落ち込んでいる原因

ここ最近のことですが、凄く落ち込んでいたことがありました。ですが、あることに気が付くことが出来て、気持ちをすっきりとさせることが出来たのでした。

落ち込んだ原因は、ある人から何の役にも立たないといった感じのことを遠回しにですが言われたからです。

僕は、人からちょっと言われただけで、凄く落ち込んでしまうのです。

全ての人が僕のことを肯定的に見ているとは、流石に思ってはいません。ですが、目の前で悪く言われてしまうと、ショックなのは隠せません。

過去を遡ってみても、僕は人から否定された言葉をいわれると激しく落ち込んでいました。厳しい母だったから、僕が子供の頃は、毎日のように叱られては否定されてきました。正座させられては、「あれだけ言ったのに、どうして分からないの!出来ない子だね!」と、言うのです。そのことは、記憶に残っているくらい心に傷をもたらすものでした。その為に、僕の心の中でずっと引きずってしまっていたのかもしれません。大人になってからも、散々言われてきたと感じているからです。上司や同僚から、あるいはお客様から、この役立たずみたいなことを言われるたびに、反応してしまい落ち込んでしまう自分がいたのです。

ただ、その原因は単純に、僕が打たれ弱いからだと思っていたのです。

人は他人を傷つける事なんか出来ない

今回も人に否定されて傷ついてしまって、落ち込んでいたのです。ですが、ふとした時に、ある人に教えてもらったことをふと思い出したのです。

昔、かつて勤めていた会社で上司との兼ね合いが悪く、いつも上司から否定された言葉を浴びせられていたんです。そのことに悩み耐えきれなくなって、かつての師に相談したのです。その時に、かつての師は、確かこんなこと言ってきました。

「そうしたら、君はテニスが下手くそだと言われて傷つくのか?」
「いえ、何も傷つきません。だって、僕はテニスをしたことがないからです。そんなこと言われても傷つきません。」
「じゃあ、どうして役立たずと言われて傷つくのか?」
「どうしてでしょう?僕にもわかりません。」
「それは、君が気にしていることだからだよ。」

その時に、確かにと思ったのは間違いありませんでした。あの時の僕は誰よりも役に立ちたいと思っていましたから。

先日、本を読んでいたら、同じようなことの内容が書いてありました。その時に、かつての師との会話を鮮明に思い出せたのでした。

その本には、こうも書いてありました。

「人は、絶対に他の誰かを傷つけることなんか出来ないのです。他人があなたを傷つけたのではありません。あなたがあなたを傷つけているのです。」

僕が否定されたことで傷ついてしまっていたのは、自分が自分を否定的にしか見ていなかったからなんです。

実際に考えてみたら、何か同じことを言われたとしても、人の反応は様々だと思うのです。例え、役立たずと言われて、僕のように落ち込む人もいれば、それを期待されていると捉えて頑張ろうとする人もいるはずなんです。

頑張れと応援されて、励みになる人もいれば、追い込まれた気持ちになる人もいます。

それは、その言葉自体に意味がなく、受け取る側が意味を付けて捉えていることを意味するのだということです。

自分自身が自分を否定していたら、人から言われた言葉に傷ついてしまうのです。自分が自分を否定していることに気が付きました。自分だけは自分の味方であり、一番自分を認めてあげる必要があったのだと省みることができました。見方を変えられたです。そうしたら、気が付けば前向きになっていたのでした。




最後まで読んで頂きありがとうございます。
今日も自分をご機嫌に。
メルシー