黙 | すべてはひとつ
わたしにとっての大賢人
父が旅立って
1年くらいたったある日

父の涙声のような
真剣な声が聴こえてきた。

「オレにはできなかったこと
あなたならできる」


「うん、わかった。
わたし、やるよ」

と心の中で応えた。


10年の月日を経て


娘と一緒に
実家に滞在して
10ヶ月が経とうとしている。


"古きを終わらせ
新しきに立つ"


その決意は
幼い頃から
ずっと在り

まずは祖母と母の関係に
目を向けていった。
そして
父と母の関係に
そのヒントがあると
氣づいた。

父がたまにポツリと
「お母さんは
全然、話を聞かないな」
「ひと言多いな」
「なんでそんな
意地悪な言い方を
するんだろう」
と呟いていたのを思い出し

うん、そうだなと
頷きつつ

それを
仕方ないと
受け入れ続けたのは
父であり
わたしだったんだと
腑に落ちてきた。


依存とコントロールは
人との関わりの
至るところに浸透していて
無意識に遣い合っている。


そのしくみが
みえてきた。


仲良しごっこを
完全に
終わらせる。


戸締まりをするのは
手が震えるような
一歩だけれど
もう迷わない。
今までは傍観者だった。

肝心な時に知らんぷり

聞かれてもいないことを
言うのをやめて

必要なことを
必要なタイミングで
言うことを心がける。

黙して待機。

ここぞという時に
手を差し伸べることが
できるように
自分を整える。


沈黙が満ちていく。


ありがとうございます💙

Sat nam