フランスへの旅(後編)オランジュリー、オルセー美術館編 | メルシィのブログ

メルシィのブログ

ブログの説明を入力します。

 気がつけば、もう11月やってきます。早いものですね?。


ん、しまったぁぁ、フランスへの旅の後編書くって言って先延ばしになり過ぎて、忘れていたぁぁ。。。

 



そこで、やっとフランスへの旅(後編)を書きます。

5月半ば、半年も前の事なので、記憶もずいぶん遠いものとなり、かすかに思い出す記憶の糸を辿り書いていこうと思います。
 
旅の後編では美術館を巡って過ごした2日間のお話、後編はオルセー、オランジュリー美術館に行った写真とお話。
 
子供のころの記憶って実にあいまいでほとんどが確かなことなのか、不確かなことなのか、その境目さえあいまいですが。

ぼんやりとある記憶の断片はたくさん残っていて。この記憶も子供のころの自分のうっすらとした記憶の一つで、子供のころに見た印象派画家の絵は、なぜか心に残っていて「いつか本物を見に行けたらいいな」って、モネの睡蓮を教科書で見て思ったことを覚えています。 
 


モネの睡蓮 オランジュリー美術館

その時はいつ行こうとか全然考えていませんでしたが、幼いころに好きだったものって案外変わらないもので、モネの睡蓮の前に立って実物を見る事ができた時はとても感慨深かったです。「本当に来たんだなぁ」って、幼いころに思った夢といえば大袈裟すぎですが、ぼんやりと思ったことをかなえられ、とても満足して涙が出そうに嬉しくって、なんだかフワフワしたのを憶えています。
 
あとは、教科書などで見た多くの作品が展示されているオルセー美術館では、目の前の手の届く位置に幼い頃に見た名画があり、とても不思議な感じでした。

しかも、名画のとなりもとなりも名画だし、全部見たことあるような絵ばかり、オルセー美術館は建物も良いですし、質が高いと思いました。



名画って教科書やテレビなどで紹介されて初めて有名な作品として知りますが、「何でこれが名作なの」って思う作品も中にはありませんか?







私は結構そう思っていて、なんでこれが有名なんだろうって思う作品が教科書にあることを不思議に思っていました、これだったら誰でも描けるんじゃないかとかね。
 


(↑これです、教科書で見て誰でも書けるじゃんって思ってました笑笑。実物めっちゃ良かったです、オシャレな絵です、欲しいです。。。)

でも実物ってみると全然違うんですよ。
本当に疑ってすいませんですね、本当に名画に失礼だったと思います。
 
教科書って表面的な色しか見ることができないですが、実物だと近づいて見ることで絵の具の微妙な色の違いや筆の跡や、凹凸による立体感の表現を見ることができて、油絵って特に平面的なものじゃなくて、すごい立体的なんですよね。だから離れて見るか、近づいて見るかで全然違う絵に感じるんですよ。近くでみると凄い雑なのに、近くで見ると凄いバランス良く見えたり、鮮やかに見えたり、躍動感があったり。見る位置によって全然違うんですよ。



(実物は、この絵の雲や下の花や草木の部分とか動いて見えます、動画です、本当です。)


そこには写真では表現できない、時間の流れ、美しさ、躍動感、奥行きがあります。

あと、この絵とかも、すごい重厚なんですよ。何でしょうね線の重なり?絵の具の重なり?何かはわからないけど一枚の絵で紙なんですけど、凄い重そうだし、この作品も奥行きがあって、時間の流れを感じるんですよね。



 
「百聞は一見に如かず」誰が言ったか知りませんが、本当にそうだなと思います。

全ての長い年月御超えてなお、多くの人が美しいと言われるものには理由があり、すぐれた良さがあるんだなと感じました。これからも一度行ってみたいなと思った所には、時間を割いてでも行く価値があると思いました。

今回は一週間という休みをいただき、皆様にはご迷惑をおかけしましたが、また許される限り自分の行ってみたいと思う場所には行ってみたいと思います。

それがとても遠いところであっても、とても近くであっても。
 
その際はまたご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。

では、長文ご覧いただき誠にありがとうございました。