2THE HIGH PRIESTESS~サラスヴァティ
この「女教皇(THE HIGH PRIESTESS)」のカードは、直感・知恵・静寂・内なる洞察 を象徴します。あなたの内なる声に耳を傾けることで、真実が見えてくる日となるでしょう。
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✨ 全体運 ✨
今日は表面的な出来事よりも、内側での気づきが重要な日です。慌ただしい状況の中でも、一度立ち止まり、静かに物事を観察すると、より本質的な答えが見えてくるでしょう。焦らず、心を落ち着けることが鍵になります。
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💼 仕事・キャリア 💼
感情や表面的な情報に流されず、冷静な判断を心がけましょう。今日は目立つ行動よりも、裏側での準備や分析が大切な日です。また、インスピレーションが冴えているので、重要な決断をする前に自分の直感にも耳を傾けてみてください。
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💖 人間関係・愛情 💖
無理に言葉で説明しようとせず、相手の気持ちを感じ取ることが大切な日。会話よりも、沈黙や間の中にある「本音」に気づくことができそうです。また、秘密や隠された感情が表面化する可能性も。直感を信じ、無理に答えを求めないようにしましょう。
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🧘♂️ 精神的な成長・内面の気づき 🧘♀️
今日は瞑想や内観に最適な日。外の世界の喧騒から少し距離を置き、自分の内なる声に意識を向けると、大切なメッセージが降りてくるかもしれません。本や音楽など、心を落ち着けるものに触れるのも良いでしょう。
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🔮 今日のキーワード:
「直感」「静寂」「観察」「知恵」「神秘的なメッセージ」
今日は無理に動くよりも、流れに身を任せながら、目に見えないものを感じ取る一日になりそうです。
サラスヴァティ(Saraswati, सरस्वती)は、ヒンドゥー教における知恵、学問、音楽、芸術、言語、純粋さの女神です。彼女はブラフマー神の妃であり、宇宙の知識と創造の源とされています。仏教やジャイナ教でも信仰されており、インドのみならず東南アジアや日本(弁才天)にも影響を与えています。
1. サラスヴァティの特徴
① 知恵と学問の女神
- サラスヴァティは、学問や知識を司り、教育や文学に関わる人々に崇拝されています。
- インドの学校では、特に「ヴィディヤーラームバ(学びの始まり)」の日に、彼女に祈りを捧げる伝統があります。
- ヴェーダの知識の守護者であり、神々に智慧を授ける存在です。
② 音楽と芸術の守護者
- サラスヴァティは、「ヴィーナ(Vina)」という弦楽器を奏でる姿で描かれ、音楽の神としても崇拝されます。
- 彼女の音楽は、調和と創造の象徴であり、神々や人々にインスピレーションを与えます。
③ 言葉と真実の象徴
- 彼女は「スピーチ(Vak)」の女神ともされ、言葉、コミュニケーション、詩作、知的探求を司ります。
- サンスクリット語の発展や、ヴェーダの編纂にも関与するとされています。
④ 清らかさと叡智の象徴
- 彼女の名前「サラスヴァティ」は、「流れ(Saras)」を意味し、知識や叡智が尽きることなく流れ続けることを象徴します。
- 彼女は純粋さと精神的な成長を重視する神格であり、物質的な欲望を超越した智慧を授けます。
2. サラスヴァティの象徴
① 白い衣装
- 彼女は通常白い衣をまとい、清浄と真理を象徴しています。
② ヴィーナ(Veena)
- 弦楽器ヴィーナを奏でることで、調和、創造、知識の流れを示します。
- 音楽、詩、文学の発展に貢献する力を持つ。
③ 書物(ヴェーダ)
- 彼女はヴェーダ(聖典)を手に持ち、知識と学問の象徴とされています。
④ ハンサ(白鳥)
- 彼女の乗り物(ヴァーハナ)は**白鳥(ハンサ)**で、純粋な知恵と識別力を象徴します。
- 白鳥は「乳と水を分ける」能力があるとされ、真理と虚偽を見分ける力を示しています。
⑤ 蓮の花
- 彼女が座る蓮の花は精神の成長と悟りを表します。
3. サラスヴァティの信仰と祭り
① サラスヴァティ・プージャ
- インドでは毎年、「バサント・パンチャミ(Vasant Panchami)」の日にサラスヴァティを祝う祭りが行われる。
- この日は学問や芸術の始まりを祝う日であり、学校や寺院で特別な礼拝が行われる。
② 弁才天としての信仰(日本)
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サラスヴァティは日本では「弁才天(弁財天)」として仏教に取り入れられ、財運、音楽、知恵の女神として信仰される。
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琵琶(ヴィーナに似た楽器)を持ち、音楽や学問の守護者とされる。
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