ごきげんよう。栗毛馬です。

 

梅雨寒の昨日。

暑いと思って半袖Tシャツにしたけれど、なんだか寒い。着替えることにしました。

 

選んだのは、マーガレットハウエルの麻のシャツ。



このシャツはずいぶん前に買ったもの(今調べたら、2014年4月購入。なんと10年以上前でした)。


当時、約3万円。結構な値段がしましたが、麻のいいシャツがどうしても欲しくて、清水の舞台から飛び降りるくらいの覚悟で買った、思い出の品です。

※エルメス沼など知らず、金銭感覚がまっとうだった頃の買い物です。

 

最初は大事に大事に着ていたけれど、実はあまり似合わない気がして、ここ数年は袖を通すこともなくなっていました。


そうそう、このヨーク部分にあるループがとても気に入って買ったのだっけ。

 

着ないけれど高かったから処分する気にもなれない。半ば厄介モノとしてクローゼットの隅でひっそりとぶら下がり、私の気持ちを重たくしていましたが。

 

数年ぶりに着て、驚きました。

 

なんて快適なの!

 

肌触りが柔らかく、ほどよくあたたかい。

けれど、湿度がこもることなくとても快適。

 

肩が楽。そでぐりの太さがほどよい。

つかず離れずの程よいシルエットは体が泳ぐことなく、とてもいい感じ。

窮屈さなど、もちろんありません。

作業の邪魔にならない八分袖。

冷えて痛かった肘をふんわりと包み込んで守ってくれるよう。その安心感。

腕まくりできる形なのもとても便利。

 

似合わないと思っていたけど、今はそんなことない。妙にしっくりきます。昔より、断然似合う。

 

なんでだろう?考えて、思い当たったことがあります。

それは、少し太ったから。

 

買った当時は多分今より4キロは少なかったから、今よりもっと肩の張り具合が目立って、まるで衣紋掛けのようだったし、自分の貧相さが目立っていた気がします。

 

それが中年の今、旬のイワシみたいに満遍なくあぶらが乗ってきた体にため息しか出なかったけど、少しはいいこともあるもんだ…。

 

リネンの、控えめな透け感のある素材感には、ごつごつと骨っぽいばかりの肩より、少し丸みと厚みのある肩の方が相性がいいようだ、と知りました。

 

この夏、大復活と大活躍の予感がします…!

 

それにしても、いい麻ってなんて肌触りが気持ちいいんだろう。

 

となると、いい麻を使った、素敵な服が欲しい!

 

まさかの「麻熱」再燃です。

 

まもなくバーゲン。

いいものがないか探しています。

 

↓こういう流行に寄せたデザインではなく、普通の形のがいい…。

 

 

 

 

↓定番の形、というとラルフローレンか。

ただ、好みのリネンの生地とは少し系統が違う感じです。

 

 

↓君、高すぎるよ!!30%オフでも私には難しい…。半額ならば考えます。店頭で実物を見てからの話ですが。

切りっぱなしの布端、ほつれてこないかが少々心配です。