に使用されたというナンシー・シナトラを軽く聞いて見ただけなのですが、『TABLEAU』の「Bang Bang」とは、ちょっぴり違う感じを受けて・・・もちろん曲は同じなので、雰囲気とかテイストだと思うのですが
そうしたら、ネットで、レディー・ガガの名前を上げて下さっている方がいて、彼女の「Bang Bang」も聞いてみたら、わたし的には、これが一番、『TABLEAU』の「Bang Bang」に近いように感じました。
れいちゃんの表情や踊る姿が浮かんできたように思います。
こちらの記事に「Bang Bang」のれいちゃんと直さんのお写真が載っています。
記事もすてき(文・撮影は、橘涼香さん)
「Night And Day」(フレッド・アステア)
「Steppin' Out With My Baby」(フレッド・アステア)
れいちゃんは袖に入り、柚組メンバーの方が次々歌い踊る場面
「Night And Day」を長谷川開さんと直さんで歌い継ぎ、「Steppin' Out With My Baby」へ
その間に、ダンサーさんたちが、一人ひとり踊っていきます。
小石川茉莉愛さん・水島 渓さん・大田志歩さん・鑓水海人さん・大田志歩さん・畠中ひかりさん・小澤竜心さんの順だったと思うのですが・・・
男女ペアで組むシーンもありました。
後ろの映像に、大きく名前が映るのもよかったと思います。
この場面の曲名が最後まで思い出せず、たしかに知っている曲で、スタンダードナンバーのはずなんだけどなあ・・・と思っていたら、ご自分のプレイリストに曲名をあげてくれた方(上のレディー・ガガの名前をあげてくれたおさしみ様という方)がいらっしゃって、うれしかったです。
歌手名には、初演のフレッド・アステアの名を上げましたが、スタンダードナンバーとあって、数多くの歌手の方が歌っていらっしゃると思います。
『TABLEAU』に近い物としては、トニー・ベネット、レディーガガの方がよいかもしれません。
「Night And Day」は舞台『陽気な離婚』、それの映画化『コンチネンタル』の曲
「Steppin' Out With My Baby」は映画『イースター・パレード』の曲
主演は、どちらも、フレッド・アステア
今振り返ってみて、この後に続く2曲も含め、このコーナー自体が、れいちゃんが敬愛するフレッド・アステアに捧げたオマージュになっているのかもしれないと思いました。
「I've Got My Eyes On You」(フレッド・アステア)
「Steppin' Out With My Baby」が終わると同時に、セットの少し高いところに、れいちゃんが小さなピアノとともに登場
小さな白い部屋のようなセット(ピアノも白)とともに運ばれるような感じで、スルッと
黒のタキシード(飾り付き)にお着替えしています。
ピアノを弾きながら「I've Got My Eyes On You」を歌うのですが、やがて、タップを始めて、下の舞台に降りていき、舞台中を踊っていきます。
この場面、タップの音を拾うためか、マイクに靴が床をこするキュッ、キュッというような音が入ってくるのです。
先日、TVでテニスの試合を観ていたら、ハードコートのため、よく似た音が聞こえて、れいちゃんを思いだし、ちょっぴりウルッとしました。(←重症)
れいちゃんが、見つめながら歌い、手に持って踊るレコードジャケットの女の子が誰なのか、話題になりましたね。
配信の時も観ましたが、やっぱり、まどかちゃん(星風まどかさん)にも華ちゃん(華優希さん)にも似ているけれど、両方とも違うような気がしました。
「I've Got My Eyes On You」は、映画『踊るニューヨーク』(原題『Broadway Melody of 1940』)の曲
(原題を書いたのは、よく似た題名の『踊る大紐育(だいニューヨーク)』(原題『ON THE TOWN』主演ジーン・ケリー)があるから。こちらは月組の珠城りょうさん主演で宝塚でも舞台化)
フレッド・アステアが歌い踊る様子が動画でも上がっていて、わりと早い時期に見つけることができました。
ピアノを弾きながら歌いつつ、タップを始め、やがて、ピアノの前を離れて、踊ります。
同じような振付(ピアノを蹴るところなどは、れいちゃんの方がかなりおとなしめ)ですが、やはり、柚香光は柚香光
フレッド・アステアにリスペクトしながらも、自分の個性でオリジナルの魅力を見せていると思います。
「Puttin' On the Ritz」(フレッド・アステア)
ダンサーさんたちが、黒のスーツ、山高帽にケーンといった出で立ちで登場し踊ります。ターンがすごい
シンガーの直さんと開さんは少し高いところで、スタンドマイクで歌っていますが、ここの開さんのステップがキュート
他の場面でもですが、配信では、れいちゃん以外のメンバーの方も、思っていたよりたくさん映っていて、ショーとしての魅力を感じました。
劇場で観ていると、どうしても、オペラで(オペラでなくても)れいちゃんにロックオンという形になってしまいますが、配信も観られてよかったです。
れいちゃんも登場し、合流。先ほどの衣装に、シルクハットとケーン
ケーンは途中でダンサーさんに渡していたと思います。(ダンサーさんたちも、途中からケーンなし)
この場面も、本当に、大好き
「Puttin' On the Ritz」の初出は、同名のミュージカル映画だそうですが、れいちゃんもMCで「『TOP HAT』から・・・」とおっしゃっていましたし、歌手名は、フレッド・アステアとさせていただきました。
ただ、以前のブログで書いたとおり、これまでの「Puttin' On the Ritz」とは違う魅力だという想いがだんだん強くなったのです。
配信では、後ろの背景やダンサーさんたちの動きもしっかりとらえてくれていて、その不思議な魅力を十分味わうことができたように思います。
ほとんど近未来的に感じるブルーやショッキングピンク(街並みのように見えるときもある)が流れる中で、クラシックなシルクハットをかぶって踊るれいちゃんは、異世界から来た妖しい存在のように見えました。
シルクハットの下の笑顔も、ちょっぴり悪魔的というか(わたしだけの感じかもしれませんが)
その影響か、シンガーさんたちも、ダンサーさんたちも、れいちゃんの手下というような、少しダークな色合いを感じたように思います。
梅芸様 写真お借りします。
途中のタップを踏むところなども、すごく素敵なんです。
曲のリズムにもハマってしまって、また聞きたいなあと思っていたら、Xに音源を上げて下さっている方がいて
おさしみ様、ありがとうございます。
上のポストの画像はスクリーンショットなので、このブログから音源へは飛べないのですが、おさしみ様のポストからはいけると思います。
わたしは、ほとんどPCでブログを書きますし、Xは読ませていただくだけなのですが、おさしみ様のポストをリポストしてくださったものを偶然目にして、とてもよかったです。
また、プレイリストも参考になりました。
あらためまして、本当にありがとうございました。
前にも書いたのですが、『TABLEAU』には知らない曲が多く、プログラムには曲名が載っていない(そして、円盤も出ないという話・・・)ので、公演当初から、いろいろな方がSNSに情報をあげてくださって、すごく助かりました。
繰り返しになりますが、皆さま本当にありがとうございました。
この後、れいちゃんのMCを挟んで、次の曲になるのですが、長くなってきたので、ここでいったん切らせていただきます。