まとめて体系化した人_ギリシア神話のヒミツ[2] | 西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

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ギリシア神話には、いわゆる「聖典」はありませんが、

文字としてまとめた人物がいます。

 

詩人「ホメロス」です。
 

 


紀元前8世紀頃、ホメロスは、

それまで各地で長い期間にわたって形成され

口伝えに広まっていた伝承をもとに、
 

 

 

 

自らの才能による、詩的・文学的要素を加味して再構築し、

叙事詩の形で伝えました。





さらに、ホメロスに続いて、「ヘシオドス」が、

 

神々の系譜(誰々の子が誰で〜などの関係)を体系化します。


 

 

 

「ギリシア神話に 教祖はいない」と 前回の記事  で書きましたが、
 

 

事実上は、この二人の詩人が、

 

教祖のような立場としてとらえられています。





長期間、広範囲で、あいまいに受け継がれてきた伝承を

ホメロスとヘシオドスという詩人が、
 

文字として残したことにより、

 

 

 


ギリシア神話は、後々の世まで

その輪郭を明確に残すことができました。





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ホメロスとヘシオドスは、ギリシア人にとって、

宗教に関する権威とされていた。

 

いや彼らは、ほとんど宗教の創始者といってよく、

少なくとも神々の世界の整理者、解釈者であった
 

神話学者:カール・ケレーニイ「神話と古代宗教」

 

ー引用:ギリシア神話[神々の世界]ー

 

 

 




「へシオドスとミューズ」
ギュスターヴ・モロー作(オルセー美術館所蔵)

 


*・・*・・*・・*・・*

 

 

 


 

 

 

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