『大事なもの』紙にはそう書いてあった。


『大事なもの…』彼女は狼狽した表情を見せる。


僕は言う『行ってきなよ。』


あいつの気を惹きたくて、僕と借り物競争に出たのは分かってる。


ちょっと複雑な僕を尻目に、二人の障害物競走はまもなくゴールインを迎えそうだ。















1/5程実話が混じってたりする。

全体、前へ~、進め!』


『1・2・1・2・1・2・1・2…』


『ぜんた~い、とまれ!』


『1・2・1・2・1・2・1・2…』


『…へんた~い、とまれ!』


『1・2!』


そんな男子校の体育の時間。早く保健の授業にならないかなぁ。













悪ふざけが過ぎた、後悔はしていない。


『どこへ行くのですか?』


『昨日へ。』


男はそう答えると、不安げに昨日へ進みだした。


再び、男と出会う


『如何でした、昨日は?』


『頑張ってるね、といわれたよ。』


男はそう答えると、胸を張って前へ歩き出した。


昨日の自分に、恥じないように。


昨日の自分へ、誇れるように。