ごきげんよう。栗毛馬です。

 

 

 

こちらは、今年の鏡開きのお汁粉です。

あんこはうちの老婦人こと母が煮たもの。

今回は、とりわけおいしくできました。

 

備忘のために、老婦人から聞き取ったあんこの煮方を記しておきます。

感覚で料理をする人からの聞き取りレシピのため、不備が多いような気もしますが、こんな感じということで。

 

■つぶあん

【材料】

  • 小豆(できるだけ新しいものを選ぶ) 300g
  • 上白糖 150g
  • きび砂糖 150g

 

【作り方】

  1. 小豆はさっと洗い、煮る前の日の晩に厚手の鍋に入れ、水に浸けておく。
  2. 翌日、浸けておいた水ごと火にかける。沸騰したら火を弱め、5分ほど煮てアクを出す。
  3. ざるに空けて、豆を水で優しく洗う(水は冷たすぎない方がよい)。
  4. さっと洗った鍋に豆を戻し入れ、ひたひたより少し多いくらいの水を入れて、豆が柔らかくなるまで煮る。アクが出る場合は取り除く。
    ※途中、豆が水面から顔を出すようなら、適宜水を足す。
    ※時間は豆によって異なる。柔らかいものなら40分程度、硬いものだと1時間以上かかることもある。
  5. 砂糖を3回に分けて入れ、その都度木べらで混ぜながら煮る。豆を潰し過ぎないよう注意。
  6. 好みのかたさになったら塩少々を入れて味を調える。

 

 

きれいな赤!

 

 

 

 

砂糖は、豆の重量と同量で。

ものすごい量だからびっくりしますが、ひるんで減らすと、何か物足りないあんこができあがります。

 

上白糖ときび砂糖の両方を入れるのは、深みとコクを出すためです。

きび砂糖が少し多めの味が私は好きですが、200gまで増やしてしまうとやりすぎです。

 

一旦、水でさっと洗うのがポイント。上品でありながら、豆の滋味もしっかり楽しめるあんこになります。

 

そのまま食べてよし、お汁粉によし、あんこトーストによし。あんまんやあんぱんを作ると最高ですが、手軽にリッツにのせるだけもおすすめ。

 

あんこ(お汁粉やぜんざい)が有名な店には何軒か行きましたが、やはり『うちのあんこ』がいちばんおいしい。


なかしましほさんの炊き方もおすすめです。

びっくりするほどおいしいつぶあんができ、感激したものです。


ただ、時間と手間が掛かるので一回きりでしたが…。


うちの老婦人の作り方の方が簡単です。