デメテル像_ルーヴル美術館
豊穣の女神・デメテル像です。
豊穣とは、作物の豊かな実りを指します。
ギリシア神話には、他にも
豊穣の神(酒の神)ディオニュソスがいますが、
デメテルが司るのは、主に穀物(小麦)です。
そのため、絵画では麦で編んだ髪飾りをつけて
描かれることがあります。
デメテルの娘・ペルセポネは、
冥界の神ハデスに見初められ、
強引に冥界へ連れて行かれました。
半狂乱状態になったデメテルが、
松明をかざし、昼夜問わず娘を探し続けた結果、
ハデスのもとにいることを突き止めます。
その逸話から、松明を手にかざしている様子も
しばしば見かけます。
デメテルの両脇にあるのは、「豊穣の角」。
穀類、果物、野菜などの大地の実りが
湧き出てくる豊かさの象徴です。
・・と、
たくさんの目印があるので、
デメテルは、見た目に判別しやすい神様です。
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制作・運営:内田ユミ