順番のヒミツ | 西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

絵画鑑賞をもっと楽しく!絵の意味が分かる!

 



西洋美術史は、
膨大な知識が必要なジャンルの
ひとつですけれど、



まずは、ライトに楽しみたい方に
面白いところをちょっとだけ


お見せすることは可能です。



そして、その次の段階として、


「もう少し知りたいな」
と思った人には



せっかく芽生えた関心を失わずに、
全体像をつかむための
とっておきの方法があります。



ここで方法を間違えると、
その人と絵画の関係は

永久に失われてしまうかもしれません!!




今日のヒミツは、

その方法「順番のヒミツ」です。








★方法(1)

細かいところはスキップして
大きな要素だけで組み立てていく方法。


基本は時系列で、いったん、

最初から最後までの流れを
ざっくり押さえてから、

最初に戻って、細部を埋めていきます。






★方法(2)

時系列の最初(古代)から
学びをスタートするのではなく

スタート地点を現代にして、
過去へ遡っていく方法。




自分たちのいる現在地には
リアリティがあるので、

最初でつまづくことが少ないという
メリットがあります。


でも、順序としては本質的に逆なので、


学びが進むほど、
難しさ(というか、もどかしさ)を
感じるようになります。






<方法2の応用例>

時系列はいったん横において
好きな画家に絞って深めることも
オススメです。


自ずとその画家と関係があった
他の画家との関連も知ることになります。





例えば、私は学生のとき、
「ダリ」を卒論のテーマにしました。



ダリを知っていくうちに、
ダリが尊敬していた「フェルメール」や
「ベラスケス」についても、

知らないではいられなくなります。
(→古い時代に戻る)



実は、多くのひとが無意識に
取り入れているのは、この方法です。


ですが、やはり正攻法としては
方法1だと感じます。

(西洋美術史は、美術の歴史だから)





古い時代のことは、馴染みが薄く、
難しく感じる概念が多いです。



その代わり、順をおっていけば、
途中から加速度的に
やさしく感じるようになっていきます。





順序としても、
時間軸に沿った展開は自然で、

体系的な理解を得やすいです。




つまり、方法その1のデメリットと
その2のメリットが、

ちょうど対になっています。






ときどき、
「ユミさんの書く記事は、分かりやすいですね!」

とメルマガ読者さんから
お褒めの言葉をいただくことがあります。


とても嬉しいです! 




でも、ですね。


それはたぶん.......





分かりやすく感じてもらえる
トピックスに絞って

記事を書いてるからだと思います。







段階を飛ばして、
途中から見せる形にしてしまうと



西洋美術史って難しいな〜
と思う人を増やしてしまいますよね。


それは、私にとって不本意な結果です。







順を追わないと分かりにくいことは、

順を追って、勉強したい方々にだけ
ご提供しています。





まぁ そんなわけですので、
ご興味をもっていらっしゃる方は


2月8日(土)午後、
渋谷ヒカリエのセミナー会場に来てください。




「ギリシア神話」「キリスト教」

西洋美術史においては、ここが最初の
大きなパーツです!




このパーツを、
「絵画を観る」という目的にそって

組み立てることが
今回のセミナーの主旨です。






絵画鑑賞に関して
今よりステージアップするために

スキップしてイイとこと、ダメなとこ、


その区別をご自身で判断するのは、
けっこう難しいのではないかと思います!









わたくし、しょっちゅう


セミナーをやっているように
見えているかもしれませんが、



毎回、同じ内容を
行なっているわけではありません。




会員様限定だったり

誰でも受講できるけど、難易度高めの
エグゼクティブシリーズだったり、、、


いろいろです。





今回は、最初の部分からお話しする
内容(入門編)の「絵画のヒミツ」です。


ヒミツにも段階があります。






予備知識ナシの状態で来ていただいて
大丈夫です。

皆さまのご来場を
お待ちしていますね!!




▽西洋美術史体験セミナー「絵画のヒミツ」


>>ご案内とお申し込みはこちら



★2月8日(土)午後
★渋谷ヒカリエカンファレンス
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
講師:内田ユミ
 

 

絵画の見方、西洋美術の楽しみ方を

お伝えしています。


 

 

◇今日も読んでくれてありがとうございます

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