ごきげんよう。栗毛馬です。

 

高級耳栓「dBud」を購入した話の続きです。




全体の見た目はこんな感じ。

 

 

取り外し可能なコード付き。

コード込みで、重さは6g。軽いです。

 

 

  購入の目的

 

音に敏感な耳への負担とストレスの軽減

 

 

 

  想定する使用シチュエーション

 

  • 公共交通機関での移動中
  • 職場
  • ピアノの練習

 

 

 

  結論

 

  • 悪くない
  • 使い続けたい
  • 着けていると耳が少し痛い
  • 価格の価値があるかは疑問

 

 

詳細は、次のとおり。

 

 

 

  電車内で初めて使用した感想

 

届いた翌朝、早速通勤で使用。

 

車内アナウンスがとてもクリアに聞こえ、

(音が全然遮られていない!)

と、ショックを受けた。一万円ドブに捨てたな…、と。

 

しかし、雑音はそれなりにカットされていたよう。いつの間にか眠っていた。

 

下車駅が近づいたので耳栓を外すと、爆音の奔流が耳に流れ込んできて驚愕!

アナウンスも発車ベルも、ほとんど暴力的な音量。

dBudがきちんと仕事してくれていたことを認識。

 

 

電車内で使用した感想・まとめ

  • 騒音を遮り、耳を守る効果はかなりある
  • 車内アナウンス等は聞こえる
  • 外した後、耳に感じる音の圧がすごい
  • 着けているときの安心感はかなりある(外すと実感)。モバイルシェルターと言ってもいいくらい
    →耳栓に依存しすぎる恐れあり。忘れて外出したら不安になるかも

 

 

 

   職場で使用した感想

 

  • 会話に支障はない(しかし会話するときは外した方が聞きやすい)
  • 遠くの声は聞こえにくくなる
  • 大声、PC操作音の前にはほぼ無力
  • 微細な騒音がカットされるため、近くの人の声はむしろクリアになる可能性あり
  • しかし、圧や角は取ってくれるようなので、耳への負担は軽減されると感じた
  • 尖った環境音を遮音することはできないが、マシにはなる
  • 物理的に「壁」があることで耳への圧が軽減されるし、まろやかにはなる

 

結果として、

  • 業務に集中しやすくなる
  • 疲れにくくなる
  • 落ち着く(守られてる感あり)

 

注意点

  • 遮音している分、気を付けないと自分が騒音源になる危険性がある
    (動作がぞんざいになって、不用意に音を立てる恐れあり)

 

 

 

  ピアノの練習時に使用した感想

 

  • 耳が楽!
  • 安心して弾ける
  • ダンパーペダルを入れての生音演奏が可能になった

ただし、

  • ソフトペダル踏みっぱなしで
  • 短時間に限る

 

それでも、ペダルを入れての演奏ができるようになったのは、本当に嬉しい。

 

ただ、音の響きや濁りが捉えにくくなるので、適切なタイミングで踏めているかどうか自信がない。もしかしたら、めちゃくちゃな演奏になっているかもしれない。

 

耳が保護されていることはひしひしと感じるし、心強い。

生音での練習に、dBudは必須アイテムとなった。

 

 

 

  その他気づいたこと

 

色について

黒とピンクベージュの2色から選べる。

目立たなさを考慮してピンクベージュを選択したが、黒の方がよかったかも…。

 

 

 

というのは、汚れの心配。

 

紛失防止コードの、首が当たる部分は布製になっている。

黒ずんで垢じみ、それが目立つ恐れがある…。

 

黒だったら、わからないだろうにな。

 

ただ、黒の場合、バッグの中で行方不明になりそうではある。


 

便利なところ

耳栓本体に小さな磁石が付いているから、使わないときは首の前でくっつけてまとめておくことが可能で、紛失防止になる。

 

 

 

コードと耳栓を収納する入れ物が地味に便利。

出し入れがしやすくてストレスフリー。

 

うちの老婦人こと母には不評。

まんじゅうや最中に見え、お腹が空くらしい。

 

 

気になるところ

静かな環境で装着すると、身動きするたびに「サー、サー」とコードが擦れる音がして気になる。

違和感がひどくて無理、と最初は思ったがすぐ慣れた。

 

着けたまま飲み物を飲むと、

「グビッ、グビッ」

という飲み込み音が強烈に聞こえて(というより感じられて)、若干気持ち悪い。


 

注意点

イヤープラグの大きさに注意。

付け替えるのが面倒で、最初から付いていたものを使ったが、耳の内部に物理的に圧を感じるし、なんだか痛い。

 

外したらとてもホッとしたし、耳に疲れを感じた。

 

ワンサイズ小さいものに変更したら、圧を感じにくくなり、快適になった。

 

説明書にも書いてあるが、両方の素材の、全ての大きさのプラグを試して、最も快適なものを選ぶことが大切。

 

本体のプラスチック部分が当たって、耳(中ではなく表面、耳栓を掛けているところ)が少し痛む。

プラグサイズはもちろん、角度や押し込む深さなどあらゆる調整を試みたが、左耳だけ解決されない。もしかしたら、自分の耳は、左だけ少し小さいのかも。

 

着けると、精神的には楽だが肉体的にはちょっと不快。

外すと、肉体的には自然だが精神的にはキツイ。

 

 

まとめ

使い始めてニ週間以上になるが、もう手放せないかも…と感じている。

 

使いすぎによる依存が心配。

 

ピアノの練習には必須。これなしでは生音練習はできない。

 

純粋に肉体的には、外すとホッとする(ストッキングを脱いだ時のような解放感)。

 

本体が硬いせいか、どう工夫しても、耳の入り口付近…本体を引っ掛けておくところが少し痛くなる(左耳だけ。右耳は平気)。

 

耳栓をしない状態がベストなのは明白だが、多少の痛みがあっても、聴覚や精神的には、着けていた方がいい。悩みどころ。

 

値段の価値があるのかどうかは、正直疑問。

 

使い続けたいとは強く思うが、なくしたら再度購入するかはわからない(高すぎる)。

ウレタンの安価な耳栓に戻すかもしれない。

 

ウレタンのって、装着時に小さくねじるのも面倒だし、使った後のクチャクチャになって萎んだ姿を見るのが結構なストレスなのですよね…。

すぐに薄汚れるし。

 

dBudは、外した後もきれいでピンシャンしているからそこも好き。