ごきげんようっ。栗毛馬です。

 

今年、うちの老婦人こと母が初めて購入し、その素晴らしさにすっかり虜になっている、me ISSEIMIYAKEの洋服。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに、私もデビューしました!

こちらです。

 

 

me ISSEY MIYAKE DROP STRETCH PLEATS

特殊な色なので、白黒で失礼します。。

 

カットソー自体は、シンプルでプレーンな形。

一見そっけないほどですが、それを覆すのが、袖口と裾に並ぶ、無数の玉っころ!

 

 

これがどうしようもなく魅力的で、心をとらえて離さない。

シンプルな形だからこそ生きるデザインだと思います。

 

この『DROP STRETCH PLEATS』。

オンラインショップで画像を見た瞬間にぞっこん夢中になり、

「絶対見に行く!似合えば、買う!」と決めていました。

 

販売開始は2024年4月1日。

意気込んでいた割には少々出遅れてしまい、在庫があるか心配しながら訪れた某店でしたが、まだあったのは幸いでした。

 

 

実物の素晴らしさは、画像以上。

シンプルでプレーンな本体に、すずなりのぽんぽり(ぼんぼり、と濁るよりぽんぽり、と言いたくなるようなふくらみなのです)。

 

なんてキュートなのでしょう…!

私は陳列品ににじり寄り、感嘆のため息をつきました。

 

実物を見たら、まず、確かめたいことがありました。

 

それは、ぽんぽりの構造。

 

中味が詰まっているのか?

それとも空洞なのか?

 

公式サイトの商品説明では、このように書かれています↓

 

縦と横にプリーツをかけた後、一点一点⼿作業でビー⽟を結び付け、⾼温の窯に⼊れることでぽこぽことした⽴体感が⽣まれたカラフルなストレッチプリーツの丸首長袖トップです。

 

ぽんぽりが作られる仕組みはわかっても、完成品がどうなっているかは不明。

画像では判断ができなかったため、ぜひとも実際に確認したかった。

 

結びつけられたビー玉はどうなっているんだろう?

まさか、そのままくっついているわけじゃないよね?それだったら重くて大変だし、服も重みでデレーンと伸びてしまうことだろう。それは嫌だ。

また、ビー玉じゃないにせよ、中身はあるのだろうか?圧縮された布が団子になっているのだろうか。だとすると、じゃまくさくないのかなぁ、袖口…。

 

ぽんぽりの一つに、そっと触れるてみると。

あっけなく、ぺしゃんと潰れました。

 

 

透けるほど薄い布が丸く立体的になっているのでした。

当然重さはなく、もちろんごろごろもしません。

 

なるほど!こういう構造なのね。これなら、大丈夫。

 

ただ、試着してみると、この生地の特性上、仕方ないのですが…。

肌に刺激を感じました。

 

縦横に施されたプリーツの、その角が擦れてチクチクするのです。

普通の人にはなんともないプリーツも(実際、母は気にならないそうです)、超敏感肌の私には刺激になる。

気のせいと流したり、気合で抑えたりはできそうもないチクチクぶりなのでした。

 

でも、素敵!ものすごく素敵。

 

チクチクを除けば、着心地が素晴らしい。

腕を伸ばしても、引っ張られたり妨げられることない快適さ。自由自在。

 

体を入れたときのシルエット。

まるでアメフトの防具のように肩から上腕のラインが丸く張り出すデザインが面白い。

 

 

二の腕のタプ肉を拾わないシルエットが好もしい。

着る人を強そうにも見せますが、逆に痩せているようにも見せてくれます。

矛盾していますが、そうなのです。

 

裾のぽんぽり。

気になるお腹周りに敢えてアクセントをつけることで、出っ張りや肉感を誤魔化す働きがあるようです。

透け感のあるぽんぽりは動きと軽やかさをプラスしてくれる。

 

合わせるものによってはドレッシーにもカジュアルにもなりそうな、守備範囲の広さ。

 

まるで道化師のような、一見ふざけたデザインですが、そこはISSEIMIYAKE。

「大人の茶目っ気」に絶妙に変換され、オフィスにだって違和感のない仕上がりです。

 

着ている人を、遊び心ある人に見せてくれる。

本人だけでなく、周囲も楽しくさせるアイテムだと思います。

 

まさに逸品…!

私はすっかり感激してしまいました。

 

こんなに素敵で、手が込んでいるのに、税込30,800円。

むしろ安いような気すらしてくる…。

 

  • 軽くてメンテナンスが楽。
  • 伸縮自在だから脱ぎ着も楽々で、サイズを気にする必要もない。
  • 丈夫な素材。汚したり破いたりしないで丁寧に扱えば、かなりの耐久性がありそう。
  • チクチクを除けば、ストレスフリーで素晴らしい着心地。
  • 着ている人を素敵に見せる。

これ、買わない手はないでしょ。

 

ただ、どうしようもないのがチクチク。

どうしたって、チクチクする。

この刺激度は、残念ながらアローズやユニクロのシャーリングトップスの比ではありません。

 

 

 

 

 

諦めた方がいいのかなとも思いましたが…。

 

諦められるわけがないでしょう?

買わずに帰ったら絶対後悔するし、また来る羽目になると思いました。

そして、きっと再訪時には完売というよくあるパターン。

 

チクチクは、どうにかしよう。どうにかなるはずだ。

 

それで、めでたく手に入れた、初めての「me ISSEIMIYAKE」。

 

コーディネートなどの詳細は次回以降に。