レンブラント(バロック巨匠)バースデー(江戸時代生まれ) | 西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

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「光と闇の魔術師」の異名をもつ レンブラントは、

 

17世紀オランダバロックを代表する画家です。
 

 

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7月15日 

レンブラント・ファン・レインのバースデー

 

1606年生まれ

Rembrandt Harmenszoon van Rijn

 

 今年で、417歳

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西洋美術史全体のなかでも、

 

とても重要なポジションにある人物です。

 

 

 

 自画像 ルーヴル美術館


 

 

 

 

 

画家のなかで、誰が好きかと聞かれたとき、

 

「レンブラント」って答えると、

 

なんとなく、かっこいい感じがします。

 

(通好み、という感じ)



 

 

 

「光と闇の魔術師」と異名を持つ画家の作品は、

 

人々の、心の深い部分に

 

印象づけられるせいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

光と影(あるいは闇)の表現を極めた画家は、

 

レンブラントだけではなく、

 

西洋美術史上に何人かいます。

 

 


 

 

カラヴァッジオ、フェルメール、ベラスケス、

 

ジョルジュ・ド・ラトゥール

 

 

(まだ、いますね...)

 

 

 

 

 

 

そのなかで、レンブラントならではの特徴は、



 

光の部分を、光と意識させないくらいに、

 

自然に表現されているということ。

 

 

 

強弱は強いのに、なんとも自然です。

 

 

 

 

明るさも暗さも、当たり前のように、

 

一枚の絵の中に同居していて、
 

 

意図的に視線を誘導するような、

あざとさがありません。

 

 

 

 

 

言われてみれば、

 

ここが明るくなってるな〜、みたいな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、レンブラントといえば、

 

触れておきたい件があります。

 

 

 

1991年に、「ポンヌフの恋人」という映画がヒットしました。

 

 

 

パリ ポンヌフ

 



 

 

パリで最古といわれる橋(ポンヌフ)の上で、

 

路上生活する男女の物語です。

 

(タイトルがもたらすイメージほど、ロマンチックな話ではない)

 

 

 

 


 

 

ストーリー中盤で、

 

ジュリエット・ビノシュ演じる画学生が、

 

病で視力を失っていく恐怖のなか、

 

 


 

 

「目が見えているうちに、もう一度見たい絵がある」

 

と言って、

 

ルーヴル美術館に忍び込みます。

 

 

 

 


 

彼女が見たかった絵は、

 

ルーヴルにかかっている、レンブラントの自画像でした。

 

(上記に掲載した写真の絵)

 

 

 

 

 

この選択は、そうとう渋いですねぇ・・

 

 

 


 

画学生だからであればこそ、のように思いますが、

 

 

あの場面で、

 

レンブラントを見に行かせる設定にしたのはなぜか。



 

 

彼女は、レンブラントのどのへんが好きだったのか。

 

今でも、とっても気になります。

 

 

 

 

 

 

 

レンブラント、お誕生日おめでとうございます!

 

 

 

 

 

417歳。

 

 

バロックは遠いなー。

 

 

 


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内田ユミ(ルーヴルの魔女)