ごきげんよう。栗毛馬です。

 

一目ぼれして予約した、エルメスのブレスレット、ファランドール。

 

 

 

入荷のご連絡をいただき、受け取りに行きました!(値上げ前にギリギリ間に合いました。)

 

 

 

店舗にて、 

「こちらです!」

見せていただいたファランドールは、白く美しく、まばゆいほどの輝き。

私は陶然となりました。

わぁ…なんてきれいなんだろう!

 

早速腕に着けさせていただくと、、

あれっ。

あれっ?

 

ちょ、ちょっと小さいかも?

T字留め具がO字留め具に届きません。

 

真ん中のサイズがガバガバだったので、わざわざひとつ小さいのを予約したのです。

それが、まさか、入らないとか?嘘でしょ。

 

焦れば焦るほど、遠のく留め具。

ジタバタしていると、見かねたらしい店員さんが手を貸してくださいました。

 

T字の部分を縦にして輪に通して、グイッと引っ張り…

(イタタタ、骨がイタイ!)

どうにか留めてくださったのでした。

 

そして、二人ともなぜか沈黙…。

 

一人では装着できないブレスレット。

困った…。これ、大丈夫なんだろうか?

 

腕を動かしてみました。

ファランドールは、腕に食い込んで微動だにしません。

密着しているから、正直ちょっと鬱陶しいし、痛いような気もします。うっ血しないだろうか?

 

ブレスレットは、リストバンドではないので、密着しているより、動きや揺れがあった方が、美しい。

 

残念なことに、「食い込みファランドール」は、全然美しくないのでした…!

ああ、こんなことになるなんて!まったくもって想定外!

 

私はファランドールを凝視しながら忙しく考えました。

 

サイズ交換をお願いするか?

でも、そうすると値上げ後の入荷になるのは確実。

だいたい、サイズ交換が可能なのかすらわかりません。

どうしよう…。

 

ん?ふと、気づきました。

あ、これブレスレットを着けた位置が悪いんだ。

 

ファランドールが巻かれていたのは、手首の出っ張った骨の上、よりによって手首の一番太いところだったのでした。

おまけに、出っ張ったところにちょうど一番大きいモチーフが乗っかっている。

これじゃあ、金具を留めようと引っ張ったって難しいに決まってる。

無駄な隙間ができてしまうし、無理に引っ張ればモチーフが骨をえぐって痛いのも当たり前。

 

果たして、ブレスレットの位置をずらしたら、いい感じにゆとりが発生し、食い込みは解消されたのでした。

 

「食い込みファランドール」が「素敵なファランドール」に変身したら、ちゃんと似合うようになり、胸をなでおろしました。

 

念のため、一人で着けられるかを改めて確認しました。

一旦外し、気持ちを落ち着けて、着ける位置に注意して…。

少しだけ手こずりましたが、一人で問題なく着けることができ、一安心。

ああ、よかった。とても色々な意味で!

 

「大丈夫です!購入します」

と言うと、店員さんもほっとしたようでした。