8月3日、花組公演『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』を観劇しました。
後で追加したチケットだったので、早朝出発深夜帰着の日帰りとなりましたが、とても楽しくて、本当に行ってよかったと思いました。
タイトルではわかりにくいと思いますが、11:00公演と15:30公演の両方を観劇
以下、公演の内容に触れますので、知りたくない方はご注意下さい。
11:00公演は久しぶりの二階席。三列目で、舞台中央がよく見える席だったので、うれしかったです。
『鴛鴦歌合戦』は、すごく面白かった。
出演者の方々が、それぞれの役を自分のものにして、今までより更に大きく自由に演じている気がしました。
気がついたことを簡単に書いておきます。
れいちゃん(柚香光さん)の礼三郎さんが、
さらに、いい男になっている( ̄□ ̄;)!!
客席登場で振り返るところとか、懐に入れた手を襟元から出して首から顎の辺りを撫で上げるところとか、ちょっと他の人には出せないと思う色気がありました。
そうかと思うと、立ち廻りでは、とても楽しそう。
お春ちゃん(星風まどかさん)にかける言葉には、しみじみとした情味があり、蓮京院様(京三紗さん)との場面も心情がよく伝わってきました。
笑いもしっかり取ってました
。
藤尾(美羽愛さん)に迫られるところとか、お春ちゃんとおとみちゃん(星空美咲さん)に挟まれているところとか、もともとよく笑い声が起きていましたが、この日も面白かった。
おとみちゃんの誕生祝いに連れて行かれる場面では、花道への脱出に成功しそうだったのですが、まのっち(愛乃一真さん)が、れいちゃんの腰に抱きつくような形で阻止(たぶん、まのっちだったと思うのですが
)
ついでに、15:30公演でも、まのっちは、れいちゃんの腰をホールドしていたと思います。
まのっちは、おとみちゃんの取り巻き筆頭格で目立っていますし、他にも、夏祭りの歌手とか平家武者とか、いろいろなところで活躍していて、うれしいです。
いったんはけてからの、香川屋へ連行される場面。公演が進むにつれ、れいちゃんの体がどんどん斜めになっていて、あれで歩けるとはすごいなあと感心していたのですが、この日は、45度以上の角度になってるんじゃないかと思うくらいで、しかも、体の直線、ピン!とした具合が増したような![]()
そんな様子のれいちゃんが周りのガヤガヤした方々に囲まれて、舞台を上手から下手へすごいスピードで(スピードも早くなっていた)動いていく様子がとても可笑しかったです。
もちろん笑い声も大きかったですが、下手へ引っ込むとき拍手も起きていました。(たぶん11:00公演の方)
おとみちゃんを演ずるみさきちゃん(星空美咲さん)の演技が少し変わっていたように思います。
お春ちゃんの傘を買うわという場面、最初の方がすごく優しげだったのです。
「十両でも二十両でもいくらでも出しておあげなさいな」と優しーく言うおとみちゃんを、取り巻きさんたちは褒めそやしている感じ。
それが、売らないというお春ちゃんに業を煮やして、だんだんキツくなっていく様子が面白かったです。
浪人の娘が来たらこう言って、と三吉(天城れいんさん)にいう場面では
イヤだという三吉に泣き落としを・・・
れいんくんも泣き声で受けていました。
11:00公演・15:30公演とも、みさきちゃんの演技はこの感じだったと思います。
この変化は、もしかすると新人公演(おとみは愛蘭みこさん)の影響もあるのかもと思ったのですが、どうでしょう。わたしは新人公演を観ていないのに申し訳ないのですが、みこちゃんの演技について書いて下さった方がいたので、ちょっと思いました。
お春ちゃんとおとみちゃんのバトルに使われる傘が、また変わっていたような
紅い傘から紫の傘に変わったことはちょっと前のブログに書いたのですが、今回は紫でも白がはっきりした柄(月やっこ?)で、お春ちゃんの着物にもよく合って、よかったように思います。
しぃ様(和海しょうさん)のおみ足チラリは復活。席によっても違うかもしれませんね。
おみ足が見えても見えなくても、しぃ様の志村狂斎は本当にすてき![]()
ダメな部分とかっこいい部分のさじ加減がとてもいいと思います。
そして、ええ声や~![]()
お城の歌合戦が開催されていたら、優勝候補だ![]()
この回、しぃ様狂斎さんが、骨董屋で招き猫を勧められる場面でハプニングが!
