ごきげんよう。栗毛馬です。

 

昨日の首都圏は、風雨がひどかったし寒かったですね!

 

寒がりのくせに迂闊にもブラウス一枚ででかけてしまった私は、大変難儀しました。

 

最も困ったのが、最寄駅から自宅までの道中。

自転車ですが、危険だし法律違反なので傘を差せません。

 

上着やカーディガンなどを着ていれば、傘がなくても平気で走って帰りますが、ブラウスでそれをやるのはさすがにまずい。

 

それに、ブラウスをタックインしたウエストには、大事なエルメスのベルトを巻いている。


雨に弱い、エルメスの革製品。絶対に濡らしたくない…!


でも、自転車を置いて、傘を差して歩いて帰るのも嫌だ。

はて、どうするか…。

 

しばし考え、いいことを思いつきました。

 

まず、ブラウスの裾をズボンから引っ張り出しました。これでベルト対策はOK。

 

次に、カウボーイ巻きにしていたカレウォッシュをほどき、バッと広げて背中から肩に掛け、上の二つの角をしっかり結びました。

こうすればあたたかいし、ブラウスがびしょぬれになることもないだろう、というわけ。

 

洗ったことがあるから知っているのですが、エルメスのスカーフはどういうわけか水を弾くのです。洗剤液をしみこませるのが大変なほどに。それを有効活用するのです。

 

おそらく、相当に珍妙な姿だったかと思いますが、背に腹は代えられません。

それに、誰も見ていませんから。

 

それで自転車をギュンギュン漕いで家路をたどったわけですが。


試してみると…、

カレウォッシュは本当にすばらしい!

あたたかいし、水がしみこんできません。

 

スカーフの最高峰、やんごとなきエルメスのカレがサバイバルアイテムにもなるなんて!

カレってすごい。ますます好きになりました。







 

ただ、自室の姿見に映った姿にはギョッとさせられました。


↓(再現)


うわ、なんだこりゃ。 

なんと滑稽な…!




まるで風呂敷をくくりつけて「ヒーローごっこ」している子供のようではないか。


やりませんでしたか?

箪笥から引っ張り出した風呂敷をマントにしてかけずり回ったり、崖とも言えない小さな崖から奇声と共に飛び降りたり。


それを、この歳で…。

馬鹿なのか?あほなのか?両方か。


カレのマントをなびかせて雨の中を自転車で疾走する中年女。

名前を付けるなら、「エルメスマン」になるのでしょうか…。


いや、ここはこう表記したい。

「得瑠芽洲マン、参上!」と。

↑良い当て字があったら教えてください。