ダリ展・ダリのディズニーアニメ(未完成)も上映されています(ご感想その3) | 西洋美術の楽しみ方_ルーブルの魔女からの伝言

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今、六本木の国立新美術館で開催中の

 

「ダリ展」ですが、過去(2006年、1999年)の

 

ダリ展と比較しても、

 

非常に多くの作品が展示されています。(約200点)

 



 

 

(これは1999年の図録:この時は100点あまりでした)

 




▼「ダリとシュルレアリスム」セミナーに
 参加された方のご感想

 


【 ご感想、印象に残った点、疑問点、ご要望など 】

これまで自分が好きな西洋美術作品は、
いわゆるルーブルに陳列されている系統だと信じていましたが

私はポンピドゥーのほうがいいのでは???

と、気付かされました(笑)


でも、200点と多いということなのに、
比較的有名な作品が今回きていないのは
どうしてなんでしょう(-_-)


ダリ展がはじまるまえから
一緒に行ってくれる人を探してましたが>_<

今回、お話を聞いてみてさらに行きたくなったので、
ひとりでも行こうと思いました。

まぁ結局、観るのはひとり、
ですからねー(笑)



【 今後、どんなセミナーがあれば出てみたいですか 】

え?????
って思える画家さんのセミナーは受けてみたいです。

 

 

でも、ギリシャ神話や、
古典的な有名な画家から影響を受けてるっていう

今回のパターンなのですが、
新たな驚きや学びがあって楽しいです。


(Sさま)

 

 


ダリの画家としての生涯全体を通して、

 

有名、且つ重要とされる代表作といえるものは、

 

今回、そこまで多くないな・・と私は感じたのですが、

 

 

 

それでも、「ポルトリガトの聖母」など、

 

必見作品は、多数あります。

 

 

映画4本の上映も、今までにないですね。


ルイス・ブニュエルとともに制作した

 

代表作「アンダルシアの犬」は、

まぁその気になれば、探せるものなのですが、

 


 

未完成とされ、目にすることはないだろうと思っていた

 

ディズニーアニメを見られたのは嬉しかったです。


ステキでしたね〜

 

 

(上映時間はいずれも10〜20分程度です。かならず見てきてくださいね!)


 

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>ギリシャ神話や、
>古典的な有名な画家から影響を受けてるっていう
>今回のパターンなのですが、
>新たな驚きや学びがあって楽しいです。

 

 

 

そうなんです!


 

今回、ギリシア神話の成り立ちまで遡って、

 

白鳥のはなしをしたかったのですが、

 

 

そうすると、本題のダリから離れて

もはや「ダリセミナー」ではなくなってしまうので、


神話やキリスト教に関する部分は、

 

軽い説明にとどまらざるを得ないのですけれど、



古典を踏まえた上で、ダリ流の表現を知ると

 

楽しさは倍増ですね。


 




内田 ユミ