招き猫が下に落っこっちゃったのです。
わたしは落ちる瞬間を見ていなかったのですが、たぶんひとこ殿様(永久輝せあさん)が店に来て、しぃ様狂斎さんが席をのかされるときに落ちたんだと思います。
わたしが覚えているのは、招き猫を抱いてボーゼンとしたお顔の七緒(朝葉ことのさん)
お芝居は、ちょっとの間の後滞りなく進んだように思いますが、わたしは、ことの七緒ちゃんから目が離せなくなってしまい、ずっと観ていました。
ことの七緒ちゃんは、しぃ様狂斎さんに手をついて平謝りしたあと、しっかり招き猫をお勧めしていたような
。二人でひっくり返してチェックしていたように思います。
ことの七緒ちゃんが店の奥へ行き、一人になったしぃ様狂斎さんは招き猫のまねをしていて、すごく可愛かった。
あおいさん(美風舞良さん)の天風院様は、この回では、れいざさまとお春ちゃんの相合傘をニコニコと見守っていました。
ちなみに15:30公演は、天風院様切ない
バージョン。
大好きな夏祭りのシーン、4人の歌手の方(涼葉まれさん・龍季澪さん・南音あきらさん・愛乃一真さん)の歌声がパワーアップしているようで、気持ちよかったです。
花咲城家臣の一員として、とっても弱そうな(たぶん城下一弱いと思う)桜田を演じているまれくんですが、夏祭りの歌手ではとっても格好いいです。
夏祭りのシーンで、れいちゃんは奥から真ん中を割って登場しますが、祭りには入りません。(たぶん)まれくんが、れいちゃんに声をかけるような仕草をみせるとき、笑顔で答えています。
一度、れいちゃんが、まれくんの両手を上げる振り(ヨイサ!のところかな)に合わせて、軽く両手を上げてくれたのを見た覚えがあります。
れいちゃんが袖に入っていく前、祭りを見て、とてもあたたかい笑顔を見せていました。
『GRAND MIRAGE!』も、見晴らしがよくて、気持ちよく観ることができました。
観たいところが多すぎて目が足りないのと、あっという間に終わってしまうのが残念。
れいちゃんとまどかちゃんのデュエット・ダンスをしっかり観ることができて、あらためて感動しました。
11:00公演では、ジェンヌさんたちが観劇されていたような。
わたしは二階席だったので、はっきりわかりませんでしたが、ザワつきを感じたのと1列目の方々が下をのぞき込んでいらしたので、双眼鏡で見てみました。
上半身の後ろ姿がちらっと見えただけでしたが、それでも一般人とは明らかに違う美のオーラが![]()
後で、雪組の方々がいらっしゃっていたと知りました。
15:30公演は、ローソンチケット貸切でした。
席は、全体の真ん中よりちょっと前ぐらいでしたが、れいちゃんが客席登場で通る通路の横![]()
今日こそは、暗い中でもしっかり見るぞーと自分に言い聞かせました。
だけど、やっぱりれいちゃん、はやっ![]()
気がつけばもう隣にいらして、スーッと前へ。
後ろ姿のシルエットだけが胸に残りました。
でもでも、スポットライトが当たってからのれいちゃんは、しっかり観ることができたのです。
ほんと、れいざ様がモテモテなのが、わかるわぁ![]()
そして、この時の歌がとても良かったです。
歌はどんどん良くなってきたように思うし、11:00公演でも素敵でした。
この日は2公演とも、舞台中央がしっかり見える席でした。
れいざさんとお春さんの相合傘も、いつになくしっかりとみてしまいました。
傘を持つれい三郎様の手に、まどかお春ちゃんが触れて・・・慌てて離れて、また近寄って、手に触れて・・・
この日は2~3回繰り返したような![]()
最後は、二人でしっかり手を重ね合わせて、傘を握っていたと思います。
前よりラブラブ度が増していて、「これを見たら、そりゃ、藤尾も泣くわ」と思ったのでした。
『GRAND MIRAGE!』もたっぷり楽しみました。
何度も書いているように、観れば観るほどハマッていくのです。
特にシボネーは、見所が多くて、観ても観ても足りないような・・・
また、あらためて書きたいと思います。
貸切公演での、主催者様の名前をいう掛け声ですが、『GRAND MIRAGE!』では、れいちゃんが言っていて、それも楽しみです。
わたしが観た時は、いつもシボネー。
この回は、銀橋真ん中で、低めに「ローソンチケット」
言われたローソンチケット様も、はあぁ
となったであろうと思います。(わたしはなった
)
終演後、れいちゃんのご挨拶がありました
「皆様、本日はローソンチケット貸切公演においでいただき、ありがとうございました。
たくさんの笑い声とたくさんの拍手をいただき、幸せな3時間でございました。
本当にありがとうございました。
ローソンチケット様の貸切公演ということで、公演前にホームページを見ていたのですが、ローソンチケット様ってすごいですね~(表情も言葉の調子も心から言っている様子)。公演とかフェスとか、わたくしも、これ、行きたい~となるようなイベントがいっぱいでした。
皆様、どうかローソンチケット様で楽しい夏をお過ごしください。
そして、宝塚歌劇も、これからもどうぞよろしくお願いします。」
いつもうろ覚えですみません。一応終演後にメモはしたのですが、細かい言葉が違っていたり、足らなかったりすると思います。
ローソンチケットさんのホームページを見たというところは印象的で「お忙しいだろうに、なんと誠実な・・・」とホロッときました。
幕が下りるときは、いつものように体を横に曲げながら、のぞきこむようにして、最後まで手を振ってくれて、またまたホロッとしたのでした。
15:30公演が終わって、外に出たときの空です。
すこしゆっくりと劇場の中にいたので、外にでたとき「蛍の光」が流れてきました。
『鴛鴦歌合戦』『GRAND MIRAGE!』宝塚大劇場公演も、あと1週間となりました。
舞台はますます盛り上がっていくと思うので、さらにさらに楽しみです。

