ごきげんよう。栗毛馬です。

 

シヅカ洋菓子店のレシピ本についての続きです。

 

 

 

 

レシピを暗記しきれず、中途半端な配合と作り方になったと思われる、全粒粉ビスケット。

 

怪しさ満点ですが味はとてもおいしくて、あっという間になくなってしまいました。

 

すると、あのインチキビスケットを気に入ったらしい老婦人が哀れっぽくねだるのです。

 

「もうなくなっちゃった…明日のおやつがない…」

 

そりゃ、食べればなくなるに決まってるでしょ!

 

できれば書店でレシピをよく確認した上で再挑戦したかったのですが、


「いいじゃない、あのレシピで十分よ!早く作って!」

食いしん坊な老婦人にせっつかれ、確認を待たず、また怪しい配合で作る羽目に。

 

2回目ともなれば、気楽なものです。

 

バター計って、粉も計って…。

「おおっとお」

雑に作業したら、既定の分量より粉が数グラム多く入ってしまったけど、

「まあ、いいや」

袋に戻すのが面倒でそのまま続けてしまったら、前回よりもさらに生地がまとまりません。

 

牛乳を大さじ1強程度入れたらやっとまとまりましたが、焼けたのを食べてみると何か味が薄い。

 

前回はカソナードの香りが豊かでとてもおいしかったのに、物足りない味に…。残念!



 

「なんだか味が薄い!」

私はブツブツ言いましたが

「えっ、そうお」

うちの老婦人は気づかなかったようです。

喜んでバクバク食べておりました。

 

抜型は、前回の反省を生かして菊型から丸型に変えましたが、これも失敗だったかも。

手持ちの丸型のうち最大のものを使いましたが(直径5cm)、小さすぎてなんだかつまらない。

菊型(直径6cm)のほうがたっぷりと大きくて、より「シヅカ風」だったなぁ…。

 

しかも、厚すぎて不格好。



 

うーん、ちょっとのことでずいぶん変わるものだなぁ…!

 

早く正しいレシピを確認し、次こそはもう少しちゃんとしたものを作りたいものです。