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パワー・ウインドウズ
ラッシュやクイーンズライクなどを手がけた音楽プロデューサーのピーター・コリンズが死去
ピーター・コリンズというと割と
ハードな音とモダンなエッセンスを
融合するのが上手いプロデューサー
的なイメージ持つ人も多いのでは。
上記のニュースにあるようにラッシュ
ゲイリー・ムーア、クイーンズライク
ビリー・スクワイアなどのアルバムを
思い浮かべる方が多いでしょうね。
ボク的にはピーター・コリンズが手がけた
アルバムで一番好きなのといったらこちら。
トレイシー・ウルマン - 夢みるトレイシー
英国出身のコメディエンヌ兼女優である
トレイシー・ウルマン’84年にリリースの
ファースト・アルバムです。
ジャケットの雰囲気から察せられる通りの
'60sリバイバルなコンセプトの内容です。
80年代における'60sリバイバルというと
打ち込みやエレクトロニクスを多用して
(例えばカイリー・ミノーグのロコモーション
など)いかにもあの時代の音で調理すると
いった感じなのが多いですが、このアルバム
では80年代の器材を使って忠実に60年代を
再現しているところが逆に新鮮なんですよ。
ジャッキー・デシャノンがアーマ・トーマス
の為に書いた64年の楽曲のカヴァーである
この曲は今でもテレビやクラブで頻繁に
流れるので聴いた事ある方も多いのでは。
思わず「セ〜ラ〜服を〜」と歌いたくなりますね。
ボクはシングルにもなったこの曲↓が超々々大好き。
この曲はカースティ・マッコールのカヴァー。
PVの最後に超大物ミュージシャンがちらっと
出てきますがこれはそっくりさんではなく本物。
トレイシーが以前彼の映画に出演したことがあり
「今度は貴方が私のPVに出て」と言ったところ
なんと二つ返事で快諾した為実現したらしいです。
その後トレイシーはアリー my Loveや殺したいほど
アイ・ラブ・ユーなどにも出演、エミー賞も受賞
するほど女優として確固たる地位を築いています。
話をピーター・コリンズに戻すと、この曲も
コリンズのプロデュースだったんですね。
これは気づきませんでした。
73歳は現代ではまだまだ早いですよね。
どうぞ安らかに。