(ひとしずく・㉕II.反キリストとその王国 第三部B)‐反キリストの台頭‐ | sarah‐mercy

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来たる艱難期黙示録の歴史  第3部B: パート25

 

反キリストとその王国     ロバート・D・ルギンビル博士著より

                               

II.反キリストの起源、性格、台頭 

  1. 反キリストの台頭  

ダニエル書11章は、艱難期前半の軍事的、政治的出来事に関する最も詳細な資料であり、

それらの出来事をほぼ年代順に網羅しているので、

この研究の残りの部分は、これに大きく依存します。[1]

 

11章には、特に、反キリストが彼の母国において権力者になったこと、

その後復活したローマ帝国の占領、南部同盟の征服、イスラエルの抑圧、

支配方法の多くの詳細が記述されています。

したがって、この章の主要な目的と内容の大部分が

反キリストに焦点を合わせていることをここで指摘しておかなければなりません。 

 

この重要な章の解釈者の間でしばしば見落とされるのは、

ダニエル書第10章が第11章のための「準備設定」であり、導入部であるため、

その預言的な章が最初から直接終末に適用されることについて

読者の注意を向けさせるということです。 

 

 ペルシャの王クロスの第三年に、ベルテシャザルと名づけられたダニエルに、

 一つの言葉(すなわち11章)が啓示されたが、その言葉は真実であり、

 大いなる戦いあるいは「戦争」;

 すなわち、艱難期そのものに関するもの:マタイ24章7節黙示録12章7節19章11-21節

 を意味するものであった。

 彼はその言葉に心を留め、その幻を悟った。

 (ダニエル10章1節) 

 

 末の日、あなたの民に臨まんとする事を、

 あなたに悟らせるためにきたのです。

 この幻は、なおきたるべき[遠くの]日にかかわるものです」。

(ダニエル 10章14節) 

 

これらの箇所を逆順に見ていくと、創世記49章のヤコブの預言のところで見たように、

<創世記49章1節は「後の日」いずれも同じへブル語

 「アハリースאַחֲרִית(最後の/終わりの)」が使われています>

上記2番目の聖句の「末の日」は必ず終末を指す預言的表現です。

(この文脈でも上記の二番目の聖句の天使の発言が示しているとおりです)

 

つまり、ここで言われているのは、単なる未来ではなく、

終末論的な未来を指しているのです。(つまり、艱難期から始まる人類史の最終段階:

 イザヤ2章2節;エレミヤ30章24節,48章47節,49章39節;

  エゼキエル38章16節;ホセア3章5節;ミカ4章1節

 ダニエル8章19節の「憤りの終り」、またエゼキエル38章8節の「終りの年」参照)。[2] 

 

上に引用した最初の箇所の「大いなる戦い」(あるいは「戦争」)という表現

(ヘブル語でtsabh`aghadhol, צבא גדול)は、もちろんどちらの世界大戦

<第一次世界大戦、第二次世界大戦>をも指してはおらず、

(人間と天使の両方の)世界史の中で最大の軍事衝突の時期である

艱難期そのものを指しているのです。

 

反キリストの二重帝国(復活したローマを支配するバビロン)

偉大な「国家-王国」が、大規模な南の同盟の「国家」「王国」と衝突し、

史上最大の二つの連合の艱難期における戦いのときです。マタイ24章7節

 

そのとき、サタンとその天使たちはミカエルとその天使たちとの「戦争」の末に

地上に投げ落とされ、黙示録12章7節最後に反キリストとその軍勢は

再臨されるイエス・キリストによって消滅させられます。

黙示録19章11-21節

11章の前半は、アレキサンダーの征服とそれに続くセレウコス王の遠征2-20節

扱っていますが、これらはすべて、まだ将来の艱難期と比べると、

ダニエルの視点からは比較的近い出来事であり、この預言の主要な主旨と目的が、

まだ来ていない反キリストの支配を説明することであることは明らかです。

 

この長い序文の目的は、セレウコス朝の王の中で最も悪質で、上に見たように、

反キリストの最も重要な代表的予型であるアンティオコス・エピファネスまで時間軸を

下げることにあります。

多くの解釈者は、ここでの予型論を理解せず、

この章の反キリストへの適用は36節からであると主張してきました。[3]

 

しかし、これらの注釈者ですら、36節までに反キリストがすでに描写されており、

この章の両方の箇所で登場する「王」が明らかに同一人物であることを一般的に認めています。

21節から35節までをアンティオコス・エピファネスに限定して、

それが反キリストにも適用されることを見抜けなかったのは、全く残念な誤りです。

21節から35節までの内容が反キリストを決定的に指し示していることは別として、

(結局、彼は「契約の君」です;上記II.2.b節のダニエル11章21節の議論を参照)

物語の流れは、この二つの「独立」したと思われる部分を一つの連続した全体として

明確に結びつけています。

この時点で、ダニエル書11章の後半の概略を説明しておくことは、

この章を読み進めていく上で役に立ちます: 

 

    21節:獣の経歴の概要その1: 獣の台頭と謎のバビロンの掌握手。 

 

    22節:獣の経歴の概要その2: ハルマゲドンへの動員およびハルマゲドンでの滅亡。

  反キリストが預言された「契約の君」であることの確認。 

 

    23節:謎のバビロンを支配するための反キリストの手口が

  再び繰り返して述べられることによって、時系列に戻る。[4] 

 

    24節:七つの王国(復活したローマ)の掌握; 権力の強化と南方同盟への攻撃準備。 

 

    25-28節:三国(南方同盟)に対する最初の作戦。 

 

    29-30節前半南方に対する第二の作戦。 

 

    30節後半-35節:反キリストの暗殺未遂、彼の蘇生が推定される、

  およびその結果としてのイスラエルへの迫害。 

 

    36-39節:大艱難期における反キリストの治世。 

 

    40-43節:大艱難前半の南方同盟に対する反キリストの勝利が

  再び述べられている第二次作戦の詳細な説明。[5] 

 

    44節:第五の鉢の裁きの後、自分の王国を確保するために、

  反キリストがイスラエルから離れる。 

 

    45節 ハルマゲドンでの反キリストの敗北。 

 


[1] ダニエル書のヘブル語は、特に独特に省略され、簡潔であり、事前に詳細かつ具体的な解釈を理解していなければ、しばしば不明瞭なほどです。

(11章ほどそれが顕著な箇所はありません)。 

[2] 「来たる艱難期」第1部:序論I.2.h「[艱難期に関する]その他の箇所」参照。 

[3] 反キリストの描写が21節から始まることを最も早く認識したのは

 ジェロームJeromのようです。 

[4] 次の注を参照。 

[5] ここと23節に見られるように、あらすじや最初の説明の後に、

 より詳しい説明や「フラッシュバック<過去の出来事の再現、要約>」

 的な説明が続くという現象は、聖書ではよく見られるものです。

 創世記2章4節で述べられている再創造の7日間の概要と、

 その後に続くアダムとエバの創造に関するより詳細な記述を比べてみてください。

「サタンの反乱」第2部:「創世記のギャップ」III.2節、「創世記2:4の要約」を参照。 

 

--パート26に続く 下差し

 

 

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(ヤコブ1:15)

 

お祈りします

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昨日は風が強く吹いて、帽子が飛ばされないように歩きました

今朝は雨になり、少し涼しくなったかな

明日は、術後の一ヶ月検診

晴れの予報なので、良かった

 

 

 

秋の雲と夏の雲が混在して、速歩で流れて行くね

 

 

 

夜ウォーキングしていると・・・

畑の忘れ物?🍉食べられないのかな?

 

 

公園の忘れ物?🍉

*:..。o○☆゚・:,。*

 

 

 

ロジャー君のことは忘れてないよハート

また来るねバイバイ

 

今日もありがとう~ラブラブ