「スペイン語話せなくてもワーホリできますか?」に対する私の回答。 | 帰りたいブログ(旧La vida de Sevilla)

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スペインのこと中心にブログ書いてます。
ネタがあまりないのでスペイン以外でも書きます。

もうすぐワーホリ終わっちゃうので記念に(?)いろいろと書いていきまーす。

とってもダラダラした文ですぞ。

先日マドリードのりょーさんのブログ記事を書かせてもらいました。

スペインのワーキングホリデー経験者【インタビュー記事】「帰りたいさんの場合」〜費用・仕事などの現状〜

これはまあまあワーホリのこと調べてて更に情報が必要な人向けに書いたんですが、もっと初歩的な質問してくる人もいるので、それついて。

 

よくある質問(というかこれ以外聞かれたことないけど)

 

Q. スペイン語話せなくてもワーホリできますか?

(それはどういうレベルの質問なのかわからないので「スペイン語が話せなくても仕事はできますか?」という意味で回答しますがとっても長くなりますよ。あと完全に持論ですよ。)

 

A.

ビザの取得に関して言えばスペイン語はできなくてもワーキングホリデービザは発行されます。能力を測るテストとかは一切ありません。申請時の書類も確かがっつりスペイン語で書くようなものもほぼ無かったと思うし。(英語で乗り切るかネットで調べれば出てくるような程度の簡単なスペイン語。)ただ、仕事を得るのは難しいと思います。仮にあなたが経営者だったとして、自国の人ですら失業している人が多い現状で言葉を話せない外国人をわざわざ雇いますか?って話。(※スペインの失業率はまだまだ高いです。)

また、働けるようにするまでの手続き(住民登録、社会保障、場合によっては銀行)はなかなか面倒で、これをスペイン語が全く話せない人がやるとなると他人の手を借りないと絶対にできないと私は思います。私は友達に協力してもらってめちゃめちゃ迷惑かけたと思ってる。しかも住居許可証(NIE)がカードとして手に入らないからどこに行っても常にキツい。(ある程度話せたとしても、"外れの職員"を引いてしまった場合に抗議するのはかなり難しいよ。)

優しい経営者に採用された人はもしかしたらそういった手続きを一緒にやってくれるかもしれないけれど、多分大体の人は「今すぐ働ける状態の人(=全ての手続が完了してる人)」しか採用しないと思います。

 

たまにコネもスペイン語も無しで働いた人と知り合うけれども、そういう人は奇跡だと思います。「日本食レストランが新しく開店するからオープニングスタッフに日本人を大量採用」みたいな機会があればワンチャン滑り込みできるかもしれないけどそんなポンポンお店はオープンしません。普通に考えて。あと可能性があるとしたら契約書とか一切やらずに働いているブラックな企業。契約関係注意してね。

※契約に関してはセビージャ在住の藤井加奈さんの記事がとてもわかりやすいのでこちらを参照:本っ当もう勘弁して。スペインに翻弄されて│わたしのスペイン就職体験記②

※加奈さんのこの就職体験記(全3回)、全部めちゃくちゃ参考になるのでスペインでワーホリしたい方におすすめです!

 

スペインでのワーホリ制度が始まった時点では、聞く限りではいろんな日本食の飲食店が求人を出していたような感じがしますが、ふわっと色んな人に聞いた印象では、「ワーホリが始まった時にスペイン語を話せない人を雇ってあまり良くなかったのか、経営者側が当時に比べて雇う基準を上げている可能性」をうっすら感じます。はい。

 

つまりワーホリで働きたいならスペイン語少しは勉強しよ

というか、本気でワーホリのことを調べるまで私も知らなかったのですが、そもそもワーホリビザは取得したからといって働かなければいけないビザではありません。就労ビザじゃないからね。まあこの情報、調べてればすぐ出てくるけどね。ワーホリしたいとか言ってくるくせに私がほぼ働いてないことを言うと「働かなくてもいいんだ(驚)」とか言ってくる人は本気では調べてない、つまり本気でワーホリするつもりがないんだなって思ってしまう。

