ごきげんよう。栗毛馬です。

 

週末の夜更かしの影響が尾を引いています。

頭がぼんやり、身体は重く、だるーい…。

 

元々夜には弱いですが(朝だって弱いですが)、年齢とともに甚だしくなるようで。

翌日より、翌々日やその次の日の方がずずんと堪えるのはなぜでしょう。筋肉痛のようなものなのか。

 

夜更かしの原因は、年賀状制作です。

 

毎年、自作のイラストをPCに取り込み、家庭用プリンタで印刷しています。

 

11月半ばまでに原稿を完成させ、印刷して部分的に着彩。

遅くとも12月初旬には家族に渡す というのが例年のスケジュール。

 

しかし、今年は遅れに遅れ、12月に入っても原画ができていない体たらく。こんなことは初めてです。

 

言い訳になりますが、11月に入って早々に着手はしたのです。

 

ただ、2024年の干支は「辰」。想像上の生物。

 

日本的な龍は前回(12年前)描いてしまったので、今回は趣向を変えたい。

西洋的な龍にしようか。

となると、こんな感じ?

 

 

右上に、ドラゴンが居るのです。小さくて見にくいけど…。

 

 

 

 

…試しに描いてみたら、なんだこりゃ。



 

フグだかハリセンボンだか紙風船の玩具だか…。

希望する格好いいのとは似ても似つかぬものが出現し、絶望ですっかりやる気を喪失。

 

画力もだけどそれ以前に、『ドラゴン』を年賀状に使うのは違和感があるのかな…。

 

時が経てば使えるイメージが降りて来て、もう少しましなのが描けるのではないか。

寝かせておこう。とりあえず。

 

 

…と、このように放置を決め込んでいましたが、あっという間に師走となり、

「まだか、まだか」

家族もしきりにせっついてきます。

 

さすがにまずい。

よし、やるぞ!!

奮起して取り組んだら興が乗り、夜更けまで作業に没頭してしまった、というわけです。



 

今年は初めてデジタルで作成しました。


ブログに掲載する絵を描くために買った液晶タブレットが、年賀状にも大活躍。

(その年賀状ネタで記事が1本書けるのだから助かる!)

 

デジタル絵のいいところは、やり直しができることと、修正がきくこと、色々試せること、散らからないこと。

スキャンする手間や取り込みの調整が不要なのも好ましい。

 

ただ、デジタルだと【肉筆原画】がない!当たり前のことですが。

 

原画は額装して壁に飾る。

これも大切なならわしです。なのに原画がなくて、どうしよう。

困りましたが、とりあえず寝かせておくことにします。

 


 

印刷と着彩が終わり、すっかり片付いた気でおりますが、まだまだ。

宛名書きとコメント記入が控えております。

気を緩めることなく、さっさと進めなければ。

 

 

年賀状関連作業はお金も時間も労力もかかります。

ぐっと簡単に済ませてしまおうか、いっそのことやめようかなんて思ったりもしますが、年が明けて、届いたのを手に取ると、ああ、やっぱりいいものだな…と思います。

 

静かな元旦の朝(最近は昼近くですが)。

ゴトン、と重々しくポストに落ちる音。

きっちりとゴムで束ねられ、キリッと立った角のすがすがしさ。

ひんやりとした手触り。

 

やっぱり、新年はこれがなきゃ。