[DeeTA × MERCURY ]
MERCURY 10th Anniversary Model
- 150 years old DENIM -
DTA-001
col:MSP
size 27,28,29,30,31,32
T/L 10pic ONLY
63,000yen
構想から約1年......
DeeTAデザイナーである浅見さんと、
世界を代表する岡山の一流の職人さん達の手により至高の一本が完成しました。
思い起こせば1年前....
「現在の加工・そしてリペア技術を駆使しもうこれ以上出来ませんと言われる位スペシャルなデニムが欲しい」.....
さらにカジュアル色が強くなく、「黒いブーツ・黒いテーラードジャケットに合う雰囲気を出して欲しい」.....
そしてさらに、「150年分の思いが込められた150年加工を施して欲しい」.....
かなりの難題を浅見さんにぶつけたところから始まったこの企画.....
僕の言葉では語りきれない作品への思いを、
デザイナーである浅見さんから頂く事が出来ましたのでお読み頂けると幸いです。
- DeeTAデザイナー浅見さんからのコメント -
ジーンズがこの世に生まれたのは何時なのか御存知でしょうか???
LEVI'S社が誕生したのは1853年ですが、当初からジーンズを扱っていた訳ではありません。
1873年に「金属リベットによる衣服の補強方法に関する特許」をLEVI'S 創設者のリーバイ・ストラウスと
「金属リベット」をパンツに初めて打ったジェイコブ・ディヴィスが
共同で取得したのが「きっかけ」ですが、あくまで「きっかけ」でした。
1880年代初頭に生地がキャンバスからブルーデニムに変更され
「らしきモノ」になりましたが、まだ「5ポケット」ではありませんでした。
(ちなみに「XX(ダブルエックス)=エキストラ・エクシード」の表現は1882年に始まりました)
コインポケット(フォブポケット)が採用されたのは1890年(ちなみにこの年に"501"のロット番号が誕生)
更に、バックポケットが2つになったのは1902年。。。「5ポケットパンツ」の原型が出来上がりました。
更に更に、ベルトループを採用したのが1922年。。。。。「5ポケットパンツ」の誕生です。
「特許」取得からから約50年の歳月を経てが完成した訳です。
しかも、当時は「ウェステッド・オーバーオール」と呼ばれていて
「ジーンズ」という呼称は1960年から(意外!!!)使われるようになりました。
ちなみに、
デニム=「サージ・デ・ニーム(ニム)」フランスの生地産地「ニーム地方」で作られた「サージ(綾織り生地)」の意味。
ジーンズ=「ジェノバ」が語源・・・イタリアの貿易港で「サージ・デ・ニーム」をニューヨークに輸出していたコトから。
長くなりましたが、
自分的にはジーンズ=5ポケットパンツの誕生は歴史的に「1922年」と認識しております。
今回の150年加工の概念は
1922年+150年=2072年(今から60年後)
を基本コンセプトとしています。
1922年生まれの「DeeTA」が(あくまでも物語りですが。。。)150年の歳月を経て2072年に「どの様になっているか???」
過去から未来を想像し「2012年時点で再現してみよう」と言うコトです(かなりの無茶とも言えます)
ジーンズブランドは数えられない程存在しますが、
DeeTAの立ち位置(役割)は「長く深く愛して頂ける」ジーンズで有るべきだと、常に意識してモノ作りをしています。
昨今の1000円以下のデニムにも「役割」はもちろんあると思いますが、
何処かで「ソレで良いのか???」と常に考えてしまいます。
100年以上を経て高値で取引される「只の作業着」だったジーンズに魅力を感じるし、
ソレを出来る限り目指したいと思ってしまうのです。
つまりは「世代を超えて愛してもらいたい」という有る意味「おこがましい」理想/空想的なコンセプトも持ち合わせています。
祖父→父→自分→子供→孫。。。。。だいたい150年かな。。。。。と考えてしまう訳です。
過去を振り返るだけでなく、未来を想像する。。。。。
そんなコンセプトから150年加工は試行錯誤し具体化し誕生しました。
勿論、ファッションですから現代における「コーディネート」に充分対応出来る内容に落とし込んでます。
「有りそうで無かったコンセプト」でアプローチしたジーンズをご堪能頂ければ幸いです。
以上
この思いを10周年という事で10本だけこの世にお届けします.....
MERCURY、そしてご購入頂いた方の2072年は? そしてそのプロセスは?
未来を想像するデニム......
是非お試し頂ければと思います。