働かないで旅行とか遊びとか語学学校行くためにワーホリ制度使う人もいるしそれは違法でも悪いことでもないので(ワーキング"ホリデー"なので)そういう使い方も有りですよ。ただ、語学学校行くんだったら学生ビザでも変わらないけどね。ワーホリビザで語学学校行くメリットを考えるとしたら、学校に行かない期間を作ることができるぐらい?1年間フルで働かずに語学学校行っちゃうと残高証明分のお金だけで発行できるワーホリビザのメリットが無くなってしまうよ。

 

それでも、スペイン語話せないけどどうしても働いてみたい!っていう人はインターンシップという手もあるらしいです。インターンっていう選択肢は盲点だったけど、バレンシアでワーホリしているさりーさん(ブログ:さりーのスペイン、ワーホリ、色々と)がやってる。無給らしいけども。(詳細⇒スペインでインターンシップってどうなの?【インタビュー記事】〜サリーさんの場合〜)

ちなみにセビージャではCLICという語学学校でインターンやってるみたいです。前にそんなページを見つけたけどなんか上手く見つけられない。もしかしたらスペイン語コース取った上でインターンのパターンしか選択肢がないかもしれない。お金取られるやんな。

 

ついでに蛇足ですが、国によってはビザ取得から入国まで1年ぐらいあいても大丈夫だったりしますが(入国した時点でワーホリ開始)、スペインはビザを取得した時点でワーホリビザの始まりは決められてて、(申請時に自分で指定した日にち)その日に入国しなかったとしても期限は減っていくので注意。

 

ところで1年(365日)って意外と短いですよ。手続きはしょうがないとして、コネづくりとか情報収集はスペインに来る前からできるから絶対やった方がいい。あと履歴書の準備とか。

例えば住民登録だけで1ヶ月かかって社会保障にも時間かかったらそれだけで残り11ヶ月を切ってしまうし、そもそもそんな円滑に手続き全部済ませるのは至難の業。慣れた人だったらできるでしょうけども…。役所側にもちゃんと仕事してもらわないとそんな上手く行かない。そして平行して仕事探ししても見つかるとは限らない。

 

「それなら仕事も日本出る前に見つけとけばいいじゃないか!」と思う人もいるでしょう。でもね、日本の新社会人の内定とは話が違うから前述したように「今すぐ働ける人」が採用されやすいと思うんですよ。半年前とかから履歴書出してみて好感触でも、実際にスペインに着いたときにそのポストが埋まってるかもしれない。先に仕事見つけてからスペイン来た人がいないわけではないけど。(⇒ワーキングホリデースペインで働くということ【インタビュー記事】〜お布団さんの場合〜)

 

あと、いろんな都市に移動する人は仕事を得られる可能性がかなり狭められると思います。もともと短期の契約を結ぼうとしている観光地の飲食店とかの経営者ならともかく、長期で雇うつもりのある経営者からしたら滞在日数が少ないのはまあ魅力的ではないですよね。

 

ここまでスペイン(セビージャ)のワーホリが充実していない(?)現状ですが、そろそろワーホリに強い留学エージェントとかが現れたりするのではないかと思わなくもない。もうあるかもしれないね。

私はこっちに来るときに学校の申し込みを某留学エージェントに頼んで、1ヶ月の語学学校生活を過ごして、それから連絡を取ることも無いと思ってたんだけど、だいぶ過ぎてから「セビージャのとある語学学校で日本人スタッフ募集してるらしいですがどうでしょうか?」という連絡が来たので、結果的に断ってしまったとはいえ、完全に自力でこっちに来てたら知らなかった話だし、エージェントとのコネもなかなかありだなと思った。

 

 

いやーーー話だいぶ逸れたけど働くには厳しいなスペインのワーホリ笑

手続きが円滑に行かないのと1年という期間が短いせいだよ。入国したらいきなり働けるぐらいの制度にしてくれよ~。笑

結構ぐちゃぐちゃな感じの文になってしまったけど私の回答はこんな感じです。