ごきげんよう。栗毛馬です。

 

竹橋の東京国立近代美術館で開催中の「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」展に行ってきました。



国立近代美術館、パリ市立近代美術館、大阪中之島美術館のコレクションから共通テーマを設定して「トリオ」を組むという興味深い趣向の展覧会です。

 

以下、公式サイトからの引用↓

 

パリ、東京、大阪-それぞれ独自の文化を育んできた3都市の美術館のコレクションが集結。セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館はいずれも、大都市の美術館として、豊かなモダンアートのコレクションを築いてきました。本展覧会は、そんな3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示を試みます。
時代や流派、洋の東西を越えて、主題やモチーフ、色や形、素材、作品が生まれた背景など、自由な発想で組まれたトリオの共通点はさまざま。総勢110名の作家による、絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など150点あまりの作品で34のトリオを組み、テーマやコンセプトに応じて7つの章に分けて紹介することで、20世紀初頭から現代までのモダンアートの新たな見方を提案し、その魅力を浮かびあがらせます。

 

パリ市立美術館ですって!

さあ、お供のカレはどれにしよう。

 

パリの恋人たち、パリステーション、エクスリブリスパリジェンヌ。パリのプロムナード、パリの紋章…。

 

 

 

 

 

 

 

なんでもいいから「パリ」と付くカレがあればよかったけれど一枚も持っていないので、代わりにパリ市民らしき男女が描かれた「ベカン」を。





首の日焼け防止に好適です。

 


 

 

 

 

さて、「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」。



素晴らしい展覧会でした!

 

いろいろな作家の、色々なジャンルの絵があるので飽きません。

アートが好きではない方や、これまであまり縁がなかった方にこそ見てほしいと思うような内容です。

 

たぶん、企画された方々が、とても楽しんで作ったのだと思う…。

縛りがある分、ご苦労もすさまじかったでしょうけど。

 

絵って、展示のされかたでこうも変わるものか。

本当に面白い、とつくづく思わされました。

 

例えば、国立近代美術館の所蔵品展で何度も見たことがある作品。

 

あっ、懐かしい。久しぶりだね。あれ、なんだか雰囲気変わった?

見慣れた作品なのに、場所と視点が変わると、なんて新鮮!

 

所蔵品展や常設展の「いつもの場所」には、落ち着いた「変わらない良さ」がもちろんあるけれど、テーマと「新たなお隣さん」を与えられただけで、まるで違う絵のように生き生きとして。

 

絵なのに、なんだか人みたい。

 

撮影可の作品が多い、太っ腹の展覧会です。

好きだなと思った絵の備忘録は、次回に。