性(さが) | ロックンロールに恋狂い

性(さが)

自宅の新しい電話番号を間違えて覚えていたハロルドです。
(自分ちになんてかけないから気付かんかったよ…汗)



さて今回は、タイトル通りストレートに行きましょう!

カナダSAGA (サーガ)カナダ
SAGA


サーガは、'78年デビューし現在も活動を続ける
カナダ出身の老舗バンドです。

初期3枚は、アメリカン・プログレ・ハードな
サウンドで、結構ドラマティックな感じですが
画像の4枚目のアルバムで、プロデューサーに
ルパート・ハインを迎え、いかにも彼らしい
モダーンな音に変身し、大ヒットを飛ばします。

On The Loose


この曲が全米で大ヒットし、一気に
ワールドワイドなバンドへと、飛躍します。

ルパート・ハインというプロデューサーは
ハワード・ジョーンズロバート・パーマー
フィクスなどを手掛けており、割とクールで
デジタルチックなサウンドを得意とする人で
このアルバムも、それっぽい音になってますね。

ボクは次のシングルの、こっちの曲の方が好きでしたね。

Wind Him Up


この辺の音は、プログレ・ハードというよりも
エレポップといった感じですよね。

せっかくですので、一応このアルバム以前の
もう少しプログレ・ハードっぽい曲も
あげておきましょうね。

Don't Be Late


これ以降何枚かは、暫く聴き続けましたが
エレクトリックドラムの使用頻度が増えたりと
どんどんと、ボク的に悪い意味でポップになっていき
いつしか聴かなくなってしまいました。

アメリカのチャートにも、全く顔を出さなくなり
ほとんどの人は、解散したと思ってるかもですが
メンバーチェンジを繰り返しながら、現在もしっかり
活動しているようで、ドイツや北欧では
それなりに、人気を保っているようです。

まぁでも、世間一般のイメージとしては
やはり、"'80年代"、"MTV世代"といった括りの中に
埋もれているんでしょうね。




ところで…

彼らのキャッチコピーとして有名なのが
"トリプル・キーボードを擁するバンド"ですが
実を言うとキーボーディストが3人いる訳でなく
専任が1人いる他に、曲によってボーカリストと
ベーシストもキーボードを弾く、というだけなんですよね。

しかも"トリプル・キーボード"をウリにする割には
キーボード主体であったり、派手なソロが
フィーチャーされるでもなく、あくまでも
地味にバッキングに徹しているのが、なんともです。


ま、何々が3人いる事がウリになるんだったら
ウチはさしずめ、"トリプル・変質者を擁するバンド"
とでも、名乗っておきましょうか…