終わりと始まり___(絵画巡礼)春の特別対応 | 西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

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明日は、春分。

 

 

まだほんの10日前のことですが
西洋美術史セミナーを


久しぶりに会場で行いました。

 


西洋美術史セミナーの
レジュメを作っているとき...

どんなテーマであろうとも
共通して感じることがあります。


それは、
永遠に続くものは、ひとつとして
ないということ。



「〜〜主義」「〜〜イスム」は、
終わりと始まりが常にセットで


自ら終わろうとしないものは、
強制的に、終わりを迎えます。



「強制終了」と聞けば、
外部的な力の働きによるものだと
感じやすいのですが、


実は、存在そのものが
潜在的に持っていた要因でおこる

必然の崩壊でもあります。


(タロットカードでいうなら「塔」です)




たとえば、印象主義であれば、
印象主義という理念をさらに追求しよう、

印象主義・的であり続けよう、、、
とすることで

内部でおこる矛盾を
抱えきれなくなっていきます。




けれど、その「終わり」は、
「滅亡」とは違っていて、


終わりゆく過程のなかで
次の芽となるものが
残されていきます。



終わるとは、始まること。



春になって、花が咲くようになると
季節が巡ったことを実感します。



春という季節の名称は、
同じだけれど、

去年の春と、今年の春は違います。



去年のあなたと、
今年のあなた

去年のわたしと、
今年のわたしも違います。


いずれ、何もせずとも、
移り変わっていくのなら、

自らの意思で、進みたい方角を
決めていきたい...。

表面は同じように見えても
中身はまったく違う春にしていきたいと
思うのです。


🌸🌸🌸🌸🌸

 

 


>西洋美術史オンライン講座 絵画巡礼

 

 


 


絵画の見方が、半年〜1年くらいで
まったく変わります。

目が入れ替わったかのように
同じ絵が、違ったものに見えると思います。



始まりのこの季節に、
新しい世界を体験してみたいあなたを
お待ちしています!

※3/21(春分の日)まで春の特別価格で
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西洋美術史講師 内田ユミ