RAIDデータ復旧事例 LANDISK HDL-GTシリーズ リビルド・RAID崩壊モードの復旧 | RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

RAIDデータ復旧事例 | デジタルデータリカバリー

デジタルデータリカバリーのRAIDデータ復旧事例。トラブル発生から納品までを追ってご紹介します。

◆今回データ復旧をご依頼頂いたRAID機器
【I-O DATA製 LANDISK HDL-GT3.0】

RAIDレベル:RAID5 

構成台数:5台構成

使用OS:Windows

HDL-GT1.0


状況:
RAIDの2番ディスクが故障したためリビルドをかけたがエラーが起こり、その後、RAID崩壊モードになった。

当社復旧依頼後:99.9%データ復旧完了


発端

大阪府の建築関係の法人様からのご依頼でした。

デジタルデータリカバリーにご相談頂いた前日に突然LANDISK HDL-GT3.0の2番ディスクが故障してしまい、
そのディスクを交換してリビルドをかけました。

リビルドの間はアクセスが可能で、順調に進んでいたように思えたものの、
突然4台全てのディスクの赤ランプがエラー点灯し、RAID崩壊モードになってしまったとのことでした。


診断

ディスク交換後のリビルド失敗によるRAID崩壊モード、
3番・4番ディスクにヘッド障害、5番ディスクにバッドセクタの診断結果でした。

1本のディスクが故障した際に、そのディスクを交換してリビルドをかけるという行為は、
それまで通常通りに動いていた他のHDDにも障害を併発させてしまい、高い確率でリビルドの失敗に繋がります。

なぜなら、RAIDを構成しているHDDは、ほぼ同時期に生産・購入されていることが多いからです。
同じ時間稼働しているHDDは同じだけ消耗しますので、HDDの1台が故障するということは他のHDDも故障の可能性がぐっと高くなるのです。

復旧

まず、お預かりしたHDL-GT3.0は物理障害を起こしていますので、
ヘッド障害のあるHDDをクラス100のクリーンルームでエンジニアがヘッド交換作業を行います。

ハードディスクは精密機器であるため、埃や塵の一切入らない設備で開封作業をしなければなりません。

ハードディスクの開封を必要とする作業がある場合は、
依頼した復旧業者がクリーンルームの設備を持っているか必ず確認してください。

バッドセクタが発生しているHDDに関してはバッドセクタ部分を読み飛ばす特殊ツールを用いて、
正常なデータ部分を取り出し、クローンのHDDを作成します。

以上の物理障害の作業が終わると次に論理作業に移ります。

物理復旧作業で作成されたクローンHDDは元々RAID構成のものだったため
1つ1つの単体ではデータを見ることができませんので、仮想環境にてRAIDを構築する必要があります。

その後、累積経験を積んだ復旧エンジニアがバイナリからファイルシステムの分析をし、
RAID情報やHDDの順番・RAIDレベルなどを解析し、正しいものに組み替えていきます。

これらの作業を完了させることでようやく通常のPCで見ることのできるツリー構造が出来上がります。

お客様には、こちらのデータリストをご確認して頂きます。

納品
お客様にデータリストをご確認頂き、無事納品完了。

今回はリビルドの失敗もあり、物理・論理の両作業を必要としましたが、当社ではクリーンルームを備えており
累積経験を積んだエンジニアも常駐しておりますので99.9%データ復旧に成功することができました。

運用中のLANDISKの1本のディスクにエラーが生じた際は、交換してリビルドをかける前に
まずデジタルデータリカバリーにご相談ください。

「自分では何もしない」ことで復旧率の低下を避けることができます。


■関連記事
【LAN DISK】自分でリビルドをしたが途中でエラー発生!!

■実際にRAIDデータ復旧を利用されたお客様の声
・【コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社】
他社で2ヶ月以上かけて復旧できなかった機器を1週間で復旧して頂きました。


・会社の中で復旧を行っていることと、復旧実績が選んだ理由です。


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