RAIDデータ復旧事例 テラステーション TS-XEL/R5シリーズ E30エラーからデータ復旧 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
【Buffalo製 TeraStation TS-XE4.0TL/R5】

RAIDレベル:RAID1+0 

構成台数:4台構成

使用OS:Windows XP

TS-XE4.0TL/R5


状況:
前日まで通常に稼働していたが、当日突然ピーピー音が鳴り、E30エラーが出ていた。

電源を落として再起動を1回かけたが直らなかった。

当社復旧依頼後:99.9%データ復旧完了

発端

今回、東京都の建築関係の法人様から、他社復旧業者診断後のご依頼でした。

他社様へ持ち込み診断の結果

「スキャンをすればデータが出るんじゃないですかね?4回程で出ると思います。」

という曖昧な診断結果報告だったため、不安に思った法人様は当社にお持ち込み診断をされました。

きちんと診断、原因を特定しないままに復旧作業を行うことはデータを2度と復旧できなくなる可能性が高くなり大変危険です。


診断

当社での診断の結果、4本のディスク全てのRAID情報異常と判明。

このRAID情報異常とは、4台のHDDを仮想的に1台のHDDとして認識させるための情報に
異常を起こしている状態で、RAIDとして機能しない状態になっています。

他社様の診断後の判断の「スキャン」がどの復旧作業に当たるかは分かりかねますが、
RAID情報異常の場合、まずRAID情報を直してからでないと復旧作業は何も出来ません。

診断を受ける場合は、原因や作業方法など分からないことは全て質問して、
納得のいくまで説明してもらうようにしましょう。


復旧

まずは壊れたRAID情報を直す作業を行います。

この作業はバイナリという数字形式を扱いますが、コンピューターが処理をしている形式と同じものを
人間が処理をしなければなりません。

通常、バイナリとは0と1で表される2進法のコンピューターが認識するための形式ですが、
データ復旧においては0~9の10個の数字とA~Fの6個のアルファベットで表される16進数の形式で処理をします。

RAID情報も16進数の形式で処理されており、しかも手作業でエラー部分を修復しなければならないので、
経験を積んだエンジニアでなければこのRAID情報も直すことはできません。

次に仮想環境(Linux上)でお預かりしたRAID機器と同じ状態のRAID構成を構築します。

その後、ファイルシステムを解析し正しいRAID構成情報に組み換え、人間が認識できるデータが復旧できます。


納品

今回ご依頼のRAID機器は他社様診断後のご相談ということでしたが、幸い作業に入っていなかったため、
ほぼ完全な状態でデータ復旧を完了することができました。

初期診断はとても大事なものです。

当社でも無料診断を行っていますが、お預かりしたHDDへの負担を少なくするために
最新の診断用の設備を整え、経験を積んだプロのエンジニアがしっかりとご対応致しております。

診断を間違えてしまうと復旧率の低下に関わるだけでなく、
最悪データ復旧自体ができなくなってしまう恐れもあります。

大事なデータの復旧は、プロのエンジニア常駐、最新設備の整ったデジタルデータリカバリーにお任せ下さい。


■関連記事
【E30】「HDx Broken E30 Replace the DISK」エラーの対処法|BUFFALO Terastation

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【株式会社レオパレス21】
 RAID「即」復旧完了。


・【株式会社NTTME】
 Linuxにも対応できる技術力の高さに安心しました。




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