杖 9~王のジレンマ( 逆位置)
ーKeywordー
【今・ここに戻りましょう】
停滞した感覚があったとしても、実際とは無関係です。
-恋愛-
先に進むことを恐れるときは、目の前のことが理由なのか、過去のことからなのか、切り分けてみてください。
-仕事-
疲労感があれば、その理由を明確にしてみて。
-対人-
周りからの評判は、あなたがコントロールできない範囲の出来事の影響を受けていそうです。
カードの意味
ラーマは、アヨーディヤを支配しました。完璧な王が見つかれば、社会は実際に彼の人となりを反映します。
しかし、国民の間には、まだシータの身の潔白を疑う声がありました。「ラーマは別の男と一緒にいた妻を連れ戻すというひどい例を作った。私たちの王が、この破滅的な先例を設定してからというもの、私たちは皆、妻の不倫を受け入れなければなりません。」このコーラスのリードは、洗濯職人でした。それを知ったラーマは苦しんで、シーターを王宮より追放しました。
ラーマは、弟のラクシュマナに聖者ヴァールミーキのアシュラムの近くの森にシータを捨てるように言いました。ラーマはそれ以来、無情だと非難されてきました。シーターは、聖者ヴァールミーキのもとで暮すこととなり、そこでラーマの2子クシャとラヴァを生みました。
*『ラーマーヤナ』は、古代インドの大長編叙事詩です。ヒンドゥー教の聖典の一つであり、『マハーバーラタ』と並ぶインド2大叙事詩の一つでもあります。サンスクリットで書かれ、全7巻、総行数は聖書にも並ぶ48,000行に及んでいます。成立は紀元3世紀頃で、詩人ヴァールミーキが、ヒンドゥー教の神話と古代英雄コーサラ国のラーマ王子の伝説を編纂したものとされています。
この叙事詩は、ラーマ王子が、誘拐された妻シーターを奪還すべく大軍を率いて、ラークシャサの王ラーヴァナに挑む姿を描いています。ラーマーヤナの意味は「ラーマ王行状記」です。
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