ごきげんよう、栗毛馬です。
ここ数年、服装の9割は年間を通して「シャツまたはブラウスにパンツ+スカーフ」です。
シンプルで適度にきちんと感があり、シチュエーションも選ばず便利ですが、暑い季節はスカーフを使えないのが残念でした。
変化を付けられず、いつも同じような印象になってしまうし、エルメスと一緒におでかけできなくてつまらない。
しかし、今年の夏は、おしゃれを満喫できました。
それは、ツイリーを首に巻くことを覚えたからです。
きっかけは、エルメス店員さんの一言です。
直営店でツイリー「クリケティス」を買ったときのこと。
私は、バッグのハンドルに巻く想定で、ツイリーを螺旋状に置いて、バッグに巻いた場合の見え方を想像していました。
ぐるぐるっと巻くと…こんな感じ?端がいい感じに見えて…。
すると、店員さんが、おっしゃいました。
「最近は、バッグに巻くのではなく、首に巻く方も多いですよ」と。
ほ!なるほど。
私の中では、「ツイリー→バッグ用」のイメージでしたが、人間に巻いたって構わないわけで。
帰宅後、早速、シャツとツイリーを集めて(といっても数本ですが)、試行錯誤。
やってみてわかったことですが、ツイリーを首巻きするときは、特有の形がネックになります。
細くて、長くて、ペラペラ。
ただ、細いと言っても、首に巻くには幅がありすぎる(私の短い首では対応不可能)。
細長い形状は、巻きやすく、崩れにくいけれども、立体感に欠け、のっぺりしがちなのが難点。
個人的にはスカーフの魅力って、色柄だけでなく、「風をはらんで、ふんわりとなびく」「素敵なドレープ」「寂しい胸元を立体的に彩る」ことにもあると思うのです。
動きで、装いに優雅さを感じさせる。
残念ながら、ツイリーでは対応できない。
ぺらぺらのっぺり…。これなら、ない方がいいのでは?
そこで、対策を考えました。
簡単です。ツイリーの幅を二つに折ればいい。
これで、立体感のなさ、ドレープのなさ、包帯じみて見えること、すべて解決!
というわけで、首にじかまきする場合や(←おにぎりみたいですが)、シャツの衿越しに巻く場合は、ツイリーの幅を半分に折ることにしました。
※すらりと細く長い首をお持ちの方は、折らなくても大丈夫だと思います。その方がツイリーの柄は楽しめます。
普通の襟のシャツに。
バンドカラーのブラウスに。
ノーカラーのにも。
ふうむ。なるほど。確かに、悪くない。
変化がうまれて、楽しいぞ!
同じブラウスでも、合わせるツイリーによって印象をガラリと変えられることが面白い。
最も簡単で確実なのは、スタンダードな形のシャツの襟の下に、ネクタイのようにくぐらせて前で結ぶ、という方法です。
ツイリーの剣先の方向によって、印象が変わります。
「内股」(画像1枚目)だとおとなしめできちんとした印象、「外股」(画像2枚目)だと元気でカジュアルな印象。
衿つきならばツイリーが肌に直接触れないので、汚れにくいのもよい点かと思います。
2回結びではなく、1回結びでも軽快で夏らしくていいですが、風に飛ばされたり落としたりするのが怖いので、特に移動中などは2回結びにしていました。
もちろん、バンドカラーやノーカラーに合わせることも可能です。
その場合、衿空きに合わせて少し緩めて巻くと、バランスがいいようでした。
コーディネート例1:キレイ目のパンツにシャツをタックインしてベルト。首元にはクラシカルでキレイ目な柄のツイリー。
スカーフのように大げさにならず、さりげないのがすごくいい。
会社服にどんどん活用しました。
行き帰りは暑いので外して、社内でツイリーを装着。
冷房対策にもなって、一石二鳥。
エルメスを使う機会が増えるのが嬉しい!
それから、もちろん、エルメス店舗に行くときにも。
「エルメス製品を使っています!エルメス大好きです!」アピールが簡単にできます。
バッグの中に入れておいて、エルメスに行く前、エスカレーターで上昇中などにさっと取り出し、巻くのです。
慣れれば、鏡がなくても秒で結べます。
コーディネート例2:休日限定になりますが、ノーカラーのブラウスにテーパードのアンクル丈デニムを合わせ、「おもしろ系」ツイリーを巻く。
自分としては、このコーディネートが特に気に入りました!
デニムに「おもしろ系」というのがポイントです。肩の力が抜けて、「こなれ感」が出るように思います。
「ポップ系」もいいと思います。
首にシルクを巻くことに伴いがちな仰々しさが、おもしろ柄で雲散霧消します。少しばかり痛快です。
ツイリーで遊ぼう!楽しもう!
というわけで嬉しすぎて、この夏はツイリーをたくさん買ってしまったのでした。