ごきげんよう。栗毛馬です。

 

老婦人のおもてなしの続きです。

 

 

 

おもてなしの前々日。私は依頼されたチーズクッキーを焼きました。

 

 

 

家族ではない人に出すためのお菓子を作るのは久しぶりです。

(家用に作ったものが流用されることはあっても。)

 

ああ、緊張する!失敗しませんように…。

 

衛生面に配慮し、集中して丁寧に作業。

キッチリ計量、過不足のない動作を心掛け、生地の状態を見極めて…。

 

おお、身の引き締まる感じが新鮮です。

自分にできる最高の結果を引き出すために、きちんと注意深く作業をするのは気持ちがいい。

 

他人様に差し上げるためのお菓子作りは、しょっちゅうは疲れるから嫌ですが、たまになら刺激になっていいものです。

 

できた生地はしっかり寝かせて、定規で測って慎重にカット。まっすぐ切るのは難しい…。

 

カットしたら、焼成です。

 

クッキーは香ばしいのが好き。

表面に焼き色がつくまでしっかり焼きたくなりましたが、このレシピでそれをやるとチーズの香りが飛んでしまうことでしょう。

ぐっとこらえてレシピの指示を守り、焼き色がつきすぎないうちにオーブンから出しました。

 

できあがったチーズクッキー。

 

 

測った割にいびつですが、まあこんなもんでしょう。

 

味見をしたら、惜しい、ちょっと塩味が薄かった…。

レシピの半量で作ったので、塩加減が難しかったのです。

しょっぱくなるのを恐れて控えめにしてしまったけど、もう一つまみ入れるべきでした。

 

ピンクペッパーの量も、もっと増やせばよかった。

一枚当たり2個見当で埋め込みましたが、3個か…、もしかしたら4個でもよかったかもしれません。

 

ピンクペッパーは、ペッパーと言っても辛いわけではなく、むしろほんのりわずかに甘い。爽やかな香りが身上で、クセはないけれど、おいしくてちょっと病みつきになるスパイスです。

 

 

 

残念、次に作る時はもっとたくさん使おう。

 

 

 

それでも、久しぶりのチーズクッキーは大変なおいしさ。

作ってよかった、と思いました。

 

それにしても、なんてお金のかかるクッキーでしょう!

どっさりのパルミジャーノレジャーノ、ピンクペッパー…。

買ったもの全部使ったわけではないですが、この2つだけで1000円近くかかりました。

それでも、生クリームは牛乳で代用したから安く上がってるのですが。

 

なのに、そんな高級クッキーには全然見えないのが残念です。