ごきげんよう。栗毛馬です。

 

うちの老婦人こと母のたっての希望で、「セムラ」を作りました。

 

セムラとはデンマークの伝統菓子。新年からイースターの間に食べるものだそうです。


私はこれを、数年前『サンナの素敵な北欧生活』で知りました。


粗挽きカルダモンを練り込んで焼いたパンに、たっぷりのアーモンドクリームを詰め、生クリームをどっさり載せればセムラの完成!。

 

 


カルダモンって、いい香りなのですよ…。

清涼感の中にごくわずかに甘さがあって、上品。

「スパイスの女王」との別名にもうなずけます。


パウダーではダメです。

必ずホールを、粗挽きで!


 



そのカルダモン香るちょっとリッチな生地のパン、甘くてコクと香ばしさもあるアーモンドクリーム、ふわふわの生クリーム。

 

クリーム二種は多めに作って、食べながらどんどんすくっては追加します。

その、おいしいことといったら!

 

私の作るセムラは小さいので、一度に2個食べるのがお決まりです。

続けて食べても飽きないどころか、さらにもう一個食べたいくらいのおいしさ。

 

セムラのレシピは、ネットで調べたものを元に試行錯誤を重ねて作りました。

 

パンを焼き、アーモンドクリームを作って、生クリームを泡立てて…と、書くととても手間がかかるように感じられますが、手順を極限まで簡略化したため、さほど大変ではありません。気合は要りますが。

 

 

 

熱々のコーヒーと一緒に食べるセムラは最高です。

 

「おいし~い!これよ、これ!」

 

老婦人は生クリームをてんこ盛りにして大にこにこ。

 

「こんなにおいしいんだもの、もっと頻繁に作るべきだと思うわ…。んん~ん!!」

 

奇声を上げて、アーモンドクリームをごっそりすくい取り、ぼってりと塗りつけておりました。