ごきげんよう。栗毛馬です。

 

うちの老婦人こと母が、服がなくて困っている話の続きです。



私がブログを書いていると、ダッダッダ…老婦人が走って来て、バーンとドアを開け、叫びました。

 

「プリーツプリーズに行ってみたい!!」

 

なんと!

 

追い詰められた老婦人が目を向けたのは、あの「PLEATS PLEASE」だったのでした。

 

触ったり着たりしたことはなくても、きっと誰もが一度は見たことがあるでしょう。

故・三宅一生氏が立ち上げた、細かいプリーツが特徴の個性的な洋服の店です。

 

 

 

 

 

 

 

鮮やかな色合い、光沢のあるテクスチュア。

独特のシルエット。

モードでアバンギャルド。

特有の世界観。

着ている人はいかにもお金持ちそうなマダムが多い印象。

 

高そうだな…。高いんだろうな…。

興味はあったけれど、素人が足を踏み入れてはいけない世界のような気がしておりました。

通りすがりにチラリと横目で見はしても、遠巻きにして店に足を踏み入れたこともなかったPLEATS PLEASE。

 

おお、そう来たか…!

私は思わず唸りました。

PLEATS PLEASEね。

なるほど、そっち系はノーマークだった。


でも、いい考えかも!

今までの店で気に入ったものが見つからないなら、新規開拓するしかないもの。

 

どんな商品があるのかしら?価格は?

勇んでネットで調べてみると…。

おや!トップスなど、3万円前後からのラインナップ。

 

あら、意外と…手の届く価格帯じゃない。驚きました。

 

いや、冷静に考えるとトップスに3万超はとてもお高いのですが、これまで勝手に「6~8万円くらいだろう」などと根拠なく考えていたため、やたらとお安く感じられてしまったのでした。

 

「意外と安いのね!早く実際に見てみたい!」

逸る気を抑えかね、伸びたり縮んだりしながら叫ぶ老婦人も、金銭感覚がすっかりイカれている様子。

 

「じゃあ、行ってみよう!」

気のふれた二人組。

早速、街へ繰り出したのでした。

 

続きます。