杖 10~地球がシータを受け止める(正位置)
-Keywordー
【過多な負担】
全てが多すぎるようです。いくつかのものを放棄するほうがよさそうです。
-恋愛-
相手を疑うことによって、望む結果にはなりません。
-仕事-
次なるチャレンジがやってきます。更なる努力が必要です。
-対人-
あなたを限界点にまで広げる人との出会いが到来しそうです。
カードの意味
ラーマは、世論を尊重してシータを追放しました。王は、神と人間との間の仲介役の重要な部分として、ヤグナを行なう必要がありました。それは火の前で行われ、ヴェーダマントラが唱えらます。ヤグナはサンスクリット語で、「崇拝」、「犠牲」、または「供え物」を意味します。しかし、法律によって支配者は、妻がいない状態ではヤグナを行なうことができませんでした。しかしラーマは、よく知られているように、「妻はたった一人である」と誓いました。一夫多妻の社会では、これは息をのむほどのことでした。そして、シータはまだ生きており、ラーマは決して他の配偶者を得ることはありません。彼女はまだ追放されたままでした。
ラーマは、シーターに対して、シーター自身の貞潔の証明を、申し入れました。
シータは、身の清浄を証明してくれるよう地母神に祈ると、母なる地神が涌出して、大地は彼女を飲み込み、地中に消えました。ラーマの完全なる孤独を目の当たりにして、神々はショックを受けました。ラーマは嘆き悲しみ、その後、妃を迎えることなく、世を去りました。
*『ラーマーヤナ』は、古代インドの大長編叙事詩です。ヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド2大叙事詩の一つでもあります。サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行に及んでいます。成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説を編纂したものとされています。
この叙事詩は、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナに挑む姿を描いています。ラーマーヤナの意味は「ラーマ王行状記」です。
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