(ひとしずく・76来たる艱難期:黙示録の歴史 第二部-A )サルディス | sarah‐mercy

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来たる艱難期<パート76>:黙示録の歴史 第二部-A

 

5. サルディス 「堕落の時代」(1162年から1522年までの360年間) 

  

黙示録3章1-6節 

 (1)サルデスにある教会の御使に、こう書きおくりなさい。

 『神の七つの霊と七つの星とを持つかたが、次のように言われる。

 わたしはあなたのわざを知っている。

 すなわち、あなたは、生きているというのは名だけで、実は死んでいる。

 

  (2) 目をさましていて、死にかけている残りの者たちを力づけなさい。

 わたしは、あなたのわざが、わたしの神のみまえに完全であるとは見ていない。 

 

 (3) だから、あなたが、どのようにして受けたか、また聞いたかを思い起して、

 それを守りとおし、かつ悔い改めなさい。

 もし目をさましていないなら、わたしは盗人のように来るであろう。

 どんな時にあなたのところに来るか、あなたには決してわからない。

 

  (4) しかし、サルデスにはその衣を汚さない人が、数人いる。

 彼らは白い衣を着て、わたしと共に歩みを続けるであろう。

 彼らは、それにふさわしい者である。

 

 (5)勝利を得る者は、このように白い衣を着せられるのである。

 わたしは、その名をいのちの書から消すようなことを、決してしない。

 また、わたしの父と御使たちの前で、その名を言いあらわそう。

 

  (6)耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい』。

                         

 

それ以前の四つの時代とは対照的に、サルディスの時代が始まると、

目に見える教会の組織全体が、「死んでいる」としか言いようのないほど深刻に

腐敗していることがわかります。

 

この状態は、その語源にも反映されています。

「サルディス」という名前は、

この歴史的都市の名前の由来である有名な赤みがかった宝石、

すなわちサルディウス(またはサルド)から来ています。

この赤みがかった色は、罪深さを連想させます。

イザヤ1章18節; 黙示録12章3節,17章3-4節)。

 

そして、この宝石に相当するヘブライ語が

「オデムodhem(אודם)であることは、何より興味深いです。

これは、ヤコブの兄<エサウ>の別名である「エドム」と事実上同じであり、

エサウ/エドムが、神の民と対照的な異教徒の国々を表す典型的な預言的象徴である

ことを考えると、(このシリーズの第1部で見たように)

これはより意味を持つものとなります。

 

つまり、一方では、サルディスは世から見れば魅力的で輝く宝石かもしれませんが、

主から見れば、岩の上に建てられた「生きた石」第一ペテロ2章4-5節

であるどころか、死んだ石であり、

その赤い色が本当の霊的状態を物語っているのです。

一方、サルディスもまた、エサウのように、

生まれながらの輝かしい権利を持っていたにもかかわらず、

真の霊的祝福を他に譲り渡し、(赤い)ポタージュ」の遺産を選び

創世記25章30節; マラキ1章2-3節; ローマ9章10-13節参照)

真の神の民に、サルデスとその異教的慣習から離れることを強いています

(ヤコブが不信仰なエサウから離れることを余儀なくされたように)。 

 

世俗的な歴史家の間でさえ、(サルディスの時代にまたがる)

「後期」または「盛期」中世は、目に見える教会の霊性が著しく後退した時代であると

一般に認識されています。

12世紀半ばから16世紀初頭にかけては、

とりわけ、西方における帝政ローマ教皇庁の勝利、

東西間の「大分裂」、学問における「スコラ派」

(本質的には、正当な聖書研究に対する哲学の勝利)の支配、

異端審問(15世紀のスペイン異端審問に頂点に達する)

ローマ単一支配に対抗するさまざまな「宗派」に対する力づくの弾圧、

 十字軍(教会の名の下に行われた恥ずべき政治的権力誇示)

そして間違ったすべての教義や異教的慣習を「正典法」として成文化し制度化しました。

 

そしてこれは、普遍的な教皇支配の勝利を象徴するもので、

教会権力の道具としてそれまでの何世紀にもわたり根付いてしまった、

反-聖書の伝統や教会の死んだような教義にではなく、

聖典に真理を求めることを選ぶあらゆる人々を効果的に迫害し、

抹殺するための処方箋となったのです。 

 

したがって、サルデスは、千年以上前に始まった目に見える教会の堕落の

第三段階を象徴しています。

ペルガモの教会組織への浸透から始まり、テアテラでその覇権を握るようになり、

サルデスの時代には、事実上、目に見える教会全体に浸透し、

キリストに従う本物の信者の残りの者達を除けば、

いわゆるキリスト教会にはほとんど「キリスト教的」なものはなくなっていたのです。

 

というのも、この歴史的岐路において、

生ける御言葉であるイエスは礼拝の主要な対象ではなく

(彫像、聖人、儀式などは、救いはイエスにのみ忠実に従うことによって

もたらされるという事実を、事実上覆い隠していた)、

書かれた御言葉であるイエスの教えは信仰と実践の主要な基準ではなかったからです

(聖書は、位階の権威とすでに成文化されたしきたりに比べ、遠い存在となっていました)。

 

サルデスの時代の終わりには、世俗的な「見える教会」と霊的な「現実の教会」は、

どこから見ても、二つの別々の存在となり、後者を前者から完全に分離し、

新しい「見える教会」の全面的な再構成と「改革」が、地上の真の信仰共同体、

すなわち、私たちの主イエス・キリストとその教え、聖なる聖典を真に信じ、

それに従う人々から成る共同体を維持するために必要となったと言っても

過言ではありませんヨハネ14章23-24節参照)。 

 

人の造り上げたすべての組織(そして、この研究で簡潔に描いた教会の歴史)

内在する根本的な弱点を考えれば、

このような事態の展開は驚くべきことではありません。

人間の組織は、その最も弱い部分と同じ強さしか持たないからです。

(信仰、教義、実践の)誤りは「しきたり」によって記念化される傾向がありますが、

すべての本物のキリスト教集団の根底に元々ある生き生きとした霊的実在は、

後世に遺すことはおろか、数値化して表現することも、制度化することも困難です。

 

したがって、過去の成功にかかわらず、サルデスの時代には、特に西側では、

ますます一枚岩になり、中央集権化され、

組織化された教会は、神から遠く離れ、年を追うごとに、

ますます遠くへ流れていってしまいました。

 

もはや問題は、新たに「改宗」した異教徒の習慣や

信仰を受け入れるということだけではなくなっていました。

もはや問題は、完全に世俗的な視点、議題、方法論を持つ権力欲の強い一派による

中央指導部の支配だけではありませんでした。

サルデスの時代までに、この腐敗は、

(同様に信仰を通して真のキリストの体に入ることをしていない)

組織への新規参入者から始まり、あらゆる手段によって達成され、

行使される世俗的な権力を求める一握りの野心家たちによって

<腐敗が、致命的な>頭」にまで広がったのです。

 

要するに、地上のキリスト教会であったものの目に見える組織は、

この時には本質的に死んでいたのです。

この組織が真のキリストの体の機能的な一部として存続するためには、

根本的な手術が必要だったのです。 

 

--パート77に続く 下差し

 

 

 

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日曜(14日)に郵便配達がないから、早めに孫(次女)に誕生日カードを送ったら

昨日届いてお礼の電話が来た

お正月に作って持ってきてくれた栗きんとんが美味しかったから

また色んなレパートリーを増やして腕を上げてね♪というと

「また行くとき作って持っていくね!」と嬉しそうだった

11年前の14日、大雪が降って大変だったことや、

とっても可愛かったことなどを話してあげたら、喜んでいた

もう11歳・・・なんて月日の流れていくのは早いのでしょうね

 

今日の朝焼けはとても綺麗だったけど

天気予報の午後から雨雪マークは変わっていなかった

これから、長男さんの家に行ってきます

ちょっとゼンマイ煮とお蕎麦稲荷を作って持っていこうと思ったら

長女さんが朝から作ってくれています

ありがたいハート

 

感謝します

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今日もありがとう~ラブラブ