ごきげんよう。栗毛馬です。

ずいぶん間が空いてしまいましたが、

 

 

 

 

 

再度レシピを立ち読みし、分量にあいまいさのない状態で、シヅカ洋菓子の全粒粉ビスケットを作りました!

 

前回はちょっと雑に行った計量を、今回は丁寧に。

 

バターはしっかりゆるめて、牛乳は入れないで…。

 

ははあ、レシピどおりの分量で作るとこんな感じの生地になるのか。

牛乳入りとはずいぶん様子が違います。

ペタペタ感は皆無で、手触りはさらさら。

 

ひび割れないように生地を延ばしていくのが、結構難しいです。

その割には延ばしすぎたようでレシピより少し薄くなってしまったけど、まあいいか。

 

冷蔵庫で十分に寝かせたら、型抜きです。

 

抜き型は、前回失敗した丸型はやめて、6cmの菊型に戻しました。こちらの方が大きいし、楽しいから。

 

抜いてみて、わ、こりゃこりゃ!驚きました。

 

寝かせる前にも感じたことですが、今まで作った生地とは、質感が全然違う…!

レシピにない牛乳を入れてしまったときは、生地の結合感が(少ないなりにもそれなりに)あって、ぬーん、ぬたーんという気配もしました。

 

今回は、サラサラ、サナサナとした手触り。

例えるなら、素焼きの鉢のような(ちょっと違う)。

 

そしてまた、しっかりと冷えた生地の堅いこと。

型を押し入れるのも抜くのも大変。

 

特筆すべきは、型を抜く瞬間の気持ちよさ。

 

抜型を当てて、ぐっと体重をかけて一気に押し込むと、ザクッ、スパーン!

鋭く抜ける。エッジが立つ。

その小気味のいいこと。断面のきれいなこと!

感動的なほどでした。

 

  

 

できあがり。

 

 

うん、生地が薄くなってしまったからやや貧相になってしまったけれど、まあ、こんなもんでしょ。

 

冷めたてを試食してみると。

 

 

 

お、今回はよくできた!いちばんのできばえ。

やはり、「完全レシピ」は「怪しいレシピ」とは違います。当たり前ですが。

 

際立つザクザク感、カソナードの風味、キリリとした塩味。

層になっている生地が、かじるとザクザクホロッと砕けて散らばる、そのはかなさ。

(注意:喉が乾燥しているときは、先に何か飲み物を摂取してから食べた方がいいです。ビスケットのかけらが喉にひっついて、むせます。私はむせました。どうぞご注意を)

 

何度でも言いますが…なんておいしいのでしょう!

 

こんな素晴らしいレシピを公表してくださる太っ腹ぶりに感謝です。


 

行儀が悪いですが、飛び散ったカスを、指でくっつけて拾っては食べてしまったほど、おいしかったです